すでに配信で見られる今年の映画を10本厳選紹介!2021年の最新の名作を見よ

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2021年の映画ですでに配信で見られる作品を洋画邦画合わせて10本紹介します。

藁にもすがる獣たち

藁にもすがる獣たち

藁にもすがる獣たち

2020年/韓国/109分

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あらすじ
失踪した恋人が残した多額の借金を抱え、金融業者からの取り立てに追われるテヨン(チョン・ウソン)。暗い過去を精算して新たな人生を歩もうとするヨンヒ(チョン・ドヨン)。事業に失敗し、アルバイトで生計を立てているジュンマン(ペ・ソンウ)。借金のために家庭が崩壊したミラン(シン・ヒョンビン)。ある日、ジュンマンは勤め先のロッカーの中に忘れ物のバッグを発見、その中には10億ウォンもの大金が入っていた。地獄から抜け出すため、欲望に駆られた獣たちが激しくぶつかり合う。果たして最後に笑うのは……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/94709

曽根圭介の同名小説を映画化した群像劇サスペンス。

パルプフィクションのように、底辺でもがく男女の物語が時系列も操作しながら徐々につながっていく巧妙なストーリーと、韓国映画印の無情な残酷さがマッチしていて、最後まで展開が読めずにハラハラみられる。

意外と道徳的な話になっていて、どんな人間が報いを受けて、誰が最終的に勝つのかに注目してみると、見終わって不思議と爽快感のある内容でもある。

燃えよデブゴン/TOKYO MISSION

燃えよデブゴン TOKYO MISSION

燃えよデブゴン TOKYO MISSION

2020年/中国/96分

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あらすじ
敏腕熱血刑事のファーロン(ドニー・イェン)は、結婚式の日に運悪く銀行強盗に遭遇。犯人たちを追い詰めて一網打尽にするが、過激な追跡劇を繰り広げた結果、危うく警察長官を轢き殺しかけ、デスクワーク担当の窓際部署に左遷されてしまう。その上、婚約者からは別れを切り出され、暴飲暴食に走る羽目に。それから半年。激太りして“デブゴン”と化したファーロンは、例の強盗事件の容疑者を日本へ連行する任務に就く。ところが、ヤクザの麻薬抗争に巻き込まれ、その容疑者が行方不明に。持ち前の並外れた身体能力と正義に燃える心で、日本の遠藤警部(竹中直人)と協力し、捜査を進めるファーロン。だが、そこには巨大な陰謀が待ち構えていた……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/94644

アジアを代表する、世界的カンフーアクションスターのドニー・イェンが、サモハン・キンポーの代表作を引き継いだアクションコメディ。

特殊メイクでブクブクに太ったドニー兄貴のキュートな姿が見られるし、そんな姿でも動きのキレは相変わらずでほれぼれしてしまう。

まん丸の巨体がハイスピードで動く視覚的快感だけでなく、東京の街の中で繰り広げられる陰謀サスペンス、そして正義の心を忘れない男の成長譚としても楽しめる。

ラストの東京タワーの鉄骨部分で繰り広げられる信じがたい肉弾アクションは必見。

KCIA 南山の部長たち

KCIA 南山(ナムサン)の部長たち

KCIA 南山(ナムサン)の部長たち

2019年/韓国/114分

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あらすじ
韓国中央情報部、通称KCIAは、大韓民国大統領直属の諜報機関として権力を握り、組織を束ねる者はその所在地から“南山の部長”として恐れられる存在であった。そんな大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとされるKCIAのトップ、キム・ギュピョン(イ・ビョンホン)が、1979年10月26日、大統領(イ・ソンミン)を射殺する事件を起こした……。事件の40日前、KCIA元部長パク・ヨンガク(クァク・ドウォン)が、亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を告発。ヨンガクは回顧録の執筆にも取りかかっていた。大統領は激怒しキム部長に事態の収拾を命令。アメリカに渡り、かつての友人でもある裏切り者ヨンガクに接触するが、その時からキム部長の運命が狂い始める……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/94628

朴正煕大統領の軍事独裁時代、各地で民主化のデモが起きる中、中央情報部、通称”KCIA”の部長が突如大統領を暗殺した実話の裏側を描く。

民主化に至るまでのきっかけの物語、社会派歴史ものとして楽しめるが、それ以上に任侠、マフィア映画のような雰囲気があり、組織のために自分を殺してきた男の気持ちの変遷、忠誠を誓った尊敬する上司が変わってしまった悲しみに耐えきれない様子が繊細に描かれている。

切ない男同士のドラマとして見ごたえのある傑作で、イ・ビョンホンの熱演もすごい。

Swallow/スワロウ

Swallow スワロウ

Swallow スワロウ

2019年/アメリカ=フランス/95分

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あらすじ
完璧な夫にニューヨーク郊外の美しい邸宅。ハンター(ヘイリー・ベネット)は、誰もが羨む暮らしを手に入れる。ところが、夫は彼女の話を真剣に聞いてはくれず、義父母からも蔑ろにされ、孤独で息苦しい日々を過ごしていた。そんな中、彼女の妊娠が発覚する。待望の第一子を授かり、歓喜の声をあげる夫と義父母だったが、ハンターの孤独は深まるばかり。ある日、ふとしたことからハンターはガラス玉を呑み込みたいという衝動に駆られる。導かれるまま、ガラス玉を口に入れ、呑み下すハンター。すると、痛みとともに得も言われぬ充足感と快楽を得る。異物を“呑み込む”ことで多幸感に満ちた生活を手に入れたハンターは、次第により危険なものを口にしたいという欲望に取り憑かれていく……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/94720

女性監督が、妊娠中の女性が突如として異物を飲み込んでしまう異色症になっていく心理ホラー。

金持ちの恋人と結婚し、妊娠し、はたから見たら幸せの絶頂にいる主人公が、いかに抑圧された環境にいるのかをさりげないシーンの積み重ね、カメラワーク、照明の演出などでしっかり見せ、そしていよいよあんなものやこんなものを飲み始めてしまうシークエンスまでの手際にほれぼれしてしまう。

自分ではなく別の人のものになってしまったかのような自分の体を、傷つけて復讐し、解放されていくような気分になっていく背徳的解放感が一緒に味わえるのも面白いし、最後は新しい形での女性の自立、トラウマの克服を描いていて爽快感がある。

ラーヤと竜の王国

ラーヤと龍の王国

ラーヤと龍の王国

2021年/アメリカ/107分

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あらすじ
聖なる龍の力が宿るという龍の石の守護者一族の娘ラーヤは、幼い頃に父を失い、たった一人で生きてきた。彼女が住む龍の王国クマンドラは、以前は聖なる龍たちに守られた平和な王国だったが、突如邪悪な魔物ドルーンが現れ、ドルーンとの戦いによりすべての龍たちが犠牲に。残された人々は信じあう心を失い、王国は分断されてしまっていた。ラーヤは遠い昔に姿を消した“最後の龍”の力を蘇らせ、バラバラになった世界を再び一つにするため、一人旅立つ。

出典元:https://eiga-board.com/movies/93168

ディズニー製CGアニメの最新作で、配信と劇場公開が同時に行われたいろんな意味で新しいディズニー映画。

色彩の豊かさ、画面の作りこみ、動きの細かさなどは過去作と比べてもかなりのこだわりぶりなので、なるべく大きな画面で集中してみてほしい。

世界観のビジュアルも秀逸だし、誰のことも、自分のことも信じられなくなった思春期の主人公が、前向きな竜のシスーと出会って、自分を変えていく中で同時に世界を救っていく物語が、普遍的な感動を呼ぶ。

コロナ禍で分断が進んでしまった時代だからこそ刺さる内容。

パーム・スプリングス

パーム・スプリングス

パーム・スプリングス

2020年/アメリカ=香港/90分

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あらすじ
カリフォルニアの砂漠リゾート地パーム・スプリングス。そこで行われた結婚式に出席した呑気な青年ナイルズ(アンディ・サムバーグ)は、花嫁の介添人サラ(クリスティン・ミリオティ)に猛アタックする。最初は戸惑うサラだったが、ナイルズの不思議な雰囲気に惹かれていく。二人は人目のつかないところでロマンチックなムードになるが、謎の老人(J・K・シモンズ)に突然弓矢でナイルズが襲撃され、肩を射抜かれる。ナイルズは矢が刺さったまま近くの洞窟へと逃げ込み、サラも後を追う。ところが、洞窟のなかで赤い光に引き込まれ、目覚めると結婚式当日の朝に戻っていた。状況が飲み込めないサラがナイルズを問い詰めると、彼はすでに数え切れないほど“今日”を繰り返していた。タイムループに巻き込まれたサラとベテランタイムルーパーのナイルズは、明日を迎えることができるのか……?

出典元:https://eiga-board.com/movies/94769

よくあるタイムリープSFを新しく味付けしたセンス・オブ・ワンダーにあふれた傑作。

タイムリープにラブコメ要素を加え、自分の記憶以外がすべてが毎日リセットされてしまう状況を2人で共有して、男女間の反応の違いも描いているのがおかしくて面白い。

全てがリセットされる毎日だからこそ、気楽に無責任に生きられると割り切って生きる男、そんな彼に共感するも、やはり現実に戻らなければいけないと思う女、そして巻き込まれる形で同じく日々をループしている老人…。彼らの関係性をコミカルに、時にゾッとするような残酷さも交えて描き、最終的には感動的な成長譚を見せてくれる。

ぬるま湯のようなタイムリープの毎日が何の象徴なのか、年齢、立場などで見方も変わって面白い。

プラットフォーム

プラットフォーム

プラットフォーム

2019年/スペイン/94分

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あらすじ
ある日、目覚めたゴレン(イバン・マサゲ)は、部屋の真ん中に穴が開いた階層が遥か下の方にまで伸びる塔のような建物の48階層にいた。そこでは、上の階層から順に食事が“プラットフォーム”と呼ばれる巨大な台座に乗って運ばれてくる。食事は上からの残飯を摂るしかない。同じ階層にいた、この建物のベテランの老人トリマカシ(ゾリオン・エギレオール)から、1ヶ月ごとに階層が入れ替わる、何でも1つだけ建物内に持ち込める、食事が摂れるのはプラットフォームが自分の階層にある間だけというここでのルールを聞かされる。1ヶ月後、ゴレンが目を覚ますと、171階層でベッドに縛り付けられて、身動きが取れなくなっていた……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/94909

いくつもの階層に分かれ、上から順に食べ物を取れる縦のシステム社会を戯画化した独自のSF映画。

下になればなるほど取り分は少なくなり、上に上がることは自力ではできず、下層の者同士で対立する羽目になり、上にいる連中はのほほんと過ごす…。

そういう現実の残酷なまでの格差社会を風刺した内容、生理的嫌悪感をもたらすビジュアルイメージ、極限状態を生きる人々を演じた俳優たちの鬼気迫る演技などなどハイレベルな良作。

BLUE/ブルー

BLUE/ブルー

BLUE/ブルー

2021年/日本/107分

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あらすじ
大牧ボクシングジムのトレーナー兼選手・瓜田(松山ケンイチ)と、ジムで20年ぶりの日本チャンピオンを狙う瓜田の親友・小川(東出昌大)。高校の先輩・後輩の二人だったが、瓜田はどんなに努力しても試合では負け続きで、ジムの後輩たちにも軽んじられていた。一方、瓜田の勧めでボクシングを始めた小川は、天性の才能ですぐに瓜田を追い抜き、瓜田を介して知り合った天野千佳(木村文乃)とも付き合っていた。千佳は瓜田の幼馴染にして初恋の人で、今も好意を寄せているがその想いを伝えられずにいた。自分が欲しいものすべてを掴んだ小川を瓜田は羨むが、小川と千佳の関係を応援することしかできなかった。順風満帆に見えた小川だったが、ボクシングの影響で脳に障害が現れ、競技を医者に止められる。千佳は引退してほしいと頼むが、チャンピオンを目指す小川は聞き入れない。千佳は瓜田に説得を頼むが、自分では届かない高みを掴もうとしている小川を止められる訳がないと突っぱねられる。ある日、さえない男・楢崎(柄本時生)がジムを訪れる。ゲームセンターで働く彼は、同僚の女性に片思いしている。客とトラブルになり、ボコボコにされながらも、「ボクシングをやっているから素人には手を出せない」と嘘をついて引っ込みがつかなくなって、近所の大牧ジムにやってきたのだ。楢崎は瓜田に“やってる風”程度のトレーニングを頼む。しかし、日々の練習や、チームメイトとの関係を経て、いつしかボクシングに魅了されていく。小川に日本タイトルマッチの話が舞い込み、同じ対戦日、負け越しが続いた瓜田にはデビュー選手との対戦がマッチメイクされ、楢崎もデビュー戦が決まる。次の試合で勝ったら千佳と結婚すると決めていた小川は、勝利しチャンピオンになる。一方、瓜田はデビュー戦の相手にさえ勝つことができなかった。試合後の祝勝会で、仲間から負けを貶されても平静を装っていた瓜田だったが、その帰り道、長年抱えてきた想いを千佳と小川の前で吐き出す……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/94942

歴代のボクシング映画の中でも最弱といっても過言ではない主人公・瓜田を松山ケンイチがキャリア最高レベルの演技で静かに熱演し、夢がかなうわけではないがそれでも毎日を必死に生きる人々に希望を与えてくれる、苦くて熱い青春映画。

ボクシング経験者でもある吉田恵介監督ならではの目線で、強いボクサーでもパンチドランカーで日常生活がままならなかったり、ただのスパーリングでもうっかりすると相手が病院送りになったりするボクシングというスポーツの怖さもしっかり描きつつ、それでもはまって抜けられない人がたくさんいるのはなぜなのか、真摯に丁寧に描いている。

自分が強くなくても、夢や目標は果たせなくても、情熱は伝播するし、その努力は誰かが見てくれている。

そんな普遍的なメッセージを何も持っていない主人公が背中で示してくれる傑作。

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方

2021年/日本/113分

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あらすじ
結婚五十年になる大原真一(橋爪功)と妻・千賀子(高畑淳子)。真一が定年退職後、家にずっと居ることで、千賀子は夫在宅ストレス症に陥ってしまう。相手への気遣いもまったく無くなり、真一は健康麻雀、千賀子は健康コーラスに通い、趣味仲間にお互いの愚痴を言い合うようになり、熟年離婚寸前の状態だった。そんな折、キッチンカーを営む娘・亜矢(剛力彩芽)は、客として来た菅野(水野勝)と出会う。葬儀社に転職したばかりの菅野から終活フェアに誘われた亜矢は、千賀子に行くことを勧める。千賀子はフェアで最新の終活情報を得ると、前向きに今後のことを考えようとするが、縁起でもないと嫌がる真一との間に新たな危機が生まれる……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/93196

超高齢化社会に突入した日本人みんなが見るべき、前向きな生き方を提示した”終活”コメディ。

名優・橋爪功と高畑淳子の熟練の名演とアンサンブルで、夫婦コメディとしても爆笑レベルで楽しめるし、どうやって自分の人生を整理すればいいのかの勉強にもなる。

しんみりする場面もあるが、それでも前向きに、これからもまだまだ元気に生きるために終活をする、という新しい目線をくれる映画。

哀愁しんでれら

哀愁しんでれら

哀愁しんでれら

2021年/日本/114分

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あらすじ
児童相談所で働く小春(土屋太鳳)は、自転車屋を営む父、妹、祖父と共に暮らしている。母に捨てられた過去を抱えながらも、幸せでも不幸せでもない平凡な毎日。ところがある夜、祖父が倒れ、車で病院に向かうも事故に遭い、父が飲酒運転で連行されてしまう。そんななか、火の不始末が原因で自宅は火事になり家業は廃業、さらに小春は彼氏の浮気を目撃、しかも相手は自分の同僚だった……。一晩で全てを失った小春。そんな時に出会ったのが、8歳の娘・ヒカリ(COCO)を男手ひとつで育てる開業医・大悟(田中圭)であった。優しく、裕福な大悟からプロポーズを受ける小春。「ただ幸せになりたい」と願う小春は彼を受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる。まさにシンデレラとなった彼女は、夫と娘と共に幸せな家庭を築いていこうと決意し、新婚生活をスタートさせるのだが……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/94735

土屋太鳳と田中圭というさわやかイメージ満載な2人が夫婦を演じ、超絶に嫌な話を描いた新しい胸糞映画の名作。

タイトル通りグリム童話の本来の意地悪な目線を盛り込んだ、暗黒寓話のような側面があり、憧れの王子様と結婚したつもりでいた女性がどんどん追い詰められていくさまがスリリングかつブラックユーモアたっぷりに描かれていて、終始楽しめる。

娘役のcocoの何を考えているか読めないぞっとするような名演も見事で、土屋太鳳が翻弄されるのがよくわかる。

ラストはある意味ではハッピーエンドなので注目です。

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