篠原涼子&市村正親だけじゃない…「年の差婚」は離婚率が異様に高いワケ

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。

◆なぜ「年の差婚」は続かないのか?

 先日、おしどり夫婦といわれていた篠原涼子さんと市村正親さんの離婚が発表されました。

 25歳差での結婚に、発表をされたとき、市村さんのことを羨ましいと思った方も多いのではないでしょうか。

「離婚について、いったい何があったのか?」は当然、当人同士にしかわからないことでありますが、今回は「年の差婚は実は離婚率が高いのか?」についてお伝えさせていただきます。

◆離婚に対する価値観も大きく変化

 離婚についての価値観が変化をしており、一昔前に比べて、一度の離婚は恥ずかしくないものとなってきました。

 私自身も離婚を決断した際には「私は結婚すらまともにできないダメな人間なのではないか」と悩んだりもしましたが、周りは思っているほど私に対して「ダメな人間だ」と思っておらず、離婚という決断を応援してくれる人ばかりでした。

 婚活している人を見ていると、もちろん離婚を前提に婚活をしている人は一人もいません。末長い幸せが結婚後には待っていると思っているし、私もそうあってほしいと心から願っています。

◆30代女性との結婚を望む40代後半の男

 多くの男性は年下の若い女性との結婚を望み、40代後半男性でも30代女性との結婚で子供を希望します。

 しかし、実は年の差婚というのは、その年の差と比例して離婚率が上がっていくという調査結果もあります。年齢が5歳以上離れている夫婦と5歳未満の夫婦だと離婚率は約2倍違ってくるそうです。

 それでは、なぜ年の差婚が離婚につながるのか? その原因を考え、年の差があっても死ぬまで仲のいい夫婦でいる方法を考えてみましょう。

◆年の差だからこそ余計に感じる「不一致」

 年の差婚が離婚につながる大きな理由は「価値観の不一致」です。

 もちろん年の差婚ではなくても一般的な離婚理由ではありますが、年の差婚だとわかっていたとしても価値観の不一致を避けることはできません。

 生きてきた世代が違うため、社会背景がまったく違うからです。

◆仕事への価値観にも大きな差

 たとえば、ゆとり世代といわれる30代前半の女性の仕事に対する価値観は「男女平等」だと考える人が多いと思います。

 仕事ややりたいことを自分で選択でき、情報は常にネットから得ることができるそんな環境で育っているため、たとえ就職をしたとしても自分の能力が上がり、チャレンジをしたいと思えば、すぐに転職を選択するかもしれません。

 しかし、20歳程度年上の男性からすると、一度決めた会社でやり抜くことこそ社会人だと思っているかもしれないし、厳しく叱られることや上下関係は当たり前だと思っているでしょう。

◆ギャップを埋める方法は?

 こうした潜在的な価値観はどんなに意識をしても変化せず、影響してきます。「これが当たり前だ!」という自分の正しさをお互いが持ってしまうと、年の差を感じずにはいられません。

 潜在的な価値観を合わせることはできなくても、相手の価値観を認めることはできるはずです。

「そういう方法もあるんだね」と相手の考えを認めること。これこそが解決する糸口になると思います。

◆男の老け始めと女盛りが同時期に

 そして、年の差婚が離婚につながるもうひとつの理由が「市場価値の変化」。

 たとえば、47歳男性が30歳女性と結婚したとしましょう。結婚した当時は経済力があり、健康で、自分の好きなように生きていた男性も15年経つと男性は62歳。そのとき、女性は45歳です。

 40代女性は女盛りでもあり、人生経験も体力も経済力もかなり安定し、強くなっています。

 それに比べ、男性は60歳を過ぎても元気とはいえ、どうしてもだんだんと体力がなくなり始め、男としてみられる出会いなども減り、精神的には家庭で落ち着く頃でしょう。

◆より一層、男を磨き続けることが大切

 まだまだ市場価値が上がる女性に対し、市場価値の下がったパートナーが魅力的ではなくなって見えてしまう可能性はかなり高いです。

 実際、40代で浮気に走る女性は珍しくありません。そんな女盛りの40代に年の差婚を見直す人は多いのです。

 これを解決する方法はひとつ。見た目から男を磨き続けることしかありません。

 健康を意識し、筋肉をつけ、加齢臭などのケアも怠らず、性欲もできるだけ若い女性に合わせて保ち続けることをおすすめします。

◆等身大の結婚生活が結局、一番幸せ

 それでもやはり年齢には勝てないところも多くあるでしょう。

 末長く一緒に歩幅を合わせて老後は2人で田舎の土手を笑顔で手をつなぎながら歩きたい……そんなのほほんとした未来をイメージしているのであれば、婚活の時点で、「若い女性がいい」「美人がいい」などという欲に負けず、本当に自分が心許せる女性を選んで等身大で結婚生活を楽しむことをおすすめします。

 いつか子供がほしいと考えている男性は35歳までに本気で婚活をし、年齢の近い女性にするメリットはとても大きいです。

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

【山本早織】

1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。メルマガ「結婚につながる恋のコンサルタント山本早織があなたの恋のお悩み解決し、最高の結婚生活の作り方も教えます」が配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_)

2021/8/5 8:54

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