パチンコ屋の‟お声がけ”はプロの証!? 店員からの警告集

◆店員からの“お声がけ”はプロの証か

 パチプロなら誰もが経験するであろう、店員さんの"お声がけ"。「それ以上店から利益を取るな!」といった内容の注意喚起をされ、それでも続けていたら出入り禁止になってしまうこともある。店員からお声がけをされたら、ある意味「プロの仲間入りした」と言えるだろう。普通は注意されたら攻略打ちをやめて、店を後にするケースが多い。

 近年のパチンコホールでは、ホールコンピュータ(通称 ホルコン)による出玉の監視システムがあり、プロが巧い打ち方をして出玉率が上がった際にアラームが鳴る設定もあるようだ。そして監視カメラで手元をチェックし、攻略打ちをしていたら声をかける、というホールが多い模様。

 だが、一方ではパチプロを客寄せパンダ的に利用するため、どれだけ巧い打ち方されてもまったく注意しないホールもある。また、「ちょっとだけ抑えてもらえませんか?」といった、ある程度は許容している旨のお声がけをするホールもあれば、一発退場となってしまうホールもあるようだ。そこで今回は、パチプロからの情報を元に、プロに対するお声がけの例をまとめた。

◆優しい言葉で警告

▼『次やったら退店していただきます』

 これがもっとも多いパターン。攻略打ちをしているのに気付かれても一発退場になるお店は滅多になく、これを言われたら「イエローカードを出された」と認識すればよい。枕の言葉は「データ異常が出ているので」や「プロの方はお断りしているので」といったものから、「後ろで打ち方見ていましたので」など、あなたのことを我々はしっかり見てますよ!と警告してくるパターンだ。優しいパターンとして「それ続けられるとグループ全体出禁になってしまうんです……」といった注意もある。

▼『お客様、巧いので少し控えていただけますか?』

 これは一番優しいお声がけではないだろうか。このくらいなら、止め打ちだけやめれば打ち続けることもできる。優しい言葉で窘められているうちに退店するのも、プロとして必要な立ち回り術のひとつと言える。

▼『うちのお店は地域密着型のお店なので、すみません』

 最近はあまり聞かなくなったが、これも10年くらい前はあったとのこと。「地元に住むお年寄りの方に楽しんでほしいから」という営業方針のお店で言われることがあったそうで、プロとしても「これを言われたら仕方がない」と思える言葉である。

 20年、30年も前ならば、パチンコ屋の店員はパンチパーマのいかついオッサンというイメージもあったが、最近は優しいイメージを売りにする店も多くある。そうした店でも、プロには厳しい言葉で警告を発するケースもある。

▼『会員カードお持ちですか?』

 これは実際に筆者が言われた言葉。初代北斗無双での時短中に止め打ちを開始したところ、店員が飛んできて会員カードの有無を聞いてきた。両隣には普通に会員カードなしで打っている人がいるのに、ピンポイントでこのお声がけは不自然すぎる。要は「見てますよ」ってことが言いたいのだろう。もしくは、巧い打ち方をする人は会員として個人情報を管理しておきたいということもあるのだろうか。いずれにせよこの言葉は、間接的に注意するいやらしい手法といえる。

▼『データとっていますか? それなら出禁です』

 これも単純に「プロお断り」が言いたいだけなのだろうが、なにかしらのきっかけを見つけて出禁を宣告するパターン。「他にもたくさんいるのに……」と言ったところで覆るはずもない。

◆ストレートな物言いで出禁に……

▼『二度と来るな!!』

 こちらは、もはやお声がけレベルを超えている一発レッドカード宣言。ゴトや窃盗などの犯罪レベルでもない限りここまで厳しく言われる店は滅多にないが、実際にまったくない話ではない。

 話を聞いたプロの方は、ちょっとした止め打ちではなく、ゴリゴリの攻略法を実践していたところ、事務所に連れて行かれたという。そして、店長らしき人から「わかってるよな? 貯玉は交換していいから二度と来るな」と言われたそうだ。

 以上がプロなら一度は言われたことがあるであろうお声がけセリフの例である。最後の完全一発退場の例は他にも聞いたことがあるが、共通しているのは「店員のお声がけの最終形はタメ口で高圧的になる」ということ。出禁にする人は、客だと思っていないからこその態度だろう。

「これがパチンコ店の闇だ……」と思う人もいるだろうが、ゴト寸前ともいえる大胆な攻略打ちをしているのなら仕方ない話である。敬語で話しているうちに打ち方を変える、または退店するのが上手い立ち回り方法のひとつなのではないだろうか。

文/セールス森田

【セールス森田】

平成生まれのパチンコライター。CS放送のパチンコ番組などに出演する際は、信頼度のパーセンテージを他の事柄に例えるネタを披露している。現在はweb媒体を中心に活動中

2021/8/4 8:29

この記事のみんなのコメント

5
  • トリトン

    8/5 8:25

    まあ自分もあきひろくんも昔の話やからな、今はパチンコなんかやってないからね、でもおおらかだったが、今はボッタクリの店が多いいのかな。今でも羽根物なんか有るのかな、スロットなんか自分の時には無かったからね。

  • あきひろ

    8/5 7:41

    名古屋は人の多いだけの田舎だからそんな店しか無いのでしょうね

  • へーそれはおかしな話しですよ、ぼったくり店じゃないの?

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