海で水着からポロっと。意中の相手とジェットスキー中に悲劇が襲う

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 恋が盛り上がる季節といえば夏。しかし「ひと夏の恋」という言葉もあるように、苦い経験をした人も多いのではないだろうか。筆者がSNS上でエピソードを募集したところ、アラサーを中心に多くの男女から「失敗話」が寄せられた。

 その中でも、後の人生にちょっとした影響を与えてしまった思い出たちをご紹介しよう。

◆「サークルの姫」との交際がバレて…

 デートの定番、夏祭り。会社員の浩二さん(仮名・30歳)は、彼女と行った花火大会が原因で友情が壊れてしまったという。

「大学時代の話です。当時僕は同じサークルの女の子(以下、A子)と付き合っていました。A子はいわゆる“オタサーの姫”みたいな存在で、サークル内ですごくモテていたんです」

 高い競争率の中から、見事に彼氏の座を獲得した浩二さん。破れたライバルたちに気を遣い、A子さんとの交際は隠すことにした。

「付き合って2年目の夏休み、琵琶湖の花火大会に2人で行ったんです。毎年何十万人も来るお祭りだから、知り合いと会うことも無いだろうと思っていました。でも、デート現場をサークルの人に見られていたんですよ……」

 うわさはすぐに広まり、浩二さんに対する周囲の態度が変化していく。

◆人間関係がギクシャク

「サークル内での扱いが明らかに冷たくなりました。いつものノリで冗談を言っても笑ってくれなくなって……。よそよそしいというか、すごくギクシャクした雰囲気になっていったんです」

 A子さんは愛想がよく、浩二さんと付き合いながらも周りに気を持たせる振る舞いをしていた。その影響もあり、彼女に淡い期待を抱いていた友人たちが、浩二さんと距離を置くようになってしまったのだ。

「当時はA子がモテているのを見ても、浮気などの心配はしていませんでした。毎晩いちゃついていたので(笑)。A子にアタックしている友人に対して、申し訳なさを感じていたくらいです。付き合いがバレてからは徐々にサークル内で孤立していき、耐えられなくなって辞めてしまいました

 サークル内のギスギスした雰囲気や先輩からのイビリが原因で、心が弱ってしまった浩二さん。A子さんは支えてくれようとしたが、結果的に破局してしまったそうだ。

「大学時代の経験がトラウマで、社会人になった今でも職場恋愛だけは避けています。A子とのデート以来、花火大会にも行っていません」

 楽しいはずの思い出がとんだ悪夢に……仲間内での交際は難しいものだ。

◆イケメンで傷を癒すはずが…

 カップルが集まるイベントだからこそ、「夏祭りがきっかけで失恋した」という人は多い。気分転換に出かけたはずの夏祭りで大ダメージを負ってしまったのは、G子さん(仮名・30代後半)だ。

「付き合っていた彼氏に2股をかけられ、別れた直後のことです。浮気男でも当時は大好きだったので、フラれたショックで激痩せしてしまい……気分を変えようと思って、同じサークルだったイケメンの後輩を隅田川の花火大会に誘いました」

 もともとG子さんは自分からデートに誘うタイプではなく、花火大会にもそれほど興味は無かったという。「かっこいいな」と少し気になっていた後輩を誘い、浴衣を着ての花火大会。今までの自分とは違う行動をしてリフレッシュするはずだった。

「よりによって、元彼とすれ違ってしまったんです。彼の隣には新しい女がいて、すごくショックでした。まさか100万人近い人混みの中で会うとは思わなかったし、そんな偶然ノーサンキューすぎます」

 元彼を忘れようとしていたG子さんには最悪の出来事だ。

「もう花火どころじゃなかったですね。『なぜ、よりによってココで~!』と、当時はかなりきつかったです」

 悲劇はそれだけに終わらない。

◆財布を紛失、電車賃すらない
 
 追い打ちをかけるが如く、花火大会中に財布を落としてしまったのだ。

「後輩と一緒に財布を探し回って、交番にも付き合ってもらって。電車賃すら無かったので、彼にお金を貸してもらって帰宅しました。めちゃくちゃ申し訳なかったです……」

 弱り目に祟り目とは、まさにこのことだろう。幸いなことに、財布は後日手元に返ってきたそうだ。

「親切な方が拾って届けてくださいました。そこで新しい恋が……なんてことは無かったです(笑)。元彼のことは結構引きずりましたし、あの日の花火がどうだったかも覚えていません」

「今ではちょっとしたネタになっている」と笑うG子さん。前述の浩二さんの例といい、人はなぜ会いたくない時に会いたくない人と遭遇してしまうのだろうか。

◆貧乳をごまかそうとして…

 好きな人の前では自分を良く見せたい。そう思うのは男女共通だろう。

 アウトドア好きの優佳さん(仮名・20代)は、頑張りすぎて台無しにしてしまった経験を話してくれた。

「社会人になりたての頃、片思いの相手を含む男女グループで海に行ったんです。『好きな人に水着姿を見てもらうチャンスだ!』とワクワクしていたんですが……私、かなり貧乳で(笑)。少しでもイイ体に見せようと思って、水着の下にパッドをこれでもか! と詰め込みました

 努力の甲斐あって、好きな人(以下、B男さん)から水着姿を褒めてもらえたという。

 浜辺でBBQや水遊びを楽しんだ一行は、予約していたジェットスキーで遊ぶことに。優佳さんの気持ちを知っていた女友達のおかげで、免許を持っていたB男さんとの二人乗りが実現した。

「ジェットスキーなら自然に体を密着させられるし、いい雰囲気になれるんじゃないか……って期待していました」

 しかし、まさかのトラブルが優佳さんを襲う。

◆水着からパッドが…

 調子に乗ったB男さんがドリフトをかけすぎてしまい、二人揃って海へと投げ出されたのだ。

「その瞬間、私の胸元からパッドが全部飛び出していったんです……気が付いた時には、あたり一面に私のパッドが散らばっていました……」

 とんでもない醜態を晒してしまい、パニックになってしまった優佳さん。必死にパッドをかき集めようとしたところ、B男さんが苦笑いしながら散らばった一枚を差し出してきた。

「顔から火が出るんじゃないかってくらい恥ずかしかったです……気まずそうに『ごめんね』と謝られました。正直、『この恋、もう終わったな』と泣きそうになりました。あまりにショックすぎて、その後はどう過ごしたか覚えていません」

 この事件を機に、B男さんとどう接すればいいか分からなくなってしまったそうだ。

 微妙な距離を保っているうちにB男さんに彼女ができ、優佳さんの恋は終わりを迎えた

「見栄を張りすぎなければ、展開が違っていたのかな……と今でも思います。あれから海に行く時はパットを入れなくなりました(笑)」

 背伸びしすぎるのも程々に。ありのままの姿で勝負することが、恋愛成就の近道かもしれない。

<取材・文/倉本菜生>

―[「夏の恋愛」失敗談]―

【倉本菜生】
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院在籍中。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。Twitter:@0ElectricSheep0

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