『ワイルド・スピード/ICE BREAK』でも活躍!イーストウッドの血を受け継ぐ俳優スコット・イーストウッド

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「金曜ロードショー」で放送された『ワイルド・スピード/ICE BREAK』(2017)でも活躍を魅せた俳優スコット・イーストウッド。彼は、マカロニ・ウェスタンの伝説的俳優であるクリント・イーストウッドを父に持つ。そんなイーストウッドの血を受け継ぐ男は、一体どんなキャリアを辿ってきたのだろうか?

かつてマカロニ・ウェスタンの伝説的俳優として名を馳せ、現在は映画監督としての才能でも世界的に有名なハリウッドの重鎮、クリント・イーストウッド。
『荒野の用心棒』(1964)、『夕陽のガンマン』(1965)、『ダーティハリー』シリーズなど、多くの名作を世に送り出してきた名優であるが、そのイーストウッドの血を受け継ぐ俳優が、いま、ハリウッドで注目を集めている。
その男こそが、クリントの息子、スコット・イーストウッドである。

あえて‘‘イーストウッド’’を名乗らなかった、駆け出しの頃

スコット・イーストウッドは、1986年3月21日アメリカ・カリフォルニア州カーメル・バイ・ザ・シー生まれ。
ハリウッドを代表する名優であり、名匠でもあるクリント・イーストウッドを父に持つサラブレッド俳優だ。
駆け出しの頃は‘‘親の七光り’’だと思われたくないとの思いから、母の性を名乗り「スコット・C・リーヴス」として俳優活動を始めるが、同姓同名の俳優がすでにいたために、父の性であるイーストウッドを名乗るようになる。
そのデビューは、父クリントの監督作である2007年の『父親たちの星条旗』。
その後も小さな役柄ではあるが、『グラン・トリノ』(2008)、『インビクタス/負けざる者たち』(2009)、『人生の特等席』(2012)といった父の監督作への出演でキャリアを積んでいく。

LOS ANGELES, CA - SEPTEMBER 08: (L-R) Actress/model Francesca Eastwood, director/actor/producer Clint Eastwood, and actor/model Scott Eastwood attend the screening of Warner Bros. Pictures' 'Sully' at Directors Guild Of America on September 8, 2016 in Los Angeles, California. (Photo by Emma McIntyre/Getty Images)

高名な父を持つと俳優として恵まれているなと思うかもしれないが、スコットは父の作品に出演するために常にオーディションを受けていたという。
時には役をもらえないこともあり、息子に対して厳しく接した父の真摯な姿勢を伺わせる。
実は、そのほかにも2013年にアメリカTV界の重鎮ディック・ウルフが手がける全米大ヒット海外ドラマ『シカゴ・ファイア』に警官のジム・バーンズという役柄で出演し、そのスピンオフ『シカゴP.D.』へのレギュラー出演も予想されていたのだが、なんと、この話を受けることはなく、映画界でキャリアを積んでいく決断をするのだ。

そのカリスマ性を見せつけた、テイラー・スウィフトのミュージックビデオ

その英断が功を奏し、スコットは翌年、ブラッド・ピット主演の戦争アクション『フューリー』(2014)で映画ファンに強烈な印象を残す。

『フューリー』(2014)

https://www.imdb.com/title/tt2713180/mediaviewer/rm697025792?ref_=ttmi_mi_nm_sf_3

出演シーンはかなり少なく、そこまで大きな役どころというわけではないのだが、スクリーンに現れた瞬間に、そのカリスマ性と存在感で、どうしても目を離さずにはいられない。
この『フューリー』への出演が、スコットのキャリアを切り開いたのは間違いないのである。

スコット・イーストウッドという俳優の魅力は、父親譲りの端正な顔立ちと影のある表情で魅せる演技、そしてやはりそのカリスマ性であろう。
その魅力が大いに発揮されているのが、2015年に出演したテイラー・スウィフトの‘‘Wildest Dream’’のミュージックビデオだ。

テイラーの相手役を好演しているのだが、ただ立っているだけで絵になる・・・まさに「絵になる男」とは彼を指す言葉のように感じる次第である。

2015年にはニコラス・スパークス原作の『ロンゲスト・ライド』、2016年には『スノーデン』、『スーサイド・スクワッド』と、多くの話題作に出演し、年々、大役を務めるようになっていく。

今後の活躍が最も期待される俳優

そんなスコットは、2017年に大作映画への出演を掴む。
元祖カーアクションとして全世界で大ヒットを記録し続ける『ワイルド・スピード』シリーズ第8作『ワイルド・スピード/ICE BREAK』である。

『ワイルド・スピード/ICE BREAK』(2017)

https://www.imdb.com/title/tt4630562/mediaviewer/rm2799582208?ref_=ttmi_mi_nm_sf_2

ポール・ウォーカーに代わる存在として加入し、期待がかかる中で、その難役を見事に演じ切ったスコットは、大作映画のスター集団の中でもキラリと光る存在感を示し、ハリウッド期待の若手俳優として引く手あまたの存在となっていく。

2018年には、ギレルモ・デル・トロ製作のSFアクション『パシフィック・リム:アップライジング』の主演にも抜擢。

『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)

https://www.imdb.com/title/tt2557478/mediaviewer/rm4233701120?ref_=ttmi_mi_nm_pos_11

突如として出現した巨大生物KAIJUに、人型巨大兵器イェーガーで立ち向かうパイロットたちの戦いを描いた同作は、日本の怪獣文化から大きなインスピレーションを受けた作品。
その続編で、『スター・ウォース』続3部作でおなじみのジョン・ボイエガと共に主演を務めた。
この出演が、その後のキャリアの大きな足がかりとなったことは言うまでもない。

2021年にはジェイソン・ステイサム主演『ラース・オブ・マン』でも安定した演技を魅せ、次期ウルヴァリン役の候補にも名前が挙がっている、スコット・イーストウッド。
間違いなく、いま、ハリウッドで最も今後が期待されている俳優の一人であろう。
並外れた存在感と確かな演技力を武器に、いつかは父を超えるような大スターになってほしいものだ。

(文・構成:zash)

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