双頭の赤ちゃんウミガメを発見 1つの甲羅をシェアして海へ(米)

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2つの頭を持つ赤ちゃんウミガメを発見したのは、サウスカロライナ州沿岸部に位置するエディスト・ビーチ州立公園のウミガメパトロール隊だ。今月21日、パトロール隊は定期的に行っているウミガメの巣の確認のために同公園を訪れていた。

現在ウミガメは7種類の全種が絶滅の危機にあり、世界各地でボランティアや環境保全団体が巣のモニタリングなどを行って保護活動を行っている。

投稿によると、今回はウミガメの出産が成功したのかを判断するため、出産の兆候を見せてから3~5日後に巣を掘って孵化した卵と未孵化の卵を数え、生まれたウミガメが巣に残っていないかを確認するそうだ。

パトロール隊がボランティアと共に確認作業を行っていると、巣の中に3匹のアカウミガメの赤ちゃんが生きているのを発見したという。そしてそのうちの1匹が、2つの頭を持っていたのだ。

これは遺伝子の突然変異による影響で、同州では過去に別の場所で発見されている。しかしパトロール隊が実際に目にしたのは初めてのことだったので驚いたという。

過去に双頭の赤ちゃんウミガメを発見したウミガメパトロール隊「Sea Turtle Patrol Hilton Head Island」は、「このような突然変異は他の動物に比べて爬虫類に多く見られますが、それでも非常に珍しいケースです」とコメントしていた。

このたびの発見には、多くの人から「素晴らしい発見だ」「もしメスのウミガメだったら、また出産しに戻ってきてほしいね」「自然のいたずらかな?」など驚きのコメントが寄せられている。

このウミガメは何枚か写真を撮ってから他のウミガメと共に海へ放たれたが、「どのくらい長く生きられるのだろう」と心配する声も見受けられた。

小さな赤ちゃんウミガメは魚や海鳥など多くの脅威にさらされながら生きていくため生存率は低く、成体になるまで生き延びるのは1000匹に1匹、または10000匹に1匹と言われる。

大学でウミガメ調査グループを管理するケイト・マンスフィールドさん(Kate Mansfield)は「双頭のウミガメが生き延びる可能性もありますが、確率はかなり低いと思います」と話し、これまでに重度の奇形を持った成体のウミガメに遭遇したこともほとんどないと明かしている。

画像は『South Carolina State Parks 2021年7月24日付Facebook「Edisto Beach State Park sea turtle patrol had a very rare find during a routine nest inventory.」』『FOX 35 Orlando 2021年7月27日付「Two-headed turtle found at South Carolina state park」(Credit: South Carolina State Parks)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • Techinsight japan

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