「しげふく」ではありません。「繁吹く」の読み方、知っていますか?

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本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「繁吹く」です。

「繁吹く」の読み方は?

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「繁」と「吹」は比較的読みやすい漢字だと思いますが、これらが組み合わさることで「あれ、読み方、これで合ってるかな?」と不安になった人もいるのではないでしょうか。「繁る(しげる)」と「吹く(ふく)」の読みがヒントですが、これらの読みをそのまま組み合わせて「しげふく」と読んでしまうのは不正解。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

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「しぶく」です(「重吹く」とも書きます)。

「繁吹く」とは

1 雨まじりの風が吹きつける。また、激しい雨が吹きつけるように降る。

2 しぶきが飛び散る。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。やや物騒な例文ですが「血が繁吹く」などと表すことができます。

なお「しぶき」を漢字で表すと「繁吹」または「飛沫」と書きます。

「繁吹」の場合は

①細かい粒状になって勢いよく飛び散る水。

②強く吹きつける雨。

出典元:しぶき|言葉|漢字ペディア

を意味します。

一方「飛沫」は「繁吹」の①の意味だけ表します。また「飛沫」は「ひまつ」とも読みます。「飛沫(ひまつ)」も「飛沫(しぶき)」と意味は同じです。

異なる漢字で同じ読みだったり、同じ漢字で異なる読みだったり、漢字と読みの由来が違っていたりと日本語は少々複雑に感じられることがありますが、本記事を通じて、漢字の面白さを感じていただけると幸いです。

 

2021/7/31 2:30

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