東京五輪と海外旅行を「コンビニ」で味わう。ニューデイズに異変アリ

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◆エキナカのコンビニのサンドイッチに異変アリ

 国際的な一大イベントであるオリンピックが開催中。海外の異文化に思いを馳せる人も多いかもしれない。そんななか、過去30か国は訪れたという海外旅行好きの会社員男性(30代)がこう話す。

「昨年から続くコロナ禍で旅行には行けない状況が続いていますが、『NewDays(ニューデイズ)』の定番サンド『石窯パリジャンサンド』がここ数ヶ月前から急に海外ローカルの味になった。旅先での思い出がよみがえってくるようです」

 JR東日本のエキナカなどで見かけるコンビニのニューデイズ 。通勤・通学の途中で小腹を満たすべく立ち寄る人もいるはずだが、そこで売られているサンドイッチに明らかな変化が起きているというのだ。

 Twitterでは「美味しい」という声はもちろん、「定番化してほしい」「わざわざこれのためにJRに立ち寄りたい」「ニューデイズさん、マジでバインミー細く長く売ってください」などの声が相次いでいる。

 少し前まではベトナムのローカルフード「バインミー」をモチーフにしたもの、そして最近ではトルコの「ケバブ」をモチーフにしたものが登場。海外ご当地シリーズが展開されている様子なのだ。これにはどんな狙いがあるのか。ニューデイズ担当者を直撃した。

◆オリンピック・パラリンピック開催需要も狙う「海外ご当地シリーズ」

 最近の「石窯パリジャンサンド」の狙いについて、ニューデイズ担当者はこう話す。

「コロナ禍で海外旅行に行けないお客様に向けて、また、オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて身近な商品で海外気分を味わっていただきたく商品を開発しました」(ニューデイズ担当者、以下同)

 コロナ禍のみならず、オリンピック・パラリンピックの開催も視野に入れた商品展開だったようだ。確かに開会式や競技などを見ていると、「こんな国があったんだ!」「この国ってどこにあるんだろう」などと、これまで以上に各国の場所や文化に興味を持つ機会は増えているように思う。

 SNSの評判も上々で定番化を望む声もあるが……。

◆「何かお声があればぜひ商品化も検討したい」

「今後のラインナップ展開については未確定ですが、引き続き海外シリーズの発売を考えています。何かお声があればぜひ商品化も検討したい

 気になる国のサンドイッチがあれば、Twitterなどでリクエストをつぶやいてみるのもいいかもしれない。キューバやブラジル、メキシコ、エジプトなど、世界にはさまざまなサンドイッチがある。

◆料理店では割高なご当地サンドを300円程度で提供「気合いと根性です」

 前出の会社員男性によれば、「手ごろな価格もポイント」とのこと。「バインミーやケバブなどは、国内の料理店で食べると600円前後するので現地に比べると割高」なんだとか。

 一方、『石窯パリジャンサンド』はいずれも300円台前半で購入できる。この価格で提供できる理由を聞いてみると、「バイヤーの気合と根性です!」という熱意ある回答が戻ってきた。

「お客様が手に取りやすい価格設定にするために、原材料の選定や商品設計に徹底的にこだわりました。また、美味しい商品を提供することはもちろんですが、エキナカで毎日利用するお客様が飽きずに楽しんで買っていただけるような商品づくりを目指しています」

◆他のコンビニとの差別化、国内から海外まで…

 ニューデイズは、地方と連携したキャンペーンやコラボ商品の発売など、年間を通じ“毎日利用しても飽きない”企画を展開することで、他のコンビニエンスストアとの差別化を図っているという。7月20日からは全国の銘店・名産とのスペシャルコラボ商品を各種取り揃えた「ニッポンうまいもん物産展」と題したキャンペーンも展開中とのこと。

 たとえば、沖縄の郷土料理「ポーク玉子」や名古屋の「天むす」をおにぎりにした『スゴおに』や、鳥取の『白バラコーヒー』、ほかにも広島の『にしき堂のもみじ饅頭』や福岡の『めんべい』など、旅行土産さながらのものまで店頭に並ぶ。

 いつ店をのぞいて見ても「ちょっと変わったもの」がさらりと陳列されている印象。急いでいると、つい素通りしてしまうこともあるニューデイズだが、じつは今、旅行気分を楽しめるスポットと化しているようだ。

<取材・文/松本果歩>

【松本果歩】
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA

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