短大卒業後無職の相談者に若新雄純がアドバイス「精神的に余裕なら誰かのために時間を使えばいい」
市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」。7月15日(木)放送の「若新雄純の『無責任相談所』」のコーナーでは、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が、リスナーからの相談に答えました。
木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)
若新がリスナーからのお悩みに答えるものの、その回答には一切責任を取らないという斬新(!?)なコーナー。この日紹介したのは、短大を卒業して現在無職という女性から寄せられた相談です。
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<リスナーからの相談>
今年短大を卒業して、いまは無職です。毎日、なにをしているわけでもないのに時間が過ぎていきます。“働かなきゃ”と焦っているわけでもなく、いまこの時間を有効活用できたらと思っています。なにかしておいたほうがいいことはありますか?
◆根本から「発想を切り替えるべき」
若新は、せっかく短大に通って卒業したのに、就職せずに無職でいることについて「“問題だ!”と言う人がいると思うけど……」と前置きし、「相談の文面からは(相談者が)そこそこ満たされている状態なんじゃないかと感じる。それをあえて“問題だ!”と捉えるのはもったいない」とコメント。「こんなにも満たされていて、焦りや不満のない最高の状態にいるのだから、そんな贅沢な状態を“どう活かすべきか”という発想に切り替えたほうがいいのでは」と提言します。
若新は、“満たされていない”というハングリー精神で頑張るとき、ほとんどの人は「自分のためにしか頑張れないもの」だと述べたうえで、「ある程度精神的に満たされている人は、自分のなかの問題を埋めようとするのではなく、“誰かのために頑張ってみよう”と思える。気持ちに余裕があって豊か」だと話します。
例えば、ボランティア活動などで“他の誰かのために”頑張ることは、自分が満たされていないとなかなかできないものだと言い、「この相談者のように、“いまこの時間を有効活用できたら”と思えて精神的に余裕がある状態だから、自分以外のことに時間を費やしてみたらどうか」とアドバイス。「それをやっているうちに、自分に余裕がなくなってきて、自分のために頑張らなきゃいけないようなときがきたら、そのときに自分のことを頑張ればいい」とも。
「もし誰かから必要とされれば、そこでなにかをするのでもいいし、その仕事が自分にとって相応しいかどうかに関係なく、興味があったらやってみる。たいした収入につながらなくても、世界や社会に関心を持つきっかけとしてやってみるなど、余裕があるからこそ次にいける領域がある」と話します。
続けて、「“社会のために”“人のために”と言うのは、まずは自分で収入を得て経済的に自立できるようになってから考えなさい、と言う人が多いと思うけど、それは間違っていると思う。大事なのは精神面に余裕があるかどうか」とキッパリ。現在、精神的に満たされている状態であれば「自分の目の前の生活のために頑張るのではなく、余っている力を誰かのために使うのもいいと思うし、そういう生き方を僕は全然否定しない」とエールを送りました。
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<番組概要>
番組名:Seasoning~season your life with music~
放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、乙武洋匡(火曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/38286