カルディや成城石井にも登場!大ブームの「クラフトコーラ」3品を飲み比べ
コーラというとジャンクなイメージがありますが、もとは薬剤師がスパイスなどを調合して作った飲み物だと言われています。いま話題の「クラフトコーラ」は、そんな起源に立ち返るような、スパイシーで手作り感のある味わいが特徴。最近では人気店のメニューにも並ぶようになりました。そこで今回は、手軽に買えるカルディ、成城石井、ポッカサッポロのクラフトコーラを飲み比べてみました。
チャイラテなどのアレンジにも使える カルディ「ドライクラフトコーラ」
カルディの「ドライクラフトコーラ」(195ml、405円)は、炭酸水を加えて飲むシロップタイプ。シナモンやクローブ、カルダモン、胡椒といったスパイスに、レモン果汁やショウガを合わせています。
本品と炭酸水を1:3の割合で割るのがおすすめだそう。
飲んでみると、スッキリとした甘さと爽快感! シナモンや柑橘系の風味が強いですがそれだけではなく、さまざまなスパイスの味が感じられます。クドさがなく、ジュースというより“大人の飲み物”という印象です。
原液はスパイスの風味とほんのりとした甘さのあるシロップで、さまざまなアレンジができるのも魅力。アイスクリームやパンケーキにメイプルシロップ代わりにかけたり、ミルクで割ってチャイラテ風に楽しんだりできます。
隠し味の“燻製酢”による奥深い味わい 成城石井「クラフトコーラ」
成城石井の「クラフトコーラ」(6月20日発売、410ml、270円)は、ショウガやシナモン、クローブなど6種のスパイスと4種のフルーツ果汁をブレンド。隠し味に“燻製酢”を使っているのが特徴です。
グラスに注ぐと、向こうが見えないくらい濃く濁ったあめ色です。
ひと口飲むと、最初にガツンと酸味を感じました。これはかなりインパクトがあります。また燻製酢の効果か、スモーキーな風味も。
カルディのものより甘めですが、酸味や燻製の香り、そして複雑なスパイスの風味が加わって、なんとも奥深い味わいです。いわゆるコーラのイメージとはまったく異なるので、ジュースは苦手という人でも試す価値あり。微炭酸なのでシュワッとした爽快感に邪魔されることなく、ダイレクトにスパイスやフルーツ果汁の味をしっかり感じられます。
ポッカサッポロ「SPICE FACTORY ザ・クラフトコーラ」
ポッカサッポロから期間限定発売された「SPICE FACTORY ザ・クラフトコーラ」(6月21日発売、450ml、151円)は、同社のグループ会社で老舗スパイスメーカーのヤスマが、世界から厳選したナツメグやシナモンなど10種類ものスパイスを使用しているのがこだわり。さらに瀬戸内レモンのピールエキスを加えて爽快感を出しているそう。
グラスに注ぐと、透明感のあるきれいな色です。
味もクセがなく、ふだん飲んでいるコーラに近い印象。スパイス好きな筆者からすると、やや物足りない気はします。ただ、「スパイス感が強いのは苦手だけど、クラフトコーラは飲んでみたい」という人にはちょうどいいかもしれません。
各社さまざまにこだわりのスパイスを組み合わせたクラフトコーラは、ひとつとして同じ味がなく、飲み比べも楽しめます。この夏は、話題のクラフトコーラでのどをうるおしてみてはいかがでしょう。
(ライター/富士みやこ)