リクシル、“トイレ”で多様性の尊重訴える。フジテレビ前に期間限定でオープンしたパブリックスペース

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総合住生活企業の株式会社LIXIL(以下、リクシル)はこのほど、フジテレビ1F広場(東京都港区)に「LIXIL PARK」をオープンさせました。何やら、キューブ状の物体が8個並んでいます。ドアを開けてみると、そこはトイレでした。なんと、8個中6個に便器が。しかも、一つひとつ内装が違います。このスペースは一体何なのでしょう。

「ここは『安心と快適を、すべての人に。』をコンセプトに、共生社会の実現を目指したパブリックスペースです。多様なニーズに対応した、誰もが使いやすいトイレを設置しています」とリクシル担当者。そうです。リクシルのコーポレート・レスポンシビリティ戦略における重要課題に“多様性の尊重”があり、その一環として「LIXIL PARK」が誕生しました。

まず、特徴として挙げられるのが男女共同であるということ。担当者は「トランスジェンダーなど性的マイノリティの人たちは、従来の男女別トイレではスペース的にも精神的にも利用しにくいという課題がありました」とし「機能分散という考え方で、年齢、性別、身体状況に関わらずあらゆる人が快適に利用できるトイレ空間を目指しています」と話します。

カームダウンスペースも設置

細かくトイレを覗いてみましょう。用途を問わず利用可能なベーシックタイプが2つあります。注目ポイントは空中浮遊スイッチ。ボタンが空間に浮かび上がり、パネルに触れることなく操作することができます。まさに、近未来のトイレと言えるでしょう。

車椅子使用者に配慮したトイレも2つ。一つは左仕様で、車椅子から便器への移乗がスムーズになる器具を配備。もう一つは右仕様となっており、他のトイレよりひと回り広いです。こちらは、大型のユニバーサルシートを収納しており、着替えやおむつ替えなどのスペースが確保されています。

また、オストメイトに配慮したトイレのほか、ベビーカーを押したまま入室できる乳幼児連れ配慮トイレも。こちらは、ベビーキープやおむつ交換台を配備。

トイレ以外の個室としては授乳室とカームダウン・クールダウン室を用意。授乳室には調乳用温水器や授乳用ソファが置いてあります。一方、カームダウン・クールダウン室は外部の音をしっかり遮断して、気持ちを落ち着かせることが可能な空間になっていました。

広場に置かれたキューブ状のトイレは、物流センターや工場のトイレとして活躍する可動式アメニティブース「withCUBE」。リクシルが誇るレンタル・リース専用商品です。

「LIXIL PARK」は9月5日(日)まで、期間限定でオープンしています。各トイレは1時間に1度清掃されるなど、衛生面もバッチリ。個室内にはもちろん洗面台が付いていますが、PARK内にはハンドル操作をせずに手洗いができる最新式タッチレス水洗製品も設置されていますよ。

普段は、あまり気に留めない公衆トイレ。しかし、世の中には様々な人がいて、不便に感じている人も少なくありません。「LIXIL PARK」はトイレを通じて、私たちに気付きを与えてくれるスポットです。

  • 7/26 19:00
  • マガジンサミット

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