【『タイタニック』ほか】名画3作の印象深い名シーンをおさらい!これを読めばあなたも映画通?

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多くの映画ファンから愛される名画の印象深いシーンをピックアップし、見どころをおさらい。※一部本編のネタバレを含みます

その1:『スタンド・バイ・ミー』

スタンド・バイ・ミー

スタンド・バイ・ミー

1986年/アメリカ/89分

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ざっくりとあらすじ紹介

1959年オレゴンの小さな町。文学少年ゴーディをはじめとする12才の仲良し4人組は、行方不明になった少年が列車に轢かれて野ざらしになっているという情報を手にする。

死体を発見すれば一躍ヒーローになれる!4人は不安と興奮を胸に未知への旅に出る。たった2日間のこの冒険が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残した……。

出典元:https://www.sonypictures.jp/he/2234

兄を亡くした主人公ゴーディの悲しみに寄り添うクリス。熱い友情に涙

慕っていた兄を不慮の事故で亡くし、自分を見失いかけていた主人公・ゴーディ。そんな彼を友人のクリスは励まします。
洞察力があり聡い面のあるクリスですが、不良の兄を持ち、荒れた家庭環境の中で育ったがゆえに周囲から向けられる目は冷たく、本当のクリスを誰も知ろうとしない、誤解を生むものでした。彼は大人たちから見た自分と本当の自分との乖離(かいり)や裏切られるつらさをゴーディに打ち明けます。

「だれもぼくを知らない土地へ行きたい」

そして彼らは森の奥で横たわる轢死体を見つけ、旅が終わりを迎えようとしたとき、自分とひとりぼっちの死体を重ねていたゴーディは声を発さなくなった死体のもとへ腰かけ、ひとり静かに慟哭します。

「なぜ死んだんだ」
「ぼくが死ねば」

ゴーディに自身のつらさを打ち明けたクリスは、そっと彼の肩を抱き、慰めます。
本当の思いを打ち明け、心を通わせ合ったふたりの癒えない傷。苦しみを理解し合い、共に過ごした2日間。映画のタイトルである「Stand by me(そばにいる)」という言葉の意味を噛みしめられる名シーンとなっています。

その2:『タイタニック』

タイタニック(1997)

タイタニック(1997)

1997年/アメリカ/189分

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ざっくりとあらすじ紹介

1912年、イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニックが処女航海に出発した。新天地アメリカに夢を抱く画家志望の青年ジャックは上流階級の娘ローズと運命的な出会いを果たし、二人は互いに惹かれ合う。

そこにはローズの婚約者である資産家キャルや、保守的なローズの母親などの障害が横たわるが、若い二人はそれを超えて強い絆で結ばれていく。しかし、航海半ばの4月14日、タイタニック号は氷山と接触。船は刻一刻とその巨体を冷たい海の中へと沈み始めていた……。

出典元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/83641/story/

悲しい運命の元で愛し合ったふたり。「ジャックは死ぬ運命だった」と監督は語る

豪華客船タイタニック号に乗り合わせた身分差のあるジャックとローズ。互いに熱く惹かれ合っていき、ともに生きる人生を描き愛し合いますが、悲しい運命が彼らを引き裂きます。

タイタニック号が沈没し、極寒の海の中に放り出されたふたり。浮いていたドアにローズを乗せ、自分は海に浸かりながら救助を待ちます。しかし一向に助けはやってこず、凍り付くような水温がふたりの体温を奪っていきます。

そんな中、ジャックはローズに必ず生き延びることを約束させ、息だえていきます。瞼をとじ、二度と開かなくなったジャックを海の中に沈め、悲しみ嘆くローズ。しかしジャックと交わした約束を果たすため、最後の力を振り絞って凍死体がつけていたホイッスルを使い、助けを呼ぶのでした。

このシーンについて、後に監督のジェームズ・キャメロンは「ジャックは何があっても死ぬ運命だった」と語っています。

「その答えはとても単純なものです。(脚本の)147ページに『ジャックは死ぬ』と書いてあっただけ。ただ、それだけです」

この運命づけられた死に、彼は芸術美を感じたそうです。むろん、このシーンが映画屈指の名シーンであることは言うまでもありません。監督が美しさを感じた悲しい結末は、これから先も映画史において燦然と輝き続けることになるでしょう。

『ラ・ラ・ランド』

ラ・ラ・ランド

ラ・ラ・ランド

2016年/アメリカ/128分

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ざっくりとあらすじ紹介

夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。

ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。

やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。

出典元:https://gaga.ne.jp/lalaland/about.html

「もしも」の人生が音楽に彩られる美しさ。後引く余韻のラストシーン

互いの夢を語り合い、恋に落ちたセブとミア。映画ではそんなふたりの行く道が分かたれ、最終的に別々の人生を歩むことになる結末を迎えます。

ラストシーンでは、女優になる夢を叶えたミアが長年の夢である自分の店を持ったセブと再会し、互いに夢が叶った姿でもういちど最初から人生(という名のストーリー)をやり直すシーンがミュージカル調の演出で流れます。

順風満帆に、なんの障害もなく恋も夢も願い通りに叶え、幸せな人生を共に送るふたり。観客からすればそれこそが「夢」なのであり、実際にそうはいかなかったことが分かっているからこそ胸に残り、印象深く感じられるシーンとなっています。

別れ際に目が合い、セブに向かってほほ笑むミア。人生はミュージカルのように上手くはいかない――夢を叶えることはシビアで、「夢を夢見る」ことは難しい。しかしそれこそが人生なのだ、ということを教えてくれる、ドラマチックな名シーンです。

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