ソン・ジュンギ、ソンフン…スポーツエリートから“肉美男”まで韓流「イケメンイケボディ」二刀流スター

 世界中のアスリートが一同に会するスポーツの祭典が、いよいよ開幕を迎える。韓国の芸能界にはそんなスポーツの夢舞台を本格的に目指していた、アスリート出身の俳優やアイドルが少なからずいる。そこで韓流情報誌『韓国TVドラマガイド』編集部では、体育会系から芸能界へ転身して成功した韓流スターたちをピックアップ。

 スポーツ万能エリートから筋肉美を誇る“肉美男”まで、錚々たるメンバーが集まった。

■ソン・ジュンギはスケートショートトラックの有望選手だった

 アスリート系韓流スターのトップバッターは、ネットフリックス配信ドラマ『ヴィンチェンツォ』でもアイスホッケー姿を披露したソン・ジュンギ(35)。彼はもともとスケートのショートトラックの有望選手だった。韓国では、ショートトラックは国のお家芸とも言えるメジャー競技だ。

「ソン・ジュンギは、中学生まで地元大田(テジョン)代表チームで全国大会でも活躍していたそうです。ただ、膝の故障が原因でアスリートへの道を断念。スポーツへの情熱を勉強に切り替え、エリート校の成均館大学への入学を果たしました。『ヴィンチェンツォ』ではアイスホッケーでしたが、初期の出演ドラマ『トリプル』(2009年)ではショートトラック選手に扮していました」

■『梨泰院クラス』敵役アン・ボヒョン(33)は元アマチュアボクシング選手

 ソン・ジュンギと『太陽の末裔 Love Under The Sun』で共演、昨年のネットフリックスドラマ『梨泰院クラス』ではパク・ソジュン演じる主人公の因縁の相手を演じて一躍注目されたアン・ボヒョン(33)もアスリート系俳優だ。

「アン・ボヒョンは中高で体育学校に在籍。中学2年から韓国代表を夢見てアマチュアボクシングに青春をかけていました。釜山代表として全国大会でも金メダルを獲得するほどの腕前だったそうですが、スポーツ選手として生計を立てることに両親が反対だったこと、自分も不安を抱いたことで路線変更。一度は職業軍人を志そうともしましたが、モデルを経て俳優の道へと進みます。

 体育会系出身の強みを生かして、2019年のドラマ『彼女の私生活』では柔道場の館長役を演じていましたし、インスタグラムでも元アスリートらしい筋肉美を披露しています」(『韓国TVドラマガイド』編集部スタッフ)

■元祖“肉美男”ソ・ジソブは水泳と水球、ソンフンも水泳

「元祖“肉美男”ともいえるソ・ジソブ(43)は、高校時代まで水泳と水球の代表選手として、泰陵(テルン)選手村(国立のスポーツ研修施設。国家代表選手やその予備軍が合宿する)での練習漬け生活も経験したスポーツエリートです。その美しく広い肩幅と逆三角形の肉体美に魅了された人も多いのではないでしょうか。ドラマ『ファントム』ではテコンドーのユニフォーム姿が印象的でした」(同編集部スタッフ)

「『じれったいロマンス』や、最近ではネットフリックス配信ドラマ『結婚作詞離婚作曲』に出演している俳優のソンフン(38)も小学校で水泳を始め、体育大学在学時にはバタフライの新記録を出すほどの選手でした。しかし、ヘルニアを患って成績が伸びずに引退したそうです。

 以前ある番組で、大学時代に、当時高校生のパク・テファン(韓国競泳界史上はじめてオリンピックでメダルを獲得した選手)が記録をどんどん塗り替えていくのを見て、競技生活を諦めたと語っていました。それでも、その水泳で培った筋肉美は韓国芸能界の中でメダル級に輝いています」(同編集部スタッフ)

■陸上の短距離選手出身のイ・ジェユンとソ・ジソク

 イ・ソンギョンが重量挙げ選手、ナム・ジュヒョクが水泳選手に扮し、トップ選手を目指す体育大学の学生たちの恋と青春を描いた『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』(2016年~17年)。体育大学の学生たちの練習風景や試合の様子が見られるのも面白い作品だ。

「『恋のゴールドメダル』に主人公の兄の医師役で出演していたイ・ジェユン(36)は陸上競技の短距離の選手でした。カナダに住んでいた頃にはあのベン・ジョンソンに指導も受けたことがあったと話していましたから、優秀だったのではないでしょうか。187センチと高身長で、ドラマの中でも筋肉美を披露していましたね。

 SHINeeのミンホらと芸能人バスケットボールチーム「アッティ」で活動する俳優のソ・ジソク(39)も、元々は陸上の短距離選手。高校時代は国体で活躍していたそうです」(同編集部スタッフ)

■GOT7ジャクソンはフェンシング香港代表、VIXXレオはサッカーユース代表

 ボーイズグループGOT7メンバーで香港出身のジャクソン(27)は、体操選手出身の母、フェンシングチーム監督の父を持ち、10歳の頃からフェンシングを始め、香港代表にまでなったスポーツエリートだ。

「端正な顔立ちのジャクソンは路上でスカウトされて、K-POPでの成功を夢見るようになりました。両親から『フェンシングでアジアナンバーワンの選手になれば歌手の夢を認める』といわれ、血のにじむような努力を重ねて、2011年アジアユースオリンピックに出場。個人戦と団体戦で金メダルを獲得したのだそうです。ユース世代の世界ランキング11位、アジアランキング1位を見事に達成しています」(同編集部スタッフ)

 サッカー人気の高い韓国。サッカー経験者のK-POPアイドルも多い。

「なかでも逸材はおそらくVIXXレオでしょう。2002年のサッカーワールドカップ日韓大会を見てサッカー選手を志すようになり、ユース世代では代表に選ばれるほどの実力者でした」(同編集部スタッフ)

■『PRODUCE X 101』出身アイドルのキム・ヨハンはテコンドー一家

「オーディション番組『PRODUCE X 101』出身で、現在WEi(ウィアイ)のメンバーとして活躍中のキム・ヨハン(21)。ネットフリックスドラマ『美しかった私たちへ』出演で俳優としても期待されている彼だが、家は道場を営むテコンドー一家。

「キム・ヨハン自身も3歳からテコンドーに取り組み、最年少有段者、全国大会で優勝2回、テコンドーの奨学生として大学にも進学する代表予備軍でした。ただ、その一方で幼い頃からアイドルになることを夢見ていたそうで、大学のコーチや両親にきちんと相談して事務所入り。番組オーディションに臨んだそう」(同編集部スタッフ)

 スポーツ万能でイケメンな韓流アスリート系スターたち。そんな二刀流の彼らの活躍からこれからも目が離せない。

2021/7/23 10:00

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