“地域が誇る、ものづくりの文化を未来へ伝えたい” 両国の老舗メリヤス工場が立ち上げたブランド「MERI」のニットで編んだ“布ぞうり”

吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。7月17日(土)の放送では、老舗メリヤス工場 三代目の小高集(こだか・つどい)さんに、自身のブランドで手がけている「ニットで編み上げた布ぞうり」についてお話を伺いました。

ニットで編み上げた布ぞうり

東京都墨田区・両国。国技館があることから、大相撲の聖地として有名ですが、実は“メリヤス(編み物)の産地”としても知られています。

江戸時代、繁華街としてにぎわっていた両国界隈で、手編みが内職として広まり、明治に入って、メリヤス産業が定着。メイド・イン・ジャパンのニット製品が、この町でたくさん生まれてきました。

地域が誇る、ものづくりの文化を未来へ伝えたい。

そんな思いで、メリヤスの新たな可能性を切り拓いているのが、地元・両国にある老舗メリヤス工場、三代目の小高さんです。

“直接、お客さんに商品を販売できるような仕組みを作りたい”と、オレンジトーキョー株式会社を設立。ニットで編んだ“布ぞうり”のブランド「MERI」を発信しています。

店内を彩るブランド「MERI」の布ぞうり

夏は涼しく、冬は暖かい、ニットで編み上げた布ぞうり。

「一番はこれを履いていただいて、雑念なく“すごく楽だな”、“足指が解放されるな”って、素直な気持ちで履いていただきたいんですね」と小高さん。

ニット編みならではの風合いと履き心地

2014年には、墨田区に工房兼ショップ「MERIKOTI(メリコティ)」をオープン。

2014年にオープンした「MERIKOTI」

商品をただ販売するだけでなく、店内にメリヤスの編み機を置いて、地域に昔からメリヤス産業があったことを可視化しています。

店内で存在感を放つメリヤスの編み機

その履き心地の気持ち良さを通して、“メリヤス産地の誇り、そして、職人の技術力を後世に伝えたい”。小高さんの挑戦はこれからも続きます。

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聴取期限 2021年7月25日(日)AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:DUNLOP presents みらい図鑑

放送日時:毎週土曜13:55~14:00

パーソナリティ:吉田美穂

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/miraizukan/

2021/7/22 13:00

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