父親のくせに、大黒柱のくせに…!ウジウジ夫にぶちまけちゃった本音/出世欲のない夫(3)【夫婦の危機 Vol.106】

その後も慌ただしく毎日が過ぎるばかりで、私は夫とゆっくり話せる時間すら持てずにいました。

自分にとって昇進は誇らしいことでしたが、社内では「実力が伴わないくせに」「女だから引き立てられただけ」といった批判的意見も漏れ聞こえてきて、私は今までにないストレスを感じました。

私の業務の先々のことまで考え始めると不安ばかりで、今夜は心がザワついていました。それなのに夫は今日も上司の愚痴ばかり…。

酔った勢いもあり、「父親のくせに、大黒柱のくせに」という言ってはいけない言葉ばかりが口をついて出てしまいました。これまで抱えていた夫へのモヤモヤした気持ちが、愚痴を聞き続けたことで突如責めるような気持ちになってこみ上げ、思い切りぶちまけてしまったのです。

うちは共働きだから夫だけが大黒柱なわけじゃないし、実際自分は家事や育児をさんざん夫に任せている。もはや昔ほど単純な話ではないと、頭でわかっていたはずなのに…。

「しまった…」

去ってゆく夫の背中を、私はどうしたらいいのかわからず眺めていました。

※この漫画は実話を元に編集しています

2021/7/20 19:00

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