本場の味をインスタントで! 夏バテに効く“ベトナムフォー”を試す

 暑い日が続くと食欲が低下してしまう人も多いだろう。そんなときにおすすめなのが、ベトナムで愛されるライスヌードルの「フォー」。つるっとした喉越しの麺とやさしいだしの味わいで、世界中に多くのファンをもつベトナムの国民的料理だ。トッピングを工夫すれば無限にレシピを作り出せる。今回は家で簡単につくることのできる本場ベトナム産のインスタント麺を作っていきたい。

●ベトナム産の本格フォーを家庭で簡単に調理

 購入したのはベトナム原産の「ベトナムフォー(鶏ダシ)」。2人前入っているので、家族で分けたり、アレンジを変えて2回食べたりと自由に味わうことができる。フォーは一般的に牛骨から取っただしを使用するものと、鶏ガラベースのスープを提供する2種類あるが、今回選んだのは鶏ガラを丁寧に煮出して作ったもの。液体濃縮スープに旨味がたっぷりと詰まっている。

 中身はだしスープと香味油、麺がそれぞれ2個ずつ入っている。作り方は簡単。米めんを沸騰したお湯で約5分間茹でる。器に液体スープ、香味油を入れ、熱湯300mlを投入。茹で上がった麺を湯切りして器にいれれば出来上がりだ。

●トッピングを工夫して自分好みにアレンジ

 今回は鶏肉、ライム、パクチーを別途購入し、トッピングしてみた。パクチー、ライム、鶏スープとそれぞれ個性はあるが、すべてがバランスよくマッチして体に染み渡る感覚が良かった。全体的にシンプルな味付けのため、好きな野菜や肉を入れて味変するのも楽しそう。フォーは牛肉やネギなどとも相性が良いので、次回はそちらにもチャレンジしたい。

 鶏のだしがしっかりと出たスープはやさしくて素朴な味わい。少し物足りない時は塩胡椒や辣油を加えるとピリッとした刺激を得ることができる。今回のトッピングでは、ライムの酸味とパクチーの独特な味わいが全体の味を引き締めていたので、柑橘類とハーブ類はぜひ準備してほしい。

 米めんはもちもちの食感とつるりとした喉越しが特徴。あっさりしたスープとつるつるの麺は食欲がわかない暑い日もするりと食べることができそうだ。体が温まり、栄養も補給できるので体力回復に期待大。がっつり味わいたいときは牛肉や唐辛子などを足すのがおすすめ。インスタント麺ながらも、トッピングを考える楽しみができるのも醍醐味だ。(エフェクト・霜越緑)

※記事中の価格は購入時もの

2021/7/17 16:00

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