プールで溺れる8歳男児に誰も気付かず死亡、両親はすぐそばで日光浴(トルコ)

トルコ西部マニサで今月7日、8歳のユースフ・アサフ・ティクタス君(Yusuf Asaf Tiktas)がプールに設置された滑り台から水中に滑り落ち、そのまま溺れてしまった。

ユースフ君はこの日、両親のサイムさん(Saime)、エンギンさん(Engin)と一緒にプールを訪れており、事故当時2人はプールサイドに設置された椅子で日光浴をしていたという。

事故の一部始終は監視カメラが捉えており、ユースフ君が映像の左手にある滑り台から滑って水しぶきを上げる様子や、その後プールの中でもがく姿が映し出されている。周囲には少なくとも10人ほどが確認できるが、助けを求めるように手を上げるユースフ君に誰一人として気付く者はいない。

こうして約1分間、ユースフ君は手をばたばたとさせながら浮き沈みを繰り返して右手に移動、最後に大きく両手をあげるとそのままプールの中に沈んでしまった。

異変に気付いたのは両親で、ユースフ君は水中から引き上げられて地元の大学病院に緊急搬送されたが、脳が酸欠状態を起こして損傷を受け、事故から5日後の12日に亡くなった。

このニュースには「なぜ誰も気付かなかったのか」「両親にとっては一生のトラウマになるだろう」「監視員はいなかったの?」「泳げないのにライフジャケットを着用していなかったのはどうして?」という声があがっており、多くのメディアが「防ぐことができた悲劇」として伝えている。

ちなみに昨年6月には米ニュージャージー州で、一家3人が自宅のプールで溺死するという痛ましい事故が発生した。泳ぎ方を知らない母親と祖父が、溺れた8歳女児を助けようとして水中に飛び込んだという。

画像は『The Mirror 2021年7月15日付「Boy, 8, dies after drowning in swimming pool in front of family and sunbathers」(Image: Newsflash)』『The Sun 2021年7月15日付「POOL TRAGEDY Boy, 8, drowns in swimming pool in front of sunbathing parents who fail to spot him frantically waving for help」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

2021/7/17 6:02

この記事のみんなのコメント

1
  • いち(

    7/18 18:09

    コロナだけ警戒してりゃ他のリスクは考えなくていいのさ。

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