【函館記念 血統データ分析】初芝が注目されるカフェファラオ、エンパイアメーカー系は大駆け実績あり

 18日に函館競馬場で行われる函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる4回の馬券絡みがステイゴールド。3回でマヤノトップガンが続き、2回がシンボリクリスエス、ディープインパクト、キングカメハメハ、ダンスインザダークとなっている。

 ステイゴールド産駒は[1-1-2-11]。16年にマイネルミラノ(3人気1着)とツクバアズマオー(9人気3着)、19年にマイネルファンロン(9人気2着)とステイフーリッシュ(3人気3着)、複数頭が出走した際に揃って好走する傾向が見受けられる。今年は過去に好走実績を持つマイネルファンロンが出走予定。

 初出走のAmerican Pharoah産駒はカフェファラオの動向が注視される。下級条件を含めても同産駒は当該コースでの出走例がないものの、父系曽祖父エンパイアメーカーは産駒のエテルナミノルが18年函館記念で13人気3着と大駆けした実績を持つ。

 ハーツクライ産駒は[1-0-0-3]。19年にマイスタイルが1人気に応えるかたちで勝利しており、ほか3頭もいずれも二桁人気ながら人気以上の着順で入線している。今年はジェットモーション、タイセイトレイル、ハナズレジェンドの3頭が該当。なお、昨年はハーツクライの孫世代にあたるアドマイヤジャスタ(父ジャスタウェイ)がブービー人気(15人気)で勝利をつかんでいた。

 スクリーンヒーロー産駒は[0-0-0-1]。出走例は18年ゴールドサーベラスに限られるが、同馬は15頭中15人気ながら7着と健闘していた。今年は前走福島民報杯を大差勝ちしたマイネルウィルトスが上位人気を担う。なお、Roberto系種牡馬の産駒は[2-3-1-11]となり、マヤノトップガンやシンボリクリスエスが種牡馬として好相性を示している。

2021/7/15 19:00

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