「全財産を仮想通貨にしたら盗まれた」藤崎マーケット・トキが地獄のような日々を振り返る

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◆あの「ネム盗まれ芸人」が投資を続けていた!

 2018年1月26日、ハッキング攻撃を受け580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が盗難されたコインチェック事件。そのとき、話題になった芸人がいた。全財産を同取引所のネムに替えていた、お笑いコンビ「藤崎マーケット」のトキ氏だ。仮想通貨バブルで沸きに沸いた当時の様子を振り返る。

「当時は楽屋が仮想通貨トーク一色でした。それまで競馬やパチンコの話をしていた芸人たちのほとんどが、仮想通貨を買い始めていましたから。僕も’17年11月にごく少額でスタートしたんです。

 最初は分散投資を徹底していたんですが、右肩上がりに上昇していた時期だったから『全財産を投入してすぐに利確すればいい』と、全資産をネムに投入してしまって。そこからは毎日、資産残高の上昇を見てニンマリしてばかりで、もはや欲の塊と化していましたね」

◆ネムの不正流出

 得意絶頂だったトキ氏にふりかかったのが、ネムの不正流出だ。

「暴落で半分になるくらいは覚悟していましたが、まさか全財産を一瞬で失うとは……。数千万円の含み益が突然ゼロになるなんて『桃鉄』以来の経験ですよ(笑)。

 そこからネムの返金が報道されるまでは地獄のような日々でした。給料日の後に『いってまえ!』と給料を全額入金した直後だったので、僕の総資産はICカードに入っていた6000円だけでした」

 流出から約1か月半後、コインチェックからは入金額の7~8割程度が日本円で補償された。

「ゼロを覚悟したから嬉しかったですね。投資した元手よりも少ないですがゼロよりはマシです」

◆なんと仮想通貨投資は継続

 なんとか生還したトキ氏だが、なんと仮想通貨投資は続けていた。

「実は’18年以降もビットコイン、ネム、イーサリアムクラシックを保有していました。あんなにひどい目に遭ったネムですが、一時期“誘拐”された我が子みたいな感じに愛着が出てしまって(笑)。

 ただ、前回のバブルの教訓があるから、今回は値上がりした今年3月に、早めの利確をしましたよ。ようやく当初の元手を回復して数十万円だけプラスになりました。寿司でも食べに行きたい気分です(笑)」

◆今回の仮想通貨バブル、芸人の間では?

 ちなみに、今回の仮想通貨バブルは芸人の間では話題になっていないのか?

「コロナ禍で皆に会えないんで詳しい様子がわからないんです。ただ、カネにガメついあの人たちのことですから、人知れず買っているんじゃないですかね(笑)」

 ビットコイン価格が今後さらなる上昇を見せたら、今回もまた話題になる新たな仮想通貨芸人が生まれるかもしれない。

【藤崎マーケット・トキ氏】
藤崎マーケットのボケ担当。’05年にコンビ結成、翌年「ラララライ体操」が大ヒット。現在は漫才、コントに定評があり、’17年にはキングオブコントの決勝に進出した

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[[総力大特集]仮想通貨]―


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  • 日刊SPA!

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