デル・ボスケ氏、スペイン代表へ賛辞を送る「使命を十二分に果たした」

 かつて8年に渡ってスペイン代表監督を務めたビセンテ・デル・ボスケ氏が、EURO2020に臨んだ同国代表に賛辞を送った。8日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 EURO2020グループEを1勝2分の2位で通過したスペイン代表は、決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表に延長戦の末に5-3で勝利し、準々決勝のスイス代表戦では120分間で決着をつけることは叶わなかったものの、GKウナイ・シモンの活躍でPK戦を3-1で制し準決勝に駒を進めた。

 そして、6日に行われた準決勝ではイタリア代表と対戦。60分に一瞬の隙を突かれて失点したものの、80分に途中出場のFWアルバロ・モラタが値千金の同点ゴールを挙げる。しかし、イタリア代表の堅守を前に逆転ゴールを挙げることができず、PK戦の末に2-4で敗れ、大会を去ることとなった。

 2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会、EURO2012でスペイン代表を優勝に導いたデル・ボスケ氏は「誰もが良いチームだと感じているし、使命を十二分に果たした選手やコーチがいるんだ」とEURO2020を戦った同国代表を称賛。続けて「決勝に進出したかったが、彼らは良い試合をしてくれた。私たちは、チームのパフォーマンスを誇りに思っている」と語った。

2021/7/9 15:22

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