『ゴジラVSコング』オープニングに感慨も…小栗旬に「2年の呪縛」

 7月3日放送の『王様のブランチ』(TBS系)の「LiLiCoおすすめ映画コーナー」で、小栗旬(38)がハリウッドデビュー映画『ゴジラVSコング』について、LiLiCo(50)に語った。小栗は同作で、前作の映画『GODZILLA ゴジラ』に出演した渡辺謙(61)演じる芹沢猪四郎の息子、芹沢蓮を演じている。

 映画のオープニングで小栗の名前が出たときにガッツポーズを取ったというLiLiCoに、小栗は「自分もどこか1つの夢だったりした部分が確実にあって」「あのオープニング見たときに、子どもの頃の自分に“こんな奇跡も起きるんだぞ”って言ってやりてぇなと思いました」と感慨深げに語った。

 小栗は、出演オファーが来たときの心境について「全然まだ英語が足りてなかった」「今はまだ足りないかもしれない」と不安だったが、最初にもらった脚本では日本語で話している役だったので「それならまだ可能性はあるかもしれない」とオファーを受けたという。しかし、その後、脚本がどんどんと変っていき、小栗が演じるキャラクターは全編英語で話すことになったそうで、「これはヤバイなと。普通みんなが知っている単語も知らなかったので」「そんなやつがね、アメリカ行って芝居してるんだから夢と希望はあるあと思いますよ」と苦笑いした。

 LiLiCoに、演じる役について聞かれた小栗は、「なかなか言えることも少ないんです」と言いよどみ、小栗が演じた蓮は、父親と同じ科学者技術者だが、父とは違った考えを持った人物だと説明。小栗は、蓮が「対モンスター機関に属してる人間」だと続け、言えないことも多いようで「なんか怪しげにいる人です」と、笑いながら語った。

■海外からのオファーも続々

 また小栗は、「参加できたことによって考えられること、それこそ次の目標みたいなこともできあがっていった」と語り、「公開したこともあって、少しずつそういうお話とかも増えてたりとか」と、海外からのオファーもあったことを匂わせたが、2021年には日曜劇場『日本沈没-希望の人-』(TBS系)で主演、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主演も決まっているため、最低でも2年は日本を離れられないという。

 最後に小栗は「だからこそ、その期間にいろんなことを自分のできる範囲でステップアップして」「40からまたちょっと違うスタートを切れるようにしたい」と、今後についての意気込みを新たにしていた。

 日本を代表するハリウッド俳優といえば、渡辺謙と真田広之(60)だろう。特に真田は2003年公開の『ラスト サムライ』をはじめ、2013年『ウルヴァリン:SAMURAI』の敵役、2019年の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも出演、今年公開の映画『モータルコンバット』ではメインキャラクターの一人、スコーピオンを演じ、存在感を示した。また、今夏クランクイン予定のキアヌ・リーブス主演映画『ジョン・ウィック』の第4作目の出演も報じられたばかり。若手では、5月に渡米した新田真剣佑(24)や、昨年ジャニーズ事務所を退所した山下智久(36)らも、海外を視野に入れて活動している。小栗もこの波に乗れるのか、2023年以降の活動に注目したい。

2021/7/7 7:00

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