【プロキオンS展望】小倉ダ1700mで行われる一戦、好走の条件とは

 例年、夏場に行われる唯一のJRA短距離ダート重賞として重要な位置を占めていたが、今年は小倉ダート1700mで行われる。それに伴い、例年よりも多彩なローテーションからメンバーが集まって混戦の様相を呈している。

1.ゆったりしたローテ

 過去10年のプロキオンSで、中9〜24週だった馬は複勝率26.3%で複勝回収率も115%ある。対して、中4〜8週の馬は複勝率15.7%で複勝回収率37%、中3週の馬は複勝率こそ24.1%あるが複勝回収率は43%。

2.距離延長は苦戦気味

 16年以降に行われた小倉ダート1700m(未勝利以下除く)の成績を、前走距離別で見てみると、今回距離短縮となる馬は複勝率23.6%、前走も1700mだった馬は複勝率23.4%なのに対し、今回距離延長となる馬は複勝率14.0%。

3.好走傾向の種牡馬

 16年以降に行われた小倉ダート1700m(未勝利以下除く)の成績を、種牡馬別で見てみると、連対率上位(最小レース機会数10回)は上から順に、ロードカナロア、フリオーソ、スマートファルコン、トランセンド、オルフェーヴルで、トランセンドまで連対率30%を超えている。6位〜10位は、ホワイトマズル、ケイムホーム、パイロ、ディープスカイ、ステイゴールド。

 ダノンスプレンダーは前走のアンタレスSで4着。前半飛ばす馬がいたこともあって好位を取れなかったが、3〜4角で持ったまま先団まで追い上げて善戦した。長く脚を使って立ち回れるので、小倉の1700mへの条件替わりは良さそう。今度こそ重賞で勝ち負けを期待。

2021/7/7 6:00

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