80年代アメリカ青春映画の象徴! アメリカ人を夢中にさせたジョン・ヒューズ監督作品の魅力とは?

TOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」にて配信中の番組「山田玲司とバグラビッツ」。漫画家・山田玲司と俳優・伊澤恵美子が、カルチャーやニュースをもとに“恋愛”を分析していくトーク番組です。6月20日(日)の配信では、80年代を代表する青春映画の名手、ジョン・ヒューズ監督作品を分析しました。

(左から)伊澤恵美子、山田玲司

◆多くの表現者に影響を与えたジョン・ヒューズ

ジョン・ヒューズは1980年代に数々の有名なティーン映画を輩出した映画監督です。80年代後半以降は、ファミリー向けのコメディ映画を製作し、1990年には今なお根強い人気を誇る、あの作品を生み出しました。

山田:彼がどういう映画で有名なのかを説明するために、今日は伊澤さんがとあるTシャツを着てきてくださいました。「ホーム・アローン」(1990年公開)です!

伊澤:たまたまあったので、着てきました(笑)。

山田:今の20代後半ぐらいの人たちが、子ども時代に娯楽として観たんじゃないでしょうか。「ホーム・アローン」は痛快子ども向け娯楽作品ですね。王道中の王道。誰も傷つかない、子どもが泥棒を撃退する話です。

この映画が公開されるまでの監督は、青春3部作、もしくは6部作と言われている名作を発表しており、(映画界に)革命を起こしているんですよね。

山田はジョン・ヒューズ監督作品が世間に与えた影響は、計り知れないと語ります。

山田:一時期は誰もが、薄く広くジョン・ヒューズ的な要素を吸収してしまっているんですよ。特に、アメリカ人は「ブレックファスト・クラブ」(1985年公開)を絶対に観ているんですよね。この流れの延長線上に、いろんなものが生まれています。

◆5人の若者の葛藤を克明に描いた映画作品

アメリカ国民を夢中にさせた「ブレックファスト・クラブ」とはどのような作品だったのでしょうか?

山田:1985年という時代にね、スクールカーストをしっかりとシンプルに描いているんですよ。しかも密室劇で。あそこまでわかりやすく表現した作品はなかったと思いますね。

伊澤:演劇を観ているようでした。

山田:休みの日に補習を受けに、学校に呼び出された5人の生徒たちが過ごす、1日の物語なんですよね。

「スポーツマン」「秀才」「不良」「お嬢さま」「不思議ちゃん」という、異なるタイプを持った5人。生徒たちは「自分とは何か」をテーマにした作文を課せられ、徐々にお互いの内面をさらけ出していきます。

山田:「お前らなんかクソ野郎だ」ってそれぞれが思っていたくせに、次第に「お前も大変なんだな」になっていく、奇跡の1日ですよね。伊澤さんの好きなシーンはどこですか?

伊澤:私はダンスシーンで泣きましたね。これがダンスだよなって、若者の魂の叫びでした。

次回の6月27日(日)配信分は、ジョン・ヒューズ監督作品「ときめきサイエンス」について分析します。詳しくは音声配信サービス「AuDee(オーディー)」でチェックしてください!

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<番組概要>

番組名:山田玲司とバグラビッツ

配信日時:日曜22:00配信

パーソナリティ:山田玲司、伊澤恵美子

番組Webサイト: https://audee.jp/program/show/100000214

2021/7/3 6:00

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