「子どもの個性は潰すべき」そう言い放つ母が考える理想通りの子育て【親に整形させられた私が、母になる Vol.63】
■前回までのあらすじ
結婚式前の整形を勧める母に自分の気持ちはまったく通じない。かすかな希望も打ち砕かれ、母にとって私の気持ちは「どうでもいいもの」だとあらためて思い知らされるのだった…。
■「いらない個性」は親が潰すもの…?
母から離れた私がこのとき考えていた子育てとは、
『子どもの人格を尊重しながら育てること』。
しかし母にとっての子育てとは、
『親の理想どおりの子を育てること』。
母にとっては、私がもっとも苦しんできた『自分らしい心を喪失させること』が、正しい教育方法だったということです。
私にとっての正しさと、母にとっての正しさは、まったく異なっている。
こんな母と私では、きっと最初から分かり合えるはずがなかった…そうハッキリと気づいたのでした。
→次回に続く