スナイデル氏、EURO決勝T1回戦敗退のオランダ代表に苦言…主将MFには「これが我々のキャプテンなのか?」

 EURO2020決勝トーナメント1回戦でチェコ代表に敗れたオランダ代表について、元オランダ代表のヴェスレイ・スナイデル氏が苦言を呈した。29日に、オランダメディア『NOS Sport』が報じている。

 27日に行われた一戦で、オランダは後半55分にDFマタイス・デ・リフト(ユヴェントス/イタリア)が相手との競り合いの中でハンドを取られる。一時はイエローカードの判定だったが、VAR検証の結果、デ・リフトにはレッドカードが提示されて痛恨の一発退場となった。68分にDFトマシュ・ホレシュ(スラヴィア・プラハ/チェコ)のゴールでチェコに先制されると、80分にはFWパトリック・シック(レヴァークーゼン/ドイツ)に追加点を決められ、0-2で敗戦。西ドイツ(当時)で開催されたEURO1988以来の優勝を目指していたものの、決勝トーナメント1回戦で大会から姿を消すことになった。

『NOS Sport』によると、スナイデル氏は「オランダはボールを保持している時に問題が生じていた。選手たちの不注意さに、とても驚いているよ。多くの選手たちに問題があったんだ」と、母国代表の出来を批判。なかでも、今大会キャプテンを務めたMFジョルジニオ・ワイナルドゥム(パリ・サンジェルマン/フランス)や、エースFWメンフィス・デパイ(バルセロナ/スペイン)には特に厳しい意見をぶつけた。

「これが我々のキャプテンなのか? チェコ戦では、彼(ワイナルドゥム)がチームのために何かしている姿を一度も見ていない。ただの一度もだ」

「チームには強力なリーダーがいなかった。今回の試合では、特にワイナルドゥムとデパイについて話している。このオランダ代表は非常に平凡なチームだ」

 訪れたチャンスを決めきれず、チェコに屈したオランダ。スナイデル氏は、チームとしてのまとまりやリーダーシップの欠如を嘆いていた。

2021/6/30 13:49

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