松本人志特番の恩恵ゼロ!過去最悪3%爆死『新しいカギ』粗品「悪夢の口癖」!!

 7月2日夜8時から、チョコレートプラネット、霜降り明星、ハナコがメインキャストを務める番組『新しいカギ』(フジテレビ系)のレギュラー第5回目が放送される。

 同番組は1月3日の特番放送を経て、4月23日にレギュラー放送を開始した。しかし、レギュラー番組にもかかわらず放送は飛び飛びで、6月25日に続き『新しいカギ』が2週連続で放送されるのは今回が初めてとなる。

「『新しいカギ』は、4月23日の初回放送が世帯視聴率4.7%、5月14日の2回目も5.1%、5月28日の3回目は4.8%と、ゴールデン帯とは思えないような厳しい数字を出してしまいました。と、ここまで低空飛行だったものの、4回目と5回目の放送は2週連続となりますし、ここで一気に波に乗りたいところだったでしょう。しかし、“チャンス”とも言えた6月25日の4回目が散々に結果になってしまったんですよね」(民放キー局ディレクター)

 6月25日の4回目の放送の2週間前、6月12日にはTBS系でコント特番『キングオブコントの会』が放送された。

■放送終了後に勃発したコア視聴率議論!

『キングオブコントの会』は、近年『キングオブコント』の決勝の審査員を務めるダウンタウンの松本人志(57)、さまぁ~ず、バナナマンをはじめ、東京03、ロバート、バイきんぐ、シソンヌ、ライス、ハナコといった歴代王者、チョコプラ、ジャングルポケット、ロッチ、さらば青春の光らファイナリストが集結し、3時間にわたって新作コントを放送した。

「『キングオブコントの回』は松本さんが、2001年10月に放送された『ダウンタウンのものごっつええ感じスペシャル』(フジテレビ系)以来、20年ぶりに民放でコントを披露するという大きな話題もあり注目を集めました。また、放送後も松本さんのツイートが世間の関心を集めていましたね」(前出の民放キー局ディレクター)

 6月14日、松本がツイッターで「キングオブコントの会は内容的にも視聴率的にも大成功でした」としつつ「ネットニュースっていつまで“世帯”視聴率を記事にするんやろう?その指標あんま関係ないねんけど。。。」「コア視聴率が良かったんです。コア視聴率はスポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標なんです。そのコア視聴率が3時間横並びでトップやったんです。だから。低視聴率みたいなミスリードは番組を観てくれた皆さん。後輩達に申し訳ない気がします」と投稿した。

「『キングオブコントの会』の世帯視聴率が6.8%だったと報じた記事があり、それのせいで数字が悪かったと思われないように、松本さんはフォローの意味も込めてツイートしたのでしょう。この投稿がきっかけで、コア視聴率についての話題が盛り上がり、『キングオブコントの会』やコント番組に対する注目度も上がっていた。この一連の出来事があった後、最初の『新しいカギ』の放送が6月25日だったんです」(前同)

■『ピーターラビット』の半分以下!

『キングオブコントの会』にも出演したチョコプラとハナコをメインキャストに擁する『新しいカギ』。6月25日の放送では新作コントもスタートした。

「この日の放送では、レギュラー後3回放送されてきたチョコプラの松尾駿さん(38)と霜降りのせいやさん(28)が、坂上忍さん(54)と爆笑問題の太田光さん(56)のモノマネをする『サカガミくんとオオタくん』、松尾さんが舞い上がると空を飛んでいくキャラクターに扮する『ぶっとび!飛美男くん』がなくなっていました。

 代わりに松尾さんが、明らかにピースの綾部祐二さん(43)を意識したニューヨーカーになって時代劇のエキストラに参加する『エキストラアヤベ』、ハナコの岡部大さん(32)扮するヒロシが、映画の公開イベントやバラエティ番組で笑いを取ろうとする俳優になりたいと親に相談する『ヒロシの夢』といった新しいコントが導入されてました。

 しかし、6月25日の視聴率は世帯3.7%、個人が2.3%とボロボロ。いくらテレビ各局がコア視聴率を重視しているとはいえ、ゴールデンで世帯3.7%は相当ヤバい数字。

 そして、松本さんがツイッターで言及し注目を集めるコア視聴率も2.6%という低調。コア視聴率で比較すると、同じ夜20時からの『沸騰ワード10』(日本テレビ系)、『マツコ&有吉かりそめ天国』(テレビ朝日系)が共に5.0%。さらに日テレで21時から放送された『金曜ロードショー』の映画『ピーターラビット』が5.3%と、その差は歴然ですね」(前出の民放キー局ディレクター)

 コア視聴率が、『ピーターラビット』の半分以下しか取れなかった『新しいカギ』。数字の不調は現場にも影響があるという。

「低視聴率も顕著ですが、そのせいで現場のモチベーションが下がっているといいます。結果が出ないから、現場の雰囲気も殺伐としてうまく回らない。スタッフもどんどん辞めてしまうという悪循環まで起きてしまっているそうです」(制作会社関係者)

■悪夢の一言「これ、ちゃいますね〜」

 結果以外の部分でもモチベーションが下がる原因があるという。

「霜降り明星の粗品さん(28)のこだわりの強さにも、スタッフが参っているといいます。5月14日放送回では、粗品さんの実家の焼肉店の雰囲気にできるかぎり近づけたセットで、実際に粗品さんが肉を振る舞いながらゲストとトークを行う『焼肉ソシナ』というコーナーがありました。

 まな板も粗品さんの実家での店で使っているものと同じようなまな板が用意されたのですが、本番に臨む前にスタッフが気を利かせて、まな板を洗剤で洗ってしまったんです。これに粗品さんが怒ってしまい、“営業前にまな板を洗剤で洗う焼肉屋なんてない。こんなまな板は使えない。新しいのを用意して!”となり、なだめても収まらずで急遽、新しいものを買いに行くことに。それで2時間もコントの収録が止まってしまったといいます」(前同)

 実際の放送でも、客役として登場した松尾が「大将(粗品)がこだわり過ぎて、オープンするのがちょっと押しちゃったんだよ」と話していた。

「松尾さんは粗品さんに気を遣って“ちょっと”と話したのかもしれませんが、2時間はちょっとどころの話ではないですよね。ちなみに、まな板だけでなく、炭も肉も“NG”が出ていたそうですよ。

 粗品さんは『焼肉ソシナ』以外でも、納得できない部分があると注文をつけるといいます。その際の“セリフ”が、“これ、ちゃいますね〜”なんです。周囲からはもはや彼の口癖のように感じられるといいますが、驚きなのは、粗品さん自身が関わっていないコントにも、“これ、ちゃいますね〜”と口出しして、内容が変わってしまったこともあったそうですよ。

 スタッフはあまりにも“これ、ちゃいますね〜”と粗品さんから言われすぎて、耳鳴りのようになり、悪夢にまで出てくる人もいるといいますね。

 ただ、これは粗品さんの要求するレベルが高いからこそ。それにスタッフが追いついていない、とも言えるかもしれません。番組に対する思いが誰よりも強いから、粗品さんはスタッフにも厳しくなってしまうようです。それだけ、『新しいカギ』に粗品さんは賭けているということでしょうし、誰よりも現在の低空飛行を打破したいと思っているのではないでしょうか」(同)

 粗品の情熱とスタッフの歯車が噛み合ったとき、新しい扉が開くのかもしれない。

2021/6/30 7:38

この記事のみんなのコメント

1
  • ソフィア

    6/30 8:10

    元SMAPのパクリの時点で思い入れもクソも無いな

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