阿部寛、コンプライアンスを無視した行動が仇となり…映画『異動辞令は音楽隊!』製作決定

日本映画、ドラマ界を牽引し、どんな役もモノにする圧倒的演技力と、お茶の間の好感度、そして唯一無二の存在感をもって常にトップに立ち続け、先日も感動の最終回を最高視聴率で有終の美を飾った『ドラゴン桜』も記憶に新しい、国民的俳優・阿部寛が次に演じるのは、【捜査一課で仕事一筋の鬼刑事】。物語は、コンプライアンスを問われるこの時代で、犯人検挙には手段を択ばない警部補・成瀬司阿部寛が、行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から広報課に属す音楽隊への異動辞令という青天の霹靂から始まる。

2022年夏全国での公開を予定している、本作のタイトルを『異動辞令は音楽隊!』としてこの度、ギャガ製作・配給が決定した。

本作は今年8月上旬からクランクインを予定。監督は第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか数々の賞に輝いた『ミッドナイトスワン』を手掛けた、映画界でいま最も注目される内田英治監督。本作は監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で、わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドル・エイジたちの奮闘と生き様を、その警察音楽隊のメンバーにイメージを重ね合わせ生まれたヒューマンドラマとなっている。

<STORY>

犯罪捜査一筋の鬼刑事成瀬司は部下にやたら厳しく、犯人逮捕の為なら法律すれすれの捜査も辞さない男で、一人娘・法子とも、捜査を理由に約束を守らないような仕事バカ。高齢者を狙った「アポ電強盗事件」が相次ぐ中、勘だけで疑わしい人間を令状も無くパワハラ捜査をしていたが、そのコンプライアンスを無視した行動が仇となり、突然上司から異動を命ぜられる。刑事部内での異動だろうと高をくくっていた成瀬だったが、異動先はまさかの!?<警察音楽隊>だった―。

<監督・脚本:内田英治 コメント>

ありそうでなかった映画でございます。警察音楽隊を舞台にした新作、ようやく発表することが出来ました。『ミッドナイトスワン』以来、久しぶりの映画作りに胸は高まっておりますが、こうやって再びオリジナル作品を発表出来ることを嬉しく思います。本作はとある県警の警察音楽隊を舞台に、警官なのに楽器も奏でなければならなくなった隊員たちを描いたヒューマンドラマです。私自身が挫折しそうになったとき、音楽に救われた過去があるのですが、今回はそんな想いを映画にしました。主演は阿部寛さん。初めてお会いしたときに「この役にぴったりだ」と手を叩きそうになりました。ひとつの価値観が一瞬にして崩れると人はどうなるのか。中年が持つ危機感と悲哀を見事に演じてくれるはずです。みなさま、どうぞご期待ください。

<主演・成瀬司役:阿部寛 コメント>

内田英治監督とは今回初めてご一緒させて頂くという事で、今までと違った自分が引き出される現場になる予感がしていて、撮影現場に入る事がとても楽しみです。捜査一筋の刑事が音楽隊に異動させられる主人公役という事で、今回は楽器も演奏することになり、これまで演じてきた刑事役とはまた一味違った役どころですのでそういった意味でも新鮮さをもって挑んでいきたいと思います。まだ撮影に入る前ですが、皆様に元気をお届けできる作品になると感じています。

■映画『異動辞令は音楽隊!』

2022年夏 公開予定

監督・脚本:内田英治(『ミッドナイトスワン』)

出演:阿部寛

配給:ギャガ

(C)2022『異動辞令は音楽隊!』製作委員会

2021/6/30 6:00

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます