おねだり魔なママ友の驚き実態 突然の連絡で押しかけてくる、借りたものを返さない!?【ママのうっぷん広場 Vol.26】

ママ友と付き合いにおいて、「いつも自分の方ばかりが損しているかも」と感じた経験がある人はいますか? どうやらママ友関係においては、時におねだり魔なママ友に出会い、戸惑ってしまうこともあるようです。今回は、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードを元に、おねだり魔なママ友との付き合い方について考えてみたいと思います。

■毎日アポなしで来て23時まで帰らないママ友

多く寄せられたのが、「ママ友が遠慮なく自分の家に来る」というエピソードです。

「旦那さんが交代制の仕事で、夜勤の日は仮眠をとるため、半日ショッピングモールで過ごすママ友。乳児連れで大変かと思いわが家へ招いたら、それから毎日アポなしで朝から夕方まで居すわるように。お昼ごはんもおやつも飲み物も当たり前のようにうちのものを食べ、しまいにはオムツすら持って来なくなり、自分の子の物を催促。よそで交換した使用済みオムツも、無言でわが家のゴミ箱に捨てるし、他のママ友と遊んでる時も、『用事があるから』って断ったのに、アポなしで乱入してきた」

「同じマンションに住むママ友が、毎日アポなしで来て23時まで帰らない。毎日こちらの動向をチェックして、前の夜の献立まで知っていたり、車が何時から何時までなかったねと言われたり…。また、買い物で私の車をアテにして、しつこく買い物の話題を出してくるなど、閉口していました」

「事前約束もなく、毎回突然『今からどう?』と誘ってくるママ友。こっちにも予定があるし、携帯の通知だって気づかない事もある。それで、こちらが『ごめん! 気づかなかった!』と謝ってるのに、その後なんのリアクションもなし。すごくモヤモヤしました」

「ママ友が仕事を始めるにあたり、『急に警報が出ると仕事を休めないから、母の都合がつかない時に預かってほしい』と言われ、仕方なく了承した。結果、母親に頼む前にわが家に連絡してきて『ごめんねー』と言いながら置いて行きます。子どもは物をこわすし、入らないでほしい寝室を開けるし、やりたい放題。ママ友は、『うちの子、そういうところがあるんだよねー』で終わり。夕食もわが家で食べるし、風呂まで入らせてほしいと言われたが、拒否した」

「休日の朝、庭がにぎやかで起きたら、ママ友の子どもがリュックを背負って遊んでいました。聞いたら、『今日はママが出かけるから、迎えに来るまでここで遊んでなさいと言われた』とのこと。何度ママ友に連絡してもつながらず、1泊2日わが家に滞在した」

ママ友との親密度やそれぞれの感覚にもよりますが、さすがに我慢できないと感じるほどの強烈なエピソードが寄せられていました。まるで自分の家のように長時間居すわったり、子どもの託児所のように利用したりと、遠慮のない行動が目立ちますね。

筆者自身、ここまでの経験まではいかないものの、友人の家が居心地がよくて夕ご飯の準備の時間まで滞在してしまったことがあります。楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿を見ると、なかなか声がかけづらく、ママ友に「何時まででもいていいよ」と言ってもらえたことに安心して、つい長居してしまったことを覚えています。その後も、ママ友とは良好な関係が築けていますが、振り返ると早く帰ればよかったと反省します。

■「オムツを借りパク!?」 物を返さないママ友

また、人の物を借りたままにして返さないママ友に関するコメントも寄せられていました。

「子どもの習い事のイベントにお友達を誘いました。当日、その子が服を汚してしまい、着替えを貸してもらいました。普通なら洗って数日で返しに行くと思いますが、1ヶ月たってもまだ戻ってないと聞かされました」

「赤ちゃんの頃から、必ずと言ってもいいほど、着替えやオムツミルクなどを持ってこない。我が家にあるものを使い、『後で洗って返すね』と言っては借りパクされてました」

「毎日うちに来るママ友がいました。オムツやお尻ふきを使っておいて、『これはうちの子には合わない』などと言います。さらに、暑い日の公園で息子の水筒を奪ってお茶を飲み干してしまったり、オモチャをこわしたり、クレヨンを折られたり子どもにまで被害が及びました。幼稚園入園後、私が仕事に行き始めると『自分の友達親子と遊びたいから家を貸してくれ』と言われて、さすがに断ると無視されて、『自分が働くからって調子にのっている』と悪口を言われました」

「私の夫がDIYが得意なのを知ると、『うちに棚を作ってほしい!』と言ってきて、あ然としました。『道具だけ貸すから』とか、『子どもがスポーツ少年団で忙しいし、たまの休みは家族で出かけたい』と遠回しに断っていたのですが、運動会の予定日に雨が降ったのを見計らって『今日だったら空いているでしょ! 作って!』とごり押しされて、作ってあげました」

ママ友間にかかわらず、人と人との間での物の貸し借りは、トラブルの元になります。特に、子育て中はオムツやお尻ふきにミルクなど、必要なものが多いため、貸し借りすることも多いでしょう。ただ、借りたら必ず返すとか、借りる必要がないように多めに持っておくなどの努力が必要ですよね。「親しい仲にも礼儀あり」だと、つくづく感じます。

■おねだり魔のママ友、これで撃退!

それでは、おねだり魔なママ友に遭遇した時、どのように対応すればいいのでしょうか。アンケートに寄せられた回答から、解決法を探ってみたいと思います。

「付き合いをやめました」

「他のママ友が話を聞いてくれて味方になってくれた。相手に直接文句を言おうと思ったけど、やはりフェードアウトが1番いいのかも」

「子ども同士は友達ですが、親同士は正直に言って赤の他人。友達になれるパターンもあるとは思いますが、本当の友達は珍しいような気がします。『子は子、私は私』、ママ友同士で集まって、遊ぶ子もママが決めて約束する必要はないと思う。なぜなら、子どもが自分で誰と遊ぶか決めていくことで成長していくから。小学校に入れば、最初こそ手助けは必要ですが、あとは自分でいろいろ決めていきますし、お母さん方とも会う機会が減るので、楽になりました」

たしかに、自分が一方的に搾取されていると感じた場合には、そのママ友との付き合いをやめたり、他の友達を作ったりという対策もとれそうですね。そして、あくまで「子は子、私は私」という前提を忘れないことが重要です。子ども同士が友達だからという理由だけで、一方的に利用され、理不尽な思いを我慢する必要はないでしょう。最後に、ママ友との付き合い方についてその本質をとらえたコメントも紹介します。

「ママ友に対して仲良くて大事にしたいと思っていたのはこちらだけで、私は利用されていたんだと目が覚めた。初めての子育てで、外の世界と接することが減り、ママ友の言いなりになっていましたが、いろいろな人と接することで、『嫌われてもいい』、『無理に付き合わなくていい』と思えるようになりました。悪口を言われても私と付き合ってくれる人はいるし、子どもの成長のためにもくよくよしてはいけないと思いました」

「自分にとっての非常識が相手には伝わらない。伝わっていても、利用するしたたかな人間って存在するんだなと。人間関係の悩みはきっと一生ついて回るのですね。でも自分と家族を守りながら、自己中な人たちとは疎遠になっても、気の合う助け合える人たちとのお付き合いを大事にしていきたいと思います」

あらためて、人付き合いにおいて相手の気持ちを考えることがいかに大切なことか、思い知らされます。善意を当たり前のように期待されて、そこに感謝の思いもなければ、誰でも不快に感じます。仲が良くなりすぎることで、その境界線があいまいになり、行きすぎた行動をとってしまう人もいるのかもしれません。価値観や距離感が違う人たちが集まるママ友同士では、とりわけ気遣いが必要になってくるでしょう。

もしも、実害を被ったり、ストレスを感じたりする場合、あまりにも非常識なママ友とは離れることも必要です。子育て中は、家族以外との交流が減り、それまでの人間関係が一時的に途絶えることもあり、視野も狭くなりがちです。だからこそ、自分にとって本当に大切な人が誰なのか、あらためて考え直す時間が作れるといいのかもしれません。そして、お互いを思いやり、尊重しあえるいいママ友付き合いがしていけるといいですね。

2021/6/29 14:00

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