川崎が大邱FCとの打ち合い制しACL白星発進!…L・ダミアンがオーバーヘッド弾など2発

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループI第1節が26日に行われ、川崎フロンターレは大邱FC(韓国)と対戦した。

 今大会のグループステージはセントラル方式で開催され、グループIはウズベキスタンの首都タシュケントで行われた。Jリーグ王者の川崎は2年ぶり8度目のACL出場で、過去3度の敗退を喫したベスト8超えを狙う。

 だが、川崎は試合の立ち上がりに先制を許す。大邱は8分、ファン・スンミンがペナルティエリア中央のこぼれ球を左足ダイレクトで沈めて先制点を奪った。さらに川崎は28分にジェジエウがペナルティエリア内で相手選手を倒してしまいPKを献上。しかし、キッカーのエジガルのシュートはGKチョン・ソンリョンが好セーブで防ぎ、チームのピンチを救った。

 すると、川崎は40分に反撃が実る。ジェジエウがエリア内へ浮き球パスを送ると、ゴールを背にしたレアンドロ・ダミアンがトラップでボールを浮かせて、そのまま豪快なオーバーヘッドキックで同点ゴールを奪った。

 1-1で迎えた後半も先に大邱がリードを得る。47分、イ・グノがエリア右からクロスを上げると、FWセシーニャがヘディングシュートを叩き込んで勝ち越しゴールを挙げた。

 それでも、川崎は51分に左サイドの三笘薫が仕掛けてエリア左の深い位置から折り返す。これはニアのDFにカットされたが、こぼれ球をL・ダミアンが押し込んで再び同点に追いついた。さらに55分には、左CKの流れでゴール前混戦のこぼれ球をジョアン・シミッチが蹴り込んで逆転ゴール。シミッチは移籍後初ゴールとなった。

 逆転に成功した川崎は63分、脇坂泰斗に代わってケガ明けの大島僚太がピッチに立ち、待望の復帰を果たした。試合はこのまま終了し、川崎が打ち合いを制してACL白星スタートを飾った。

 次節、川崎は29日に北京FC(中国)と、大邱は同日にユナイテッド・シティ(フィリピン)と対戦する。

【スコア】

川崎フロンターレ 3-2 大邱FC

【得点者】

0-1 8分 ファン・スンミン(大邱)

1-1 40分 レアンドロ・ダミアン(川崎)

1-2 47分 セシーニャ(大邱)

2-2 51分 レアンドロ・ダミアン(川崎)

3-2 55分 ジョアン・シミッチ(川崎)

2021/6/27 5:38

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます