４月２５日から放送されている阿部寛（５７）主演のドラマ『ドラゴン桜』（ＴＢＳ系）の第２シーズンが６月２７日で最終回を迎える。

　最終回を目前にした第９話では、生徒たちが共通テストに挑戦し、結果を巡って明暗が分かれるストーリーが繰り広げられた。そして、東大専科の生徒たちのストーリーと共に進行していた学園買収の話でも大きな動きがあった。

「最終回の第１０話では、いよいよ生徒たちの東大受験の結果が明らかになるほか、学園買収の決着もつきストーリーの結末が気になるところです。しかし、それ以外にも注目のポイントが最終回にはあるんです」（テレビ誌ライター）

　１０話の予告編を見ると、阿部演じる桜木が「あいつらのために頼もしい助っ人を用意した」と話すと、テロップには「最強の助っ人！」と表示される場面がある。

「この予告編で触れられている、“最強の助っ人”が誰なのかという点が放送前から大注目されています。今回、第１話では、２００５年７月期に放送された第１シリーズで生徒役だった紗栄子（３４）演じる小林麻紀が登場して大いに話題になりました。紗栄子と同じくらい驚くようなゲストが出てくる可能性もありますし、期待は高まりますよね」（前同）

■現場で伝わるのは「大物が来る」！

　最終回に登場する最強助っ人の存在が気になるのは、ドラマ視聴者だけではないという。

「『ドラゴン桜』の撮影はかなりタイトなスケジュールになっていて、最終回の予告が出た時点ではまだ台本が届いておらず、撮影現場でも“最強助っ人”として登場するサプライズキャストが分かっていなかったといいます。ただ、“誰か大物が来る”との話だけは伝わっていたそうですよ」（ドラマ制作会社関係者）

　６月２５日付の『日刊ゲンダイＤＩＧＩＴＡＬ』では、阿部とドラマ『トリック』で共演した仲間由紀恵（４１）が登場するといった予測もあった。

「さまざまな予想も出てきていますが、現場では第１シリーズで生徒だった矢島勇介役の山下智久さん（３６）、香坂よしの役の新垣結衣さん（３３）のどちらかが登場するのではないか、となっているといいますね」（前同）

　２００５年夏に放送された第１シリーズでは、主要キャストとして強烈な印象を残した山下と新垣。どちらが登場としても大きな話題になるが、当時と大きく状況が変わっているのが山下だろう。

「山下さんは２０２０年１０月いっぱいでジャニーズ事務所を退所しています。これは再出演にあたってかなりの障壁となる話かもしれませんね」（芸能プロ関係者）

■電撃“不義理退所”の山Ｐとキンプリ共演は困難!?

　山下は２０２０年８月、『文春オンライン』で未成年女性との飲酒・お持ち帰り疑惑が報じられ、芸能活動自粛の処分を受けていた。

「山下さんは、自粛期間中にハリウッド映画の出演オファーが舞い込んだといい、このオファーを受けるために退所の道を選択したと言われています。

　また、彼が急遽ジャニーズか去ってしまったため、発売延期状態だったＫＡＴ－ＴＵＮの亀梨和也さん（３５）とのユニット・亀と山Ｐのアルバム発売が中止になるという事態も生じました。その損害額は大きく、また渡米に際して山下さんは亀梨さんに連絡も入れなかったとも報じられました。こうした、“飛ぶ鳥跡を濁さず”の真逆と言えそうな彼の行動に対し、ジャニーズ事務所は相当怒っているとささやかれていましたね」（前出の芸能プロ関係者）

『ドラゴン桜』第２シーズンには、現役のジャニーズタレントであるＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの高橋海人（２２）が主要キャストの１人、瀬戸輝役で出演している。

「キンプリは今ジャニーズが最も期待しているグループと言われていて、そのメンバーである高橋さんと、必ずしも円満退所だったとは言えない山下さんが共演するのはかなり難しいかもしれません。そうなってくると、先日、星野源さん（４０）との結婚という大転機はあったものの、大きな問題や揉め事がない新垣さんが、出演する可能性が高いのでは、と言われているといいます」（前同）

　そんな山下だが、昨年１１月１２日、ジャニーズ退所後初めてのインスタグラム投稿を行い、「ジャニーズ事務所は、僕、山下智久を生み育ててくれた生家です」などと感謝を綴った。

　前出のドラマ制作会社関係者は話す。

「山下さんも公に、ジャニーズに対する感謝の気持ちを出し、これと前後し、わだかまりもなくなった、といった話もありました。そうであれば山下さん出演の可能性は十分ありますし、本命は新垣さんであるのは変わりませんが、対抗としては、やはり山下さん、というところでしょうね」

　果たして、最終回で視聴者をあっと驚かせる“最強助っ人”は誰なのか。放送が待てない！