マイクロソフトがUXを再設計したWindows 11を発表 Amazon Appstoreと連携したAndroidアプリの動作やゲーム体験の向上を盛り込む

マイクロソフトは日本時間の6月25日、Windows OSの新バージョンであるWindows 11を発表。2021年後半のリリースを予定していて、対象となるWindows 10搭載PCには無償アップグレードにより提供される他、今年のホリデーシーズンからWindows 11搭載PCが販売されます。

ユーザー体験(UX)の中心となるユーザーインタフェースは、スタートボタンを含むタスクバーのメニューが中央に配置され、スタートメニューを画面の中央に表示する仕様に。スタートメニュー上にはクラウドと「Microsoft 365」の連携により、AndroidやiOSで開いたファイルを含め、最近使ったファイルを表示します。

複数のアプリを使用する際に、レイアウトを選んで画面にスナップする機能を搭載。マルチタスクや作業履歴の把握を容易にしています。デスクトップは「仕事用」「ゲーム用」「学校用」など、用途別にカスタマイズした別々のデスクトップが利用可能に。

デスクトップにはユーザー向けにパーソナライズされた情報をフィードする“ウィジェット”を表示。ウィジェットをクリックしてEdgeブラウザでウェブページを確認できます。

「Microsoft Teams」はタスクバーに統合され、連絡先の相手とのチャットやビデオ通話、ビデオ会議がすぐに起動可能になります。

アプリストアのMicrosoft Storeは、Amazon Appstoreと連携。Amazon Appstoreで配信されているAndroidアプリをWindowsにインストールして起動可能になります。Amazon Appstoreでは、「Fire HD 10」タブレットの発売に合わせてMicrosoft 365のアプリを配信開始するなど、マイクロソフトとAmazonが連携を強めている点に今後注目できそうです。

ゲーム体験の向上も注目できるポイント。DirectX 12 Ultimateによる高フレームレートで没入感のあるグラフィックスの実現、鮮やかな色を実現するAuto HDRといったビジュアル面での改善に加えて、Xbox Series X|S で導入された“Xbox Velocity Architecture”と同様に、NVMe SSDの読み込みを高速化してロード時間を短縮する“DirectStorage”の機能が導入されます。

月額サービスの「Xbox Game Pass for PC」に加入すれば、プリインストールされているXboxアプリから100タイトル以上のPCゲームがプレイ可能。さらに、Xboxゲームも含めた月額サービス「Xbox Game Pass Ultimate」に加入すると、今後クラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」(現“Project xCloud”)によりブラウザでコンソールゲームがプレイ可能になる他、今年後半にはXboxアプリからクラウドゲームがプレイ可能になることが発表されています。

Introducing Windows 11(YouTube)

https://youtu.be/Uh9643c2P6k

日本マイクロソフトは、現在使用しているPCのWindows 11への互換性をチェックできるツールをウェブサイトで配布しています。

新しい Windows 11 OS へのアップグレード | Microsoft

https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11

画像:日本マイクロソフトウェブサイト、YouTubeより引用

2021/6/25 13:30

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