異例のヒット「子育てにちょうどいいミシン」が超使える
ステイホーム生活が続くなかで、新しい趣味に手を出してみようと考える人も少なくないはず。筆者も今まで触れてこなかったジャンルはないものかと考えていたところ、今回取り上げる「子育てにちょうどいいミシン」がネットで注目されていた。「ほう、ミシンか」と、勢いで買ってしまった次第である。
友人とのルームシェア暮らしの筆者宅にミシンはなく、ボタンを縫いつけるための小さなソーイングセットがある程度。しかし、以前からミシンをはじめ自作の布モノには興味があり、小物入れやクッションカバーを作ったり、古着の修繕や、キャンプで使うギアの収納袋などを作ってみたかった。
◆ミシン初心者でもカンタン!子育てにちょうどいい
●アックスヤマザキ 子育てにちょうどいいミシン
実勢価格:1万1000円/サイズ:幅29.4×奥行き11.5×高さ26.5(cm)/重量:2.1kg
結論から言うと、本製品には大変満足している。そもそも筆者はミシンを使うのは小学校の授業以来。ほぼ初心者だったが、製品公式サイトに使い方やレシピ動画が詳しく載っており、非常に参考になった。巾着やエコバッグ、マスクなどの作り方が動画で掲載されており、参考にしつつ自分の欲しい形になるようアレンジしている。
「ユザワヤ」などの手芸店に行くと高性能なミシンがずらりと並んでいるが、本機は機能のシンプルさも魅力の一つ。
正直、筆者のような素人は手縫いの代わりができれば十分なので、複雑な機能があっても持て余すに違いない。付属のペダルを踏めば針が動く、レバーを下げれば返し縫いになる、これだけでOKだ。価格も手頃なのが嬉しい。
◆出しっぱなしでもOK。コンパクトで飾れるデザイン
個人的には、ミシンらしからぬスタイリッシュなデザインとコンパクトさが気に入っている。黒一色の角張った筐体は、リビングや棚の端に出しっぱなしにしていてもサマになる。メーカーもこれらの要素はウリにしているようで、収納場所がなかったり、逆に収納してしまうと使わなくなる人にはありがたい要素だろう。
近年ではタイベックやダイニーマといったアウトドア向けの高耐久生地を個人でも買うことができる。筆者はタイベックを使って登山用のトレッキングポールの収納袋を作ったが、そうした手芸とは違うジャンルのアイテム作りにもミシンは役に立っている。分厚い生地にはうまく針が通らないが、もっといろんなものが作りたくなったら上位機種を検討する頃合いか。
ミシンが家にあると安心感がある。破れても縫えばいい、ちょうどいいサイズがないなら作ればいい。DIY精神で楽しみたい。
◆子育てにちょうどいいミシンのここがスゴイ!
12種類のパターンが選べるダイヤル。どんな縫い方になるのかがグラフィックで一発でわかるため使いやすく、ダイヤル自身が本体のデザインアクセントにもなっているのだ。
【今週のジバラー】ヤマダユウス型
楽器、カメラ、イヤホン、ゲームが好きなフリーライター。主にガジェット関連の記事執筆や取材を行っている