“禁断の移籍”が実現…インテル、宿敵ミランからMFチャルハノールの獲得を発表!

 インテルは22日、同じ街のライバルであるミランからトルコ代表MFハカン・チャルハノールが加入することをクラブ公式サイトで発表した。

 チャルハノールとミランの契約は6月30日で満了を迎えるため、インテルには移籍金の発生しないフリートランスファーで加入。インテルとは2024年6月30日までの3年契約を締結した。

 チャルハノールはドイツ出身の現在27歳。カールスルーエの下部組織出身で、2012年2月に同クラブのトップチームデビューを飾った。同年夏に加入したハンブルガーSVでブレイクを果たし、2014年夏にレヴァークーゼンへとステップアップ。同クラブでは公式戦通算115試合の出場で28ゴール29アシストを記録し、チャンピオンズリーグ(CL)にも出場した。

 同選手は2017年夏、2330万ユーロ(当時レートで約30億円)の移籍金でミランへと完全移籍。公式戦通算172試合の出場で32ゴール48アシストを記録し、2020-21シーズンはクラブに8シーズンぶりとなるCL出場権をもたらした。

 しかし、ミランとの契約延長交渉は給与面などで折り合いがつかずに難航。プレミアリーグへの移籍も噂されていた。そんななか、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの現役続行が不透明な状況にあるインテルが、短期間で交渉をまとめ上げることに成功した。

 なお、インテル-ミラン間の直接移籍は、1996年以降では19人目。2000年代初頭は元オランダ代表MFクラレンス・セードルフ氏と元イタリア代表MFフランチェスコ・ココ氏のトレード移籍(2002年夏)など盛んに行われていたが、直近では2013年夏にインテルからミランへと期限付き移籍したアルゼンチン人DFマティアス・シルベストレ(現ロイヤル・エクセル・ムスクロン)まで遡る。また、ミランからインテルへの移籍となると1996年以降では8人目となり、2012年夏に元イタリア代表FWジャンパオロ・パッツィーニ氏とのトレードで完全移籍した元同国代表FWアントニオ・カッサーノ氏以来となる。

2021/6/23 1:33

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