“灯台守”ロバート・パティンソンは「バスター・キートン並みに体を張った」『ライトハウス』監督が明かす

『ムーンライト』『ミッドサマー』など、斬新かつ良質な作品を生み出し続ける制作・配給会社「A24」が製作した極限スリラー『ライトハウス』。この度、絶海の孤島の灯台守を演じたウィレム・デフォー、ロバート・パティンソン、そして監督のロバート・エガースのインタビュー映像が解禁。灯台守の過酷な労働シーンも収められている。

解禁となった映像は、「なぜ前の奴は辞めた?」と食事中にイーフレイム(ロバート・パティンソン)が何気なくトーマス(ウィレム・デフォー)に問うと、「死んだんだ、気が狂って」と、嘘か本当か分からないような答えを返されるシーンから始まる…。

その後に映し出されるのは、気が滅入るようなハードな雑用を黙々とこなしていくイーフレイムの姿。井戸から重い飲水を汲み上げ、油の入ったタンクを引きずりながら階段を上がり、暴風雨の中で台車を押し、古びた屋根を修理する日々に、思わず海辺に佇むカモメにさえイラついてしまう。

ベテランの灯台守のトーマスからまるで奴隷のように扱われ、日々のハードワークを押し付けられる悲惨な役を演じたパティンソンについて、エガース監督は「ロブ(ロバート・パティンソン)は誰よりも働いていた」「バスター・キートン並みに体を張って表現する」とコメント。チャールズ・チャップリン、ハロルド・ロイドと並ぶ“三大喜劇役者”であり、“史上最高のスタントマン”ともいわれる俳優名を挙げてその見事な“働きっぷり”を称える。

デフォーも「2人だけだと頼り合うしかない、一心同体だ」と語るが、その言葉とは裏腹に、外壁を塗るために灯台の高台から吊ったイーフレイムを、不注意で岩場の上に真っ逆さまに落下させてしまうという、笑えない喜劇のような展開も映し出されている。

その後、予定の日に迎えの船が来ないことが分かり、孤島で徐々に常軌を逸していく2人。パティンソンが「撮影が待ち遠しい場面があった」とふり返るように、過酷ながらも決して忘れられない現場であったことが明かされている。

『ライトハウス』は7月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。

(text:cinemacafe.net)

■関連作品:

ライトハウス 2021年7月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開

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2021/6/22 18:35

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