テレビ業界人が注目する、春ドラマで評価を爆上げしたネクストブレイク必至の俳優7人

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◆トップクラスの人気俳優ぞろいだった春クールドラマ

 話題作ぞろいだった4月クールの春ドラマが大団円を迎えた。その中でも16年ぶりに帰ってきた『ドラゴン桜』(TBS系、日曜午後9時~)は“半沢直樹”流の演出を取り入れる進化を遂げて高視聴率をマーク。

 また、『コントが始まる』(日本テレビ系、土曜午後10時~)の菅田将暉や神木隆之介や有村架純、『リコカツ』(TBS系、金曜午後10時~)の北川景子と永山瑛太や『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系、火曜午後9時~)の松たか子、『恋はDeepに』(日本テレビ系、水曜午後10時~)の石原さとみと綾野剛、『イチケイのカラス』(フジテレビ系、月曜午後9時~)の竹野内豊と黒木華といったトップクラスの主演俳優陣の熱演が光るクールでもあった。

 そんな春ドラマで豪華な主演俳優よりも“存在感”を放っていた、今後ブレイク間違いなしの俳優たちがいたという。各ドラマをチェックしていたテレビマンたちに、そんな逸材俳優を聞いた。

◆『ドラゴン桜』で迫真の憑依演技を見せた細田佳央太

 まずは、かつてキー局のドラマ制作会社で働き、現在はフリーのプロデューサーを務めるA氏に聞いてみた。

「今クールで最も成功したといえる『ドラゴン桜』に出ていた細田佳央太さんですね。元々はイケメン俳優として話題だった彼でしたが、このドラマで演じた発達障害の高校生・健太役のために坊主にして10kg以上の増量をしたそうです。

 そのプロ根性はもちろんですが、セリフが少ない中で特別な才能を持つ不思議でピュアな青年を巧みに演じている姿に衝撃を受けました。こういった特殊な役どころは過剰な演技になりがちですが、あくまで自然体に演技をできているところが彼のすごみだと思います。

 すでに次クール以降での映像作品のオファーも殺到しているようです。もちろん、元欅坂46の平手友梨奈さんやKing&Princeの高橋海人さんの演技力とオーラも素晴らしかったのですが、細田さんの演技に持っていかれたなという印象」

 人気のドラゴン桜に出演する役者の中でも、細田のプロ根性は一際目を引くものだったという。

◆『リコカツ』で自衛官の恋敵を演じた田辺桃子

 さらにA氏は、今後ブレイク必至の若手女優の名前も数名挙げてくれた。離婚を決意した夫婦を取り上げた異色のドラマ『リコカツ』で、北川景子の恋敵を演じたに田辺桃子に熱い視線が注がれているという。

「『リコカツ』で永山瑛太演じる緒原に思いを寄せる航空自衛隊員・一ノ瀬純を演じた田辺桃子さんです。北川景子演じる咲にたびたび嫌がらせをする悪女ながらも優しさを隠し持つという難しい役どころを堂々と演じて『あの子は誰?』という声が殺到したそうです。

 実は同じ春ドラマの『ゆるキャン△2』(テレビ東京系、木曜深夜0時30分~)ではとにかく騒々しい元気キャラ・千明役を演じており、私も「本当に同一人物?」と疑ってしまったほど。そんな芸達者なところも彼女のウリで、近いうちに主演クラスになっていける女優さんですね」

 小役時代から培ってきた演技力は申し分ない田辺。今後出演するドラマや映画は要チェックだ。

◆『コントが始まる』で異彩を放った古川琴音

 また、A氏は今後全国区で活躍していくと予想するある女優の名前を挙げてくれた。

「『コントが始まる』で有村架純さん演じる里穂子の妹・つむぎ役を演じた古川琴音さんでしょう。菅田将暉さん、仲野太賀さん、神木隆之介さんに加えて有村架純さん、芳根京子さんといった知名度と実力ともに申し分のない俳優陣がズラリと並ぶなかで全くひけを取っていなかった。

 印象的なルックスはもちろんですが、繊細な表情の作り方がずば抜けて上手ですよね。NHKの朝ドラ『エール』(2020年前期)や映画でも注目を浴びていましたが、いよいよ全国区の女優になっていくでしょうね。テレビドラマを主戦にする女優ではいないタイプなので今後もオファーは途切れないはず」

 個性派女優としての立ち位置を確立できれば、面白い存在になりそうである。

◆『大豆田とわ子~』で持ち味炸裂の東京03・角田晃広

 映画やドラマ撮影の最前線にいる撮影監督・B氏にも気になった俳優を伺った。

「『大豆田とわ子と三人の元夫』で“器の小さい元夫”を演じた角田晃広(東京03)です。東京03のコントでも演技力は評価されていましたし、『半沢直樹』でも存在感を発揮していた角田さんですが、今作はかなりハマり役だったのでは? 

 カッコつけだけど何をしてもダサくなってしまうカメラマン役はリアリティ満点でしたし、時折見せる切ない演技もお見事。塚地武雅(ドランクドラゴン)などのようにドラマに欠かせない“役者”になっていくと思いました」

 芸人発の役者は演技力に加えて、独特の存在感が妙味を出している。これからどんなドラマや映画で角田は活躍するのだろうか。

◆坂道シリーズのきっての実力を持つ日向坂46・佐々木美玲

 さらにB氏は「まさにネクストブレイクと言う言葉がピッタリ」という女優を1人上げてくれた。

「今後ブレイクの可能性と言う意味では『声春っ!』(日本テレビ系、水曜深夜0時59分~)に出演していた日向坂46の佐々木美玲さんでしょう。

 楽曲でのパフォーマンス面はよく知らないのですが、同作ではコンプレックスを抱えながらも夢を追う少女を好演。若手女優として十分に存在感のある演技を見せていたのが印象的でした。グループ全体のドラマだけではなく、ソロでも役者業は増えそうですね」

◆近年まれに見る逸材! 子役の川原瑛都がすごい!

 また、B氏は「ぜひ見てほしい」と1人の子役の名前を挙げてくれた。

「もう一人挙げるとしたら『コタローは1人暮らし』(テレビ朝日系、午後11時30分~)で1人暮らしをするワケあり5歳児のコタローを演じた川原瑛都くんですね。以前から話題の子役でしたが、同作では無邪気さがありながら演技力も完璧。近年の子役の中でもトップクラスではないでしょうか」

「5年後が気になる末恐ろしい逸材」とB氏が語る川原。順調にステップアップしていってほしいものである。

◆『イチケイのカラス』で再ブレイク必至の竹野内豊

 脚本家にも意見を伺った。アニメや恋愛ドラマを多く手掛ける女性脚本家・C氏はあの有名俳優を挙げた。

「もちろん誰もが知るトップ俳優ですが……あえて『イチケイのカラス』で刑事裁判官・入間を演じた竹野内豊さんを挙げさせてください。どこか力の抜けた空気感のキャラクターと芯のある正義感の部分をうまく使い分けて、新しい法廷モノの主人公像を作り上げていたことがスゴいなと。

 今回のドラマを見て『竹野内さんでオリジナルを作りたい』という脚本家やプロデューサーもいましたし、再ブレイクというと失礼ですが、仕事は激増するのではないでしょうか」

 今回、テレビマンたちが挙げた俳優たちが数年後、いや近い将来に必ずテレビドラマや映画界を席捲しているはずだ――。今のうちにしっかりと顔と名前を覚えておいて彼らの躍進を刮目してほしい。

ライター/木田トウセイ

【木田トウセイ】
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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  • 日刊SPA!

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