視聴率爆死も…TBS『ラヴィット!』&麒麟・川島明「芸人全員支持」の理由

 今年3月29日からスタートしたTBSの朝の情報バラエティ番組『ラヴィット!』。麒麟・川島明(42)をMCに抜擢し、注目が集まっていたが、視聴率は4月9日に過去最低の1.1%を記録。はやくも「視聴率爆死」という評判を確立してしまった感があるが、一部では別な声も上がっているという。

「6月16日深夜放送のラジオ『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、『ラヴィット!』の話題が出たんですが、パーソナリティの山里亮太(44)も、ゲストの見取り図も、『ラヴィット!』が芸人にとって大変な番組であるとしつつ、非常に好意的なコメントをしたんです」(女性誌記者)

『ラヴィット!』は、朝の情報番組ながらニュースネタは一切扱わず、人気のコンビニスイーツ、といった、一見ふわっとした企画がつづく。しかし、実は芸人にとっては過酷なようで、見取り図のツッコミ・盛山晋太郎(35)は出演時を振り返り、「『ラヴィット』、僕、けっこうスベってしまうんで」と話すと、山里も「うさぎ(番組マスコット)がね、無茶振りしてくるもんね」と、同意していた。

『ラヴィット』の特異さについては、5月29日深夜放送のラジオ『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でオードリーの春日俊彰(42)も、

「人気ランキングとかやってるからさ。“(ランキングが)外れた!”とか“当たった!”とか、楽しくやる番組だと思ってたのよ。それで行ってみたら、なかなか本格的な大喜利番組なの(笑)。朝の生の大喜利番組みたいな感じなのよ」

 と、振り返っていた。

■「みんなが楽しそうに笑ってるのって、デカイと思う」

「川島は頭の回転速度が凄まじく、裏廻しやフォローがバツグンです。盛山も、“スベってしまう”と言いつつ、それでも、“川島さんが絶対になんとかしてくれはる”としていました。山里も、“反応速度尋常じゃないし。あの朝の温度のギリギリ、お笑いの純度の高い番組との間のところを、絶妙にいって”と話していましたね」(前出の女性誌記者)

 山里は『ラヴィット!』を「あれは『脱力タイムズ』(フジテレビ系)みたいなテイストがあんじゃないかって。お笑い純度高めな」と、バラエティ番組としての要素が濃いことを指摘し、

「いま、色んな辛い情報ばかりだから、そういうのを全く入れたくないって瞬間が今、きてるのよ、みんな」「そうなった時に、あそこでみんなが楽しそうに笑ってるのって、デカイと思う」

 と、番組のスタイルを絶賛したのである。

「実際、視聴率は回復の兆しを見せはじめているんです。6月8日号の『FLASH』(光文社)によると、番組後半でおこなっている『プロが教えます! ラヴィット! ランキング』のコーナーが“主婦層” に好評で、このコーナーが放送されている時間帯は、30~40代女性の視聴率で『めざまし8』(フジテレビ系)を上回ることも増えているといいます」(専門誌記者)

■「朝のバラエティ」を目指している

 もともと川島は『ラヴィット』を単なる「朝の情報番組」ではなく、「朝のバラエティ」を目指していたという。そのため、「もっと “おもしろい番組作り” を意識しましょう」とプロデューサーと相談していたそうだ。オンエア後も、スタッフたちと意見交換を積極的に行っているという。

「坂上忍(54)がMCの『バイキングMORE』(フジテレビ系)も、もとは14年にあの『笑っていいとも!』の後番組として開始したもののまったくうまくいかず、月曜MCだった坂上を総合MCにし、現在のワイドショー路線に変更した経緯があります。

 その結果、劇的な成功をおさめ、坂上は一時期、フジの救世主と呼ばれていました。『ラヴィット』も、そうなるか可能性は大いにありますね」(制作会社関係者)

 新しい番組はなかなか受け入れられないもの。これから徐々に、『ラヴィット!』も、視聴者に馴染んでいくのかもしれないーー。

2021/6/21 7:30

この記事のみんなのコメント

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  • 視聴率を取るべき一般人 年配者やサラリーマン世代は 朝からバラエティーよりは、ニュースやその他の情報を求めてるから 視聴率が、低いのを嘆くのは意味不明。 だって初めから判ってることだから。 仕事が休みにその人だってさすがに朝イチはニュース見ちゃうもんな。 スイーツ特集なんて興味ないもの、昼からなら見るけどさ🎵

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