【一ヶ所のみが舞台に!】変わった設定に注目したい映画6選

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アクションシーンが満載の大作映画などでは様々な場所でロケが敢行されますが、時には物語が一つの場所のみで展開される珍しい作品があります。そこで今回は一ヶ所のみが舞台になった、変わった設定に注目したい映画6選をご紹介!

『[リミット]』

2010年に公開されたサウスペンス映画『[リミット]』は、マーベル映画『デッドプール』シリーズで絶大な人気を誇るライアン・レイノルズが主演した作品。

本作の主人公はイラクで働くアメリカ人のトラック運転手、ポール・コンロイ。勤務中に何者かに襲撃された彼の意識が戻ると、なんと地中に埋められた棺桶の中にいることが明らかに…。ポールの所持品は懐中電灯とライター、自分の物ではない携帯電話のみで、自分の居場所もわからないまま酸素が刻一刻と無くなっていくなか、ポールは何とか所持品を使って決死の脱出を試みる…というストーリー。

[リミット]

[リミット]

2010年/スペイン/95分

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果たしてポールは無事に密室から脱出できるのか…!? そして、彼を棺桶に閉じ込めた犯人とその目的は…? 彼の脱出劇と同時に、ポールが電話をかけたFBI捜査官や犯人とのやり取りで明かされていく事実に、否が応でも引き込まれてしまうはず。

棺桶という極小スペースのみで展開する異色サスペンス映画でメガホンを取った、スペイン出身のロドリゴ・コルテスは本作の演出で絶賛されました。

かなり見応えある作品ですが、閉所恐怖症の人は息が詰まってしまうと思うので、狭い所が苦手だという人は注意が必要かもしれません。

『パニック・ルーム』

2002年に公開された『パニック・ルーム』は、『セブン』(1995年)や『ファイト・クラブ』(1999年)などメッセージ性の高いダークな作品で定評のある、デヴィッド・フィンチャー監督によるサスペンス映画。

本作で舞台となるのは、4階建ての高級タウンハウスに設置された、防犯システムが完備された避難用のパニック・ルーム。その邸宅に3人組の強盗が押し入り、主人公メグ・アルトマンと娘サラはパニック・ルームに逃げ込むのですが、こともあろうか強盗の狙いはその密室に隠されている財産だった…。

安全な場所なはずのパニック・ルームがターゲットとなり、しかもサラは糖尿病を患っているためペニシリンの投与が必要となり、さらにメグは閉所恐怖症…。まさに八方塞がりの状況で母娘は強盗から身を守れるのか、2人の危機を息をもつかせぬスリリングな展開でフィンチャー監督が魅せてくれます。

やはり、舞台が限られた狭い場所だと閉塞感で緊張感が高まり、サスペンスには打ってつけの設定だと言えそうです。メグ役でジョディ・フォスターが主演し、青春ヴァンパイア映画『トワイライト』シリーズのベラ役でブレイクした、クリステン・スシュワートがサラ役で出演しています。

『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』

2013年公開の『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』は、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015年)やマーベル映画『ヴェノム』(2018年)などに出演している人気俳優トム・ハーディが主演する作品。

本作は全編を通してハイウェイを走る車が舞台となり、登場するのはドライバーのみという大胆な設定で物語が進行する異色作。車を運転するアイヴァン・ロックは、英バーミンガムで建設工事の現場監督を務めており、その日は帰宅後に妻と息子たちとサッカー観戦をする予定でした。

ところが、7ヶ月前に一夜限りの関係を持った女性が早期分娩の危機にあることを知り、彼女の元へ向かうことに。そんなアイヴァンに会社で起きたトラブルに対処するよう上司から電話があり、妻もどこへ行っているのか連絡を取ってきて、車中でアイヴァンを取り巻く人間ドラマが繰り広げられます。

アイヴァンが相手との会話を通して、直面する問題に向き合う姿がサスペンスフルに描かれ、設定はシンプルながら観る者を飽きさせない構成となっており、トムが出ずっぱりなだけに彼のファンは必見作ではないでしょうか。

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

2013年/イギリス アメリカ/86分

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『フライト・ゲーム』

『フライト・ゲーム』(2014年)は、意外や還暦近くになってアクション俳優に転身したリーアム・ニーソンが主演する、空を舞台にしたサスペンス・アクション映画。

ニューヨークからロンドンへ飛び立った旅客機に乗っていた航空保安官のビル・マークスに、「指定口座に1億5000万ドルを送金しなければ、20分ごとに乗客を一人ずつ殺す」との脅迫メールが届きます。

何とか犯人の計画を阻止しようとビルが奔走するなか、犯人が指定する口座がビル名義であることが判明し、地上にいる保安局員はビルが犯行の首謀者だと疑い始めてしまう…というストーリー。

飛行機という限られた場所、しかも建物や部屋とは違って外へ出られない空間で、人々が命を狙われたらパニック状態になることは間違いなく、さらにビルは乗客からも犯人だと疑われてしまい、周りは敵だらけに…。そんな究極の危機状態で繰り広げられるサスペンスとアクションが面白くない訳はなく、リーアムが主演する他のアクション映画『アンノウン』や『96時間』シリーズ同様に、気負いなく楽しめるエンターテイメント作品となっています。

フライト・ゲーム

フライト・ゲーム

2014年/アメリカ/107分

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『デビル』

『デビル』(2011年)は、『シックス・センス』(1999年)や『スプリット』(2017年)をはじめ、ホラーやサスペンス映画を数多く手掛けるM・ナイト・シャマランが新悦クリエイターを起用し、監督が思いついたアイディアを映画化するプロジェクト「ザ・ナイト・クロニクル」の第1弾として製作された映画です。

『デビル』で中心となるのは、高層オフィスビルから男性が墜落死した瞬間にエレベーターが停止し、その中に閉じ込められてしまった5人の男女。他人同士の5人が突然の出来事に動揺するなか一時的に停電が起き、その間に若い女性が背中を斬られて負傷する事態に…。

犯人が残りの4人であることは明らかで、疑心暗鬼になるのは登場人物の5人だけでなく、観客も「この中の誰が犯人なのか…? 彼女を襲った理由は!?」と、謎解きでドキドキが止まらなくなるはず。

オチが賛否両論だった模様…

そして、その答えがいかにもシャマランっぽいというかオチが賛否両論だったようですが、ドンデン返しもあり、シャマラン監督のファンならばチェックしておくべき作品ではないでしょうか。

メガホンを取ったのは、パニック・サスペンス映画『REC:レック/ザ・クアランティン』(2008年)で脚本&監督を務めたジョン・エリック・ドゥードル。『デビル』の後でドゥードルは、ホラー映画『地下に潜む怪人』(2014年)と『クーデター』(2015年)でも脚本&監督を担っています。

『グリーンルーム』

『グリーンルーム』(2015年)は、リブート版『スター・トレック』シリーズに出演し、2016年に不慮の事故で亡くなったアントン・イェルチンが主演したサスペンス・ホラー映画。

売れないパンクパンドがライブのために田舎町を訪れたところ、なんと、そのライブハウスは狂信的なネオナチ集団の巣窟だと発覚…。なんとかライブを終えたバンドが帰ろうとすると、少女が殺される現場を目撃してしまい、まさに運が悪い時に運が悪い場所に居合わせてしまったバンドが、ネオナチ集団に捕われて楽屋に監禁される事態に! 口封じのために皆殺しにされる危機を迎え、バンドが決死の脱出を試みる展開となります。

低予算ながらも、ジェレミー・ソルニエ(『ホールド・ザ・ダーク そこにある闇』)監督によるスマートな演出が功を奏し、アントンをはじめとするキャストの演技も冴え、B級的な設定の映画のランクが一つ上がったと評されています。ライブハウスのみが舞台となる珍しい設定もさることながら、やはりアントンのファンは観ておきたい映画ではないでしょうか。

グリーンルーム

グリーンルーム

2015年/アメリカ/95分

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  • 6/19 20:00
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