福山雅治 リスナーが父ちゃんにぶつけたあまりに的外れな言葉とは?
シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。6月19日(土)の放送では、翌日の父の日にちなんで「ごめんね父ちゃんスペシャル!」と題して、普段はなかなか言えない父ちゃんへの「ごめんね」メールをリスナーのみなさんから大募集。さまざまな想いが詰まったメールをたくさんいただきました。
福山雅治
神奈川県にお住まいのコースケさん(39・会社員)。受験勉強に追われる毎日で超ナーバスになっていた高校3年生のときに、父ちゃんに言ってしまった一言を今でも後悔しているのだとか。
自分なりにベストを尽くしたものの、受験に失敗して浪人することとなったコースケさん。気落ちするコースケさんに母ちゃんが「あんなに一生懸命だったのにね」と優しく声をかけてくれました。ところがその一言に神経を逆撫でされたコースケさん。事もあろうか、こんな暴言をぶつけてしまうのです。
「あんたらの子供だから苦労してるんだよ! もう少し頭のいい親の子に生まれたかったよ!」
「もちろん心にもない一言です。僕の両親は共に裕福ではなかったから、高校を卒業してから社会人として働いていて、僕は受験に失敗した理由をそこにぶつけることで逃げたのです」
そのときは、コースケさんの発言にさすがに怒った母ちゃんをよそに、父ちゃんは何も言わず趣味のパチンコに行ってしまいました。
1年後、無事志望校に合格を果たしたコースケさん。泣いて喜んでくれた両親に「ありがとう」とは伝えたものの、あのときのことは謝ることができないままでした。
それから十年ほどが経ち、コースケさんが30歳になったときに謝りました。すると父ちゃんは、「うーん、憶えてないな!」とさらっと一言。
「あのときのことを覚えていないわけがないと思います。そう思うと、これはもう謝っても後悔し続けるんだろうなと、余計に後悔しています。ごめんね父ちゃん、一生反省します。今は心から2人が親でよかったと思っています」
まずは、「これは父ちゃんだけにではなく、母ちゃんにもだね。“両親ごめんね”だよね」と福山さん。そしてともすれば、なかなか人に言えないような過去のエピソードを、正直に送ってきてくれたことに福山さんは感謝します。
「だって、コースケの言ってしまった言葉っていうのは、正直に言わせてもらうけど、あまりにも的が外れているよね。それはコースケ自身が一番わかっていると思う。だから『一生反省します』と送ってきてくれているわけで。例えばこの話は、友達同士で飲んでいてもエピソードトークとして語るのは難しいかもしれない。それくらい的外れな発言で(笑)。でも、コースケにとってはラジオからこそ打ち明けられたのかも。ラジオっていいよね!」
それはきっと、福山さんとリスナーのみなさんとが作り上げてきた「福のラジオ」という場所だからこそ、可能になるコミュニケーションなのではないでしょうか。
*
ここで、福山さんの素敵なラジオ番組へのゲスト出演のお知らせです。
TOKYO FMで放送中の、Charさんが2021年6月パーソナリティをつとめている番組「Monthly Artist File-THE VOICE-」(13:00-13:55)の6月20日(日)の回で、ゲスト出演が決定いたしました! Charさんとの出会いからライブ共演時のエピソードなど盛り沢山のトークに、福山さんが提供した楽曲「7月7日」のセッションも!
「いや〜、久しぶりにはしゃいでしまいました(笑)」。「Monthly Artist File-THE VOICE-」をお聞き逃しなく!
次回の放送は6月26日(土)です。お楽しみに!
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限:2021年6月27日(日)AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:福山雅治 福のラジオ
放送日時:毎週土曜14:00~14:55
パーソナリティ:福山雅治
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/