仮想通貨マニア必見!賢者が推す「海外取引所」の超有望コインとは

ビットコイン(BTC)価格は4月に一時700万円にタッチ、4年ぶりに仮想通貨投資が過熱している。今後、仮想通貨はどうなるのか。’13年から仮想通貨投資をしている古参投資家の502大佐氏、仮想通貨に関する著書を持つポイン氏、さらに個人投資家のひろぴー氏という“3人の賢者”に話を聞いた。

◆マニア必見!「海外取引所」の超有望コイン

「アルトコイン投資をさらに極めるなら、日本未上場のコインに着目してください」

 そう指摘するのは502大佐氏だ。背景にあるのは日本の規制だ。

「日本では金融庁の規制が厳しく、新しいアルトコインの上場に時間がかかる。アルトは新たに売り出されるとまず中堅の取引所に上場し、次いでバイナンスやコインベースなどの大手取引所へ上がり、最後に日本へ上場するという流れになっています。つまり日本で上場する頃には、世界の人があらかた購入済みなんです」

 取引所へ上場するごとに注目度は高まるから、有望なアルトほど値上がりし、日本に上場する頃には割高な可能性も高い。ある意味、日本での上場で天井をつける=利益確定のシグナルともなる。

◆現段階で有望視されるアルトコインは?

 その前に、海外取引所で買っておきたいところだが、現段階で有望視されるアルトコインはどれか。

「ファイルコイン(FIL)ですね。FILは『分散型ファイル共有システム』という、データをネットワーク上に分散管理する技術です。そのネットワーク内で使われるのが、同名のFILという仮想通貨。今のデータ管理はグーグルドライブなど特定のクラウド・サーバーに依存しがちですが、それをネットワーク上で分散管理して、データ改ざんリスクを極限まで減らすための技術なんです。

 むしろ理論的には改ざんが不可能になりますし、この技術を使えば企業の膨大な個人情報を安全に管理できたり、AIビッグデータを改ざんされるリスクも大幅に減らせたりします。中国ではすでにFILがポルカドット(DOT)と人気を二分しています」(ひろぴー氏)

 FILは価格面でも有望だとか。

「コインベースやバイナンスへは上場していますが、日本ではまだどこも扱っていない。時価総額は約5800億円(25位)とそこそこの大きさがあり、世界有数の仮想通貨投資信託運用会社『グレースケール』が3月にファイルコインのファンドも組成しています。流動性や信頼性もあり、今後は日本上場も期待できそうです」(同)

◆ポイン氏の“本命”コイン

 一方、ポイン氏が海外の取引所のコイン群で“本命”と考えているのはバイナンスコイン(BNB)。

「DeFiが盛り上がってイーサリアムの手数料が高騰したとき、受け皿となったのが、バイナンスが開発したDeFi向けのブロックチェーンBSC(バイナンススマートチェーン)でした。その基軸通貨となるのがBNB。DeFiブームが続けばジリジリ上昇すると見ています」

◆専門家がこぞって注目する草コイン

 ただ、FILもBNBもアルト好きからしたら超大型銘柄。より小型で上昇余地が大きく「草コイン」と呼ばれるマイナー銘柄に着目するのは502大佐氏だ。

「まだ買える取引所は少ないですがNFT銘柄のクラウンズ(CWS)は古参の草コインインフルエンサーでも期待している人が多い。今は中堅取引所の『MXC』や『Gate.io』に上場しているだけで、大手取引所への上場も近いと見ています。もし上場すれば噴き上がるのでは?」

 ここから5~10倍も期待できそうだ。ただし、アルトコインは購入タイミングも重要。バブルのピークで買うのは愚の骨頂だ。

「仮想通貨の上昇相場にはサイクルがあります。初動で上がるのはビットコイン。その後、BTCの上昇が数か月続いた後にイーサリアムなど大型のアルトコインが買われて『アルトのターン』が始まります。物色の手はイーサから時価総額が小さい中小型アルトへと移り、最後に超小型の草コインが噴き上がって終わる。目先でいえば5月の急落により市場が傷んでいるため、夏場まではBTCのターンでしょう。アルトのターンがくるとすれば秋以降。仕込むなら晩夏から初秋です」(大佐氏)

 タイミングを見極めるのが面倒な人にはポイン氏の助言を送ろう。

「買いたいアルトが決まっている人は毎月金額を決めて積み立て購入すれば買値が平均化され、高値づかみの心配がありません」

 賢人たちが推奨する海外アルトで資産激増を目指してみよう。

◆3賢者が選んだ海外の「お宝コイン」 ポイン氏のオススメ!

※価格は6月8日の日足終値

●バイナンスコイン(BNB)

主な取引所バイナンス

時価総額ランキング4位

現在価格3万8655円

バイナンスの取引所トークン。手数料が割り引かれるほか、DeFi向けブロックチェーンや新規トークンの売り出しなどにも使われる「バイナンス経済圏の基軸通貨」。4月に700ドルに到達したが現在は350ドルと半値に。とはいえバイナンス経済圏の拡大が続けば再び高値を目指す展開が期待できる

◆502大佐氏のオススメ!

●クラウンズ(CWS)

主な取引所MXC

時価総額ランキング866位

現在価格840円

ゲーム関連NFT銘柄。中堅取引所には上場済みで、今は大手への“上場リーチ”状態だという。「ほかにもDeFi系のヴェスパーファイナンス(VSP)や脱炭素を目指し排出権取引をトークン化するDOVU(DOV)、初めて仮想通貨のハードウォレットと連携したプロジェクトのセーフパル(SFP)にも注目です」(大佐氏)

◆ひろぴー氏のオススメ!

●ファイルコイン(FIL)

主な取引所バイナンス

時価総額ランキング25位

現在価格8332円

特定のサーバーに依存するファイル管理ではなく、マイナー(採掘者)たちが提供するトレードによる分散型のファイル管理を目指す。日本での知名度はイマイチだが中国では大人気。2017年に行われたICOでは仮想通貨の有名企業が多数参加し話題に。4月高値から70%下落するも中長期的な上昇が期待できる

◆3賢者のプロフィール

【502大佐氏】

個人投資家。地道な調査と突破力で海外のアルト要人にもネットワークを確立。1次情報から分析するアルトの選別眼は日本屈指。ツイッターは@gox_crypt

【ポイン氏】

個人投資家。過労により会社を退職するも'17年からスタートした仮想通貨投資で成功を収める。著書『億り人ハイパーニートポインの仮想通貨1年生の教科書』

【ひろぴー氏】

会社員時代にFXを開始し億超え。起業後は仮想通貨取引所のシステム構築などを行う。著書に『少額でも月30万円儲かるビットコイン革命』。ツイッターは@hiropi_fx

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[[総力大特集]仮想通貨]―

2021/6/20 8:53

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