“未来を予言”する猫?…ロシアの美術館に住む白猫「アキレス」のEURO勝敗予想に注目

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 ヨーロッパの11都市で連日、開催されているEURO2020。近年、こうしたビッグトーナメントが始まると注目を集めるのが“予想屋”だろう。特に試合の勝敗を予想する動物たちは、世界中で話題となってきた。

 2010年の南アフリカ・ワールドカップでは、ドイツのタコ「パウル」が母国の全7試合に決勝戦を加えた計8試合の勝敗を100パーセント的中させ、日本でも一躍有名になった。その後、EURO2012ではウクライナのブタが“予想屋”を担当。2014年のブラジル・ワールドカップでは、イングランドのペンギン、ドバイのラクダ、日本のサル(英太郎くん)など、世界中でスピリチュアル・アニマルが登場し、群雄割拠の時代へと突入した。

 では今大会は?と言えば、ロシアにいる。「アキレス」という名の白猫だ。

「アキレス」は開催都市のひとつ、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に住んでおり、2017年にロシアで行われたFIFAコンフェデレーションズカップで“予想屋”としてデビュー。翌年に同国で開催されたワールドカップでも4試合連続で結果を的中させ、「パウルの後継者か!?」と世界中で話題となった。日本のメディアでも紹介されたため、ご存じの読者もいるかもしれない。

 勝敗を予想する方法は、脇に国旗が置かれた2つのボウルにキャットフードを入れ、「アキレス」が食べた方が勝者になるというシンプルなもの。どちらの餌にも食いつかない場合は、“引き分け”という仕組みだ。

 今大会は、8日目までにトルコ代表対イタリア代表の開幕戦とサンクトペテルブルクで開催された4試合の計5試合を予想。ポーランド代表対スロバキア代表を外した(ポーランド勝利と予想したが、実際にはスロバキアが2-1で勝利)ものの、残り4試合の結果を的中させるなど、まずまずのスタートを切っている。

 当然、ロシア代表の勝敗も予想しており、初戦(ベルギー代表に0-3で敗戦)と2戦目(フィンランド代表に1-0で勝利)は見事に的中させた。となると、気になるのは、グループステージ最終節に予定されているデンマーク戦の勝敗予想だろう。ロシアは現在グループ2位。最終節に勝てば、自力で決勝トーナメント進出を確定できるが、引き分け以下の場合は他会場の結果次第となる。「アキレス」がどんな予想をするのか、ロシア国民だけでなく、デンマーク国民も注目しているかもしれない。

 ちなみに「アキレス」は雄で、生まれつき耳が聞こえないという。ロシアメディア『TELESPORT』によると、他の猫と異なる特徴は他にもあって、尻尾は同種の他の猫よりも短く、かぎ爪状になっているそうだ。この形は遺伝子の変異によるもので、研究者らによれば、今後30年程度で地球上のすべての猫の尻尾がこのような形状になるという。つまり、「アキレス」の尻尾は“未来を予言”している、というわけだ。

 日本でも、短く丸まっていたりする猫の尻尾は「かぎしっぽ」と呼ばれ、古くから幸運を招く猫として愛されてきた。“守り神”ならぬ“守り猫”として、「アキレス」もロシア代表に幸運をもたす存在となれるだろうか。

(記事/Footmedia)

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