元俳優・遠藤要またも暴力事件!19年前の予見タイトル『人間は馬鹿だから』

 6月15日、元俳優で飲食店経営の遠藤要容疑者(37)が傷害の疑いで徳島県警に逮捕された。徳島市内のビル通路で、遠藤容疑者が市内で経営するバーの元従業員で20代の男子大学生に暴行を加え、全治1週間のケガを負わせたという。

「正直“またか”という印象です。逮捕されたのは、これが初めてのことではありませんからね。遠藤容疑者は19歳のころに役者を目指して上京し、2007年に映画『クローズZERO』で邦画デビュー。08年の『ルーキーズ』(TBS系)でもヤンキーを演じ、コワモテ俳優として一定の人気を誇っていたのですが……最初の事件は、2017年2月の『賭博疑惑』でしたね」(女性誌記者)

 2017年2月10日発売の『FRIDAY』(講談社)に、遠藤容疑者と清水アキラ(66)の息子で当時ものまねタレントだった清水良太郎(32)が東京・池袋の「闇カジノ」に入り、バカラに興じている姿がスクープ。しかも、数日後も同じ店に出入りしていたことが発覚し、2か月の謹慎処分。18年3月には事務所が契約を解除し、事実上のクビとなっていた。

■クビになった翌月に暴行事件を起こす

「それだけでは終わりません。18年4月13日には、同じ俳優で後輩の谷川功(38)がアルバイトとして飲食店で勤務していた店を訪れた際、代金に納得がいかないと因縁をつけたうえ、顔面を数発殴って全治1週間〜10日のケガを負わせた。逮捕こそされませんでしたが当然ながら仕事は激減し、今年に入って、徳島で飲食店を開いたそうです」(前出の女性誌記者)

 6月17日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)はで遠藤容疑者の知人に取材をしているが、多くの人が口をそろえて「酒癖が悪かった」「いつかやると思った」というニュアンスの発言をしていた。「芸能界には戻りたいんだけど、今はちょっとほとぼりが冷めるまでというか」と、未練を仄めかしていたこともあったという。

「かつて、遠藤容疑者はインタビューで、所持金8万円でのみ上京したため部屋も借りられず、事務所の先輩が居候させてくれるまで、渋谷駅前でホームレスしていた時期もあると明かしていました。それだけの覚悟をもっていた俳優という仕事だったはずなんですが……」(前同)

■「ひたすら役者としての成功を目指しました」

 当時のインタビューで遠藤容疑者は18歳のころに母親が他界し「これから何をして生きていけばいいんだ」「世の中に影響を及ぼせる人間になりたいという思いは強かった」という時期に、

「知り合いが働いている老人ホームに呼ばれて、脚本を書いてちょっとした劇をやったんです。『人間は馬鹿だから』ってタイトルで、母に何も親孝行できないまま死なせてしまった後悔をテーマに素人ながらに一生懸命作った短い芝居です。終わったら、涙目のおじいちゃんおばあちゃんから、「ありがとう」って感謝されたんですよ。もう、それにバーンと鳥肌たっちゃって、逆に思いっきり感動させられたんです」

 と、役者を志したきっかけを語っていた。さらに、下積み時代を「怖いものは何もなかったです。たとえ仕事がなくても飢え死にすることはないだろうと思い、ひたすら役者としての成功を目指しました」と話していた。

 はたして、どこでボタンが掛け違ってしまったのか……。やる気に満ちていたあの頃のことを、思い出してほしいーー。

2021/6/19 6:00

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