『ジョジョ・ラビット』あらすじ&キャスト&オープニングとエンディングに使われた曲についてのトリビア

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戦時下に生きる人々の愛を描き、多くの観客に感動を与えた現代の名作『ジョジョ・ラビット』。これから観る人に向けたあらすじ、魅力的なキャスト紹介、知ればもっと映画を楽しめる、オープニングとエンディングそれぞれに使われた楽曲についてのトリビアをご紹介。

あらすじ

第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョは、空想上の友だちであるアドルフの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。

しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。

出典元:https://eiga.com/movie/91654/

青少年団でユダヤ人は人ならざるものと教えられたジョジョは、最初こそ少女・エルサに心無い言葉を浴びせ、差別意識をあらわにしていたが、次第にエルサが教えられたような残虐非道の人物ではないことに気付き、心を通わせていく。

次第に戦況は悪化し、ジョジョの街も敵国に襲撃される。大切なものを失い懸命に生きるなかで、ジョジョの心に芽生えた変化と勇気。幼い彼が向かう未来はいかに――。

キャスト

監督・ヒトラー役/タイカ・ワイティティ

LONDON, ENGLAND - FEBRUARY 02: Taika Waititi, winner of the Best Adapted Screenplay award for "Jojo Rabbit", poses in the Winners Room at the EE British Academy Film Awards 2020 at Royal Albert Hall on February 2, 2020 in London, England. (Photo by David M. Benett/Dave Benett/Getty Images)

1975年8月16日生まれ。父はマオリの農民で、また母は教師でロシア系ユダヤ人とアイルランド人の末裔である。本人は自分のことをポリネシア系ユダヤ人としている。

演劇学生だった頃、コメディ劇団の一員として活動し、ニュージーランドやオーストラリアでツアーを行った経験がある。監督業だけでなく、俳優、脚本業も行うマルチプレイヤー。主な代表作はマーベル・スタジオ製作「マイティ・ソー バトルロイヤル」など。

ジョジョ・ベッツラー(主人公)役/ローマン・グリフィン・デイヴィス

BEVERLY HILLS, CALIFORNIA - FEBRUARY 09: Roman Griffin Davis attends the 2020 Vanity Fair Oscar Party hosted by Radhika Jones at Wallis Annenberg Center for the Performing Arts on February 09, 2020 in Beverly Hills, California. (Photo by Karwai Tang/Getty Images)

2007年3月5日生まれ。2007年にロンドンで生まれる。フランスとイギリスの二重国籍。

父は撮影監督のベン・デイヴィス、母は脚本家・映画監督のカミーユ・グリフィン、祖父は撮影監督・カメラオペレーターのマイク・デイヴィスである。双子の兄弟が居る。

本作『ジョジョ・ラビット』で俳優デビューし、才能を認められ放送映画批評家協会賞やゴールデングローブ賞にノミネートされた。

ロージー・ベッツラー役/スカーレット・ヨハンソン

HOLLYWOOD, CALIFORNIA - FEBRUARY 09: Scarlett Johansson attends the 92nd Annual Academy Awards at Hollywood and Highland on February 09, 2020 in Hollywood, California. (Photo by Amy Sussman/Getty Images)

1984年11月22日生まれ。ニューヨークでデンマーク系の父と東欧系ユダヤ人移民の母との間に生まれた。名前の由来は『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ。父親はデンマーク系の建築家、母親はアシュケナジム・ユダヤ系の映画製作者。

幼い頃から演劇教室に通い、8歳のときにオフ・ブロードウェイの舞台『Sophistry』でデビュー。以降さまざまな作品に出演し、ノミネート・受賞を重ねる。2012年『アベンジャーズ』に出演後、同シリーズでブラック・ウィドウ役として脚光を浴びる。

クレンツェンドルフ大尉役/サム・ロックウェル

LOS ANGELES, CALIFORNIA - JANUARY 19: Sam Rockwell, winner of Outstanding Performance by a Male Actor in a Television Movie or Miniseries for 'Fosse/Verdon', poses in the press room during the 26th Annual Screen Actors Guild Awards at The Shrine Auditorium on January 19, 2020 in Los Angeles, California. (Photo by Jon Kopaloff/Getty Images)

1968年11月5日生まれ。サンフランシスコ南郊のデイリーシティ(Daly City)出身。

1989年に映画デビュー後、ウィリアム・エスパー・スタジオで演技の基礎を習得し、『ミュータント・タートルズ』(1990年)などの映画に出演してキャリアを積む。

2017年公開の『スリー・ビルボード』で共に初ノミネートながらアカデミー賞並びにゴールデングローブ賞で助演男優賞を受賞するなど演技が高く評価される。

映画のオープニングで使われた曲:Komm gib mir deine Hand / The Beatles

1964年、ビートルズがドイツのファンに向けてドイツ語で歌い、収録した楽曲。映画では冒頭のナチス党首ヒトラーに傾倒し、熱狂的な歓迎をする群衆が映し出されるシーンでこの曲がかかります。

ヒトラーの圧倒的な政治的エネルギーに熱狂する群衆と、ポップスにおいて多くのカルト的リスナーを生み出したビートルズというふたつの要素をかけあわせており、ふたつの歴史的なフィーバーを冒頭に登場させることによりポップでありながらテーマ性を感じさせる印象深いシーンとなっています。

映画のエンディングで使われた曲:Helden / David Bowie

1970年代後半、西ベルリンに住んでいたデヴィッドが製作した「ベルリン3部作」のうちの1曲である「Helden」。

彼はこの曲を1987年にベルリンの壁近くで開催したコンサートで演奏し、それから2年半後にベルリンの壁が崩壊しました。2016年にドイツの外務省がTwitterで「壁の崩壊に力を貸してくれてありがとう」とデヴィッドに弔辞を送るなど、「Helden」はドイツと深く結びつきがあることが分かります。

映画では戦争終結後、家の外に出たジョジョとエルサが自由を祝福してダンスをし始めるシーンで流れ始め、そのままエンドロールへと向かっていきます。「僕らはヒーローになれる。今日一日だけなら」という歌詞とふたりの姿が重なり、感動的なラストになっています。


このほかにも、劇中ではタイカ・ワイティティ監督が自身でセレクトしたこだわりの楽曲たちが多く登場しているので要チェックです!

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