北川景子『リコカツ』主演の裏にあった家族の協力「みんなにまず感謝の気持ちを伝えたい」

北川景子がこのほど取材に応じ、18日に最終話を迎えるドラマ『リコカツ』(TBS系、毎週金曜22:00~)の見どころを語った。

現代的で自由な家庭で育った自分に正直な女性・水口咲(北川)と、厳格な自衛官一家で育った航空救難団のエース隊員・緒原紘一(永山瑛太)が“交際ゼロ日”でスピード結婚。本作はそんな二人を中心に、現代ならではの価値観と時代が変わっても普遍的な男女のもめ事を「リコカツ」というキーワードを通じて描き出す“離婚するかもエンターテインメント”。

ラストシーンを撮り終えてから取材に応じた北川は「どういう結末か、最終回なのかは、私たち役者は始まったときは聞かされていなかったんです。6話で離婚したんですけど、それも私たちは撮り始めた頃は知らなかった。6話の時にどうなるんだろうって思いながら撮影していたのを思い出します」と振り返り、その上で最終話の内容について「今撮り終えて、こういう終わり方で良かったと思えるものでした」と充実の表情で語る。

瑛太とは撮影中協力しあってドラマを作り上げていたといい、「(結婚から)1か月で離婚してしまったり、ドタバタしたりする場面もあるんですけど、ラブコメとして、ドラマとしてみなさんに楽しんでもらえるためにどうしたらいいのか、瑛太さんと台本をもらって話し合いました。その結果、脚本以上のものを構築してきたという思いがあり、今、(ドラマの)着地点が見えて、達成感があります」とも話す。

既婚者を演じることに対しては、自身も既婚者のため、共感できる部分があったという。「自分自身共働きの夫婦でお互いに仕事を持っているので、お互いの仕事が重なってしまった時、夫が仕事から帰って来ても私が仕事だったり、話したい時に時間が取れなかったりとか、共働きの夫婦が仕事を頑張るとなかなか家庭と向き合う時間が取れないとか、そういう部分は共感できる部分もありました。仕事と家庭のバランスに悩む回はすごくリアルで……」と感想を述べ、「子供もいるので、自分の親や相手の親、夫ももちろん、家族で協力して、育児と家庭を回していって、このドラマが終わったらみんなにまず感謝の気持ちを伝えたいなって」と感慨深げにコメント。

「全10話で一番伝えたかったのは、夫婦の数だけそれぞれの夫婦の形がある。家族も家族の数だけ家族のあり方がある。これが理想的というのはない。家族は切っても切れないからこそ乗り越えられるものがある」と北川。「家族も楽しんで見てくれている」と本ドラマは家族にも好評だといい、「この作品のいいところは老若男女問わず、誰かのキャラクターに自分を重ね合わせて見てもらえるところ。(最終話も)楽しみに見て欲しい」と話していた。

先週放送された第9話で咲と紘一は、初めてデートした場所でお互いへの思いをぶつけ合った。インターネット上では「神回でした」「キュンが止まらない」「お二人さん最高だよ!!」「思わず泣いちゃった」「笑えるし泣ける」などのコメントが寄せられた。

<6月18日放送 最終話あらすじ>

互いの気持ちを確かめ合った咲(北川)と紘一(永山)は、改めて交際をスタートさせた。大切なマンションを売ったことを後悔する2人のため、青山貴也(高橋光臣)は買い戻しの交渉を試みる。すると、直接事情を聞きたいと買い主自らマンションにやって来て……。

そんな中、咲は3年間のパリ研修の話を受けるかどうか悩んでいた。ようやく手にしたチャンスだが、紘一との新たな生活のことを考えると、なかなか答えを出せない。もし研修を受けるとしたら、水無月連(白洲迅)の新しい小説が完成したあと。時間は迫っていた。

一方、パリ研修の話を連から偶然聞かされていた紘一は、咲のためにと悩んだ末に、ある決意を秘めていて……。

互いの幸せを優先しようとする咲と紘一は、どんな選択をするのか? 咲と紘一が二人で考えた、二人が目指す“理想”とは!?

2021/6/17 12:00

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