Windows 10「天気アイコン」にイライラ 触れただけで画面占拠の「お節介」機能

「Windows 10」の最新バージョンには、「ニュースと関心事項」という機能が備わっている。画面下部のタスクバーにある天気アイコンにマウスカーソルを合わせると、ユーザーが住む地域の気候や、関心がありそうなニュースを教えてくれる。

ただ、表示が大きく画面スペースの相当部分を占有するため、「邪魔」だとぼやくユーザーの声がツイッター上では複数見られる。中には「ニュースと関心事項」機能を無効にする方法を調べ、実践する人も。Windowsの歴史を振り返ると、機能がたびたび「不人気」になるケースがある。

「Vista」や「8」から登場した機能にも

「Windows 10」にはほかにも、音声アシスタント機能の「Cortana」がある。パソコンに話しかけることで、アプリの操作などを指示できる。だが、ツイッターでは「利用したことがない」という書き込みが何件もみられるほか、常に起動することでパソコンの動作が重くなることから無効にしている人も。

さかのぼること約15年前。2006年リリースのOS「Windows Vista」には、「AeroGlass」という機能が搭載された。タスクバーやウィンドウの枠を半透明にするものだ。07年のインターネット掲示板を見ると、この機能がメモリー(パソコンの動作に必要な記憶装置)を圧迫するという意見がたびたび見られ、「役に立たないし(パソコンの動作の)スピードが落ちるだけ」「重くなるから(動作を)切ってる」というユーザーもいた。

「Windows 8」(2012年リリース)から登場した「ライブタイル」機能もたびたび不評の声が上がる。「Windows 10」でも搭載されており、スタート画面上に天気予報や新着メールのタイトル、最新のニュースといった情報を表示する。ツイッターを見ると、こちらも画面上の広い領域を占領するといった理由から、不要な機能とする投稿が数十件みられる。

「Office」上のあの青いイルカ

マイクロソフトのソフトウエア「Office」シリーズにも、Windowsのような「不人気機能」があった。

ユーザーをサポートする「カイル君」というイルカのキャラクターを覚えているだろうか。

21年4月16日付の文春オンラインによると、「カイル君」は1997年の「Office 97」から登場。「何について調べますか?」とユーザーに問いかけるが、求める答えをあまり返してくれないなど便利な存在とはいえず、「Office 2007」で廃止されたとのことだ。<J-CASTトレンド>

2021/6/16 20:10

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