仮想通貨で億超えしたサラリーマン。1000万円を4年間ガチホした“握力”
4年ぶりに仮想通貨投資が過熱している。4月に一時700万円にタッチしたビットコイン(BTC)価格は、今後どうなるのか。ほかの有望コインは? さまざまな角度から仮想通貨の“今”を徹底解剖! 今回は億り人になったサラリーマン投資家に話を聞く。
◆仮想通貨を始めたら4年で“億”
「’17年に買ってからずっと持っていた仮想通貨がめちゃくちゃ上がって。4月には含み益が1億円を突破しました。仮想通貨を買おうと思ったきっかけは、SPA!の記事を読んだからなんですよ」
そう笑うのはサラリーマン投資家の佐藤健司さん(仮名・30代)だ。前回の仮想通貨バブルが起こる直前に、ビットコインやイーサリアム、バイナンスコイン(BNB)を中心に約1000万円を投資。それが4年越しに花開いた。
「買った銘柄がよかったですね。ビットコインはもちろん、イーサリアムとBNBも暴騰して、BNBは一時購入価格の100倍近くまで上がっていましたから」
◆ほぼマイナス状態が続く
とはいえ、買ってからの4年間を振り返ると、「ほぼマイナス状態が続いていた」という。
「前回バブル後に大暴落が起きて一時は資産が約300万円まで目減りしていたんです。正直、もうチャートを見るのもイヤで、取引所のアプリもスマホから削除して、なかったことにしていましたね」
しかし、昨年末に友人から「仮想通貨がまた上がっているけどまだ持っている?」と聞かれ、久々にチャートを見て度肝を抜かれた。
「プラ転して爆益状態だったんです。しかし、久しぶりに取引所にログインしようとしたらパスワードがわからなくなってしまって。死ぬ気で探しました(笑)」
◆5月の暴落でまた資産減
5月の暴落で資産が減ったが、それでもプラス8000万円ほどだ。
「今、利確すると税金が高いのでまだ“ガチホ”しています。ビットコインは今後も価値を上げ続けると思うんですよ。だから税制が変わるまでは持ち続けようかなと」
税制が変わるまで何年かかろうとも、バブル後の暴落を乗り越えた彼の“握力”は衰えなさそうだ。
◆●サラリーマン投資家の佐藤健司さん(仮名・30代)
都内の不動産関連企業に勤務。仮想通貨以外に株式投資も行っていて、日本株と米国株で1000万円以上の資産を保有中
<取材・文/週刊SPA!編集部>
※週刊SPA!6月15日発売号の特集「[総力大特集]仮想通貨」より
―[[総力大特集]仮想通貨]―