コロナ変異株&梅雨バテ撃退「絶対に食べるべきスーパーフード」

拡大画像を見る

 健康のためには日々の食事が大事。手軽に買える“スーパーフード”で、伝染病も悪天候をもぶっ飛ばそう!

 梅雨シーズンの到来。ジメジメしたこの季節は、気圧が下がるとともに体への圧力が低下。血流が滞り、倦怠感などの体の不調サインとして表れることが。新型コロナウイルスや、その変異株が猛威を振るう中、こんな“梅雨バテ”で体の不調が続けば、抵抗力が落ちて感染しやすくなってしまう。

「日本でも、やっとワクチン接種が本格化してきましたが、肝心なのは日頃から免疫力を高めておくこと。規則正しく健康的な生活を送ると同時に、毎日の食事に最大限の気遣いをすることが、生き残るカギでしょう」(健康雑誌記者)

 食の健康法などにも詳しい、新潟大学名誉教授の岡田正彦氏はこう語る。

「ウイルス感染や梅雨バテ、夏バテによる疲労、さらには睡眠不足などと原因はさまざまですが、それらが人の体の中で“事件”を起こしたときに作り出されるのが、過酸化物質です。この物質が体内で悪さをして、どんどん症状を悪化させるわけです。その過酸化物質を消去してくれるのが抗酸化物質。まずは、ビタミンC・Eやポリフェノールに代表される抗酸化物質を意識した食生活をしてみてはいかがでしょう」

 そこで今回、本誌では、専門家のアドバイスをもとに「絶対に食べるべき食材」30を選んでみた。

■管理栄養士のイチ押しは?

 管理栄養士である安中千絵氏がイチ押しするのは、うなぎだ。

「ビタミン・ミネラルが他の食材よりも飛び抜けて多く、“栄養の王様”と言える食材なんです」

 特に、うなぎに多く含まれるビタミンDは、免疫調整機能があることから、コロナ禍で大注目の成分だ。

「ビタミンDのサプリメントを児童に投与したところ、季節性インフルエンザの発症リスクが5割近く減ったことが確認されています。さらに欧米各国では、新型コロナウイルスと血中のビタミンD濃度との関係を細かく調査。その濃度が高いと重症化しにくくなることが分かってきました」(全国紙科学部記者)

 このビタミンDは、太陽の光を浴びることによっても生成される。

「つまり、コロナに影響するビタミンDは、梅雨で日照時間が少なくなったり、家にこもりがちだと不足することも考えられるのです」(安中氏)

 まさに、ビタミンDが豊富なうなぎは、コロナと梅雨対策にピッタリの食材なのだ。

 また、体が疲れると体内に過酸化物質ができる他、抵抗力が落ちてウイルスに感染しやすくなるが、うなぎには「疲労予防に効果が期待できるビタミンB1・B2も豊富です」(前同)という。

 さらに、日本人に不足しがちなカルシウム、免疫細胞の働きを活性にする亜鉛なども含むうなぎは、“ビタミン・ミネラルの総合商社”のような食材だ。だが、難点は、値が張って手が出しにくいことだろう。そこで安中氏は、今が1年で一番、脂が乗り、うまいといわれるアジに注目。

「アジにもビタミンDが多く含まれています」

 そのアジとの組み合わせで、もう一品、食卓に追加したいのが豚肉だ。ビタミンB1・B2が豊富で、前述の通り、疲れ気味の人に、食べてほしい食材という。

「うなぎはさまざまな種類のビタミンを同時に摂れますが、値段を考えると、日常の献立に取り入れるのはかなり難しいと思います。それより、ビタミンDならアジ、ビタミンB1・B2なら豚肉と、献立化しやすい食材を組み合わせるのがいいでしょう」(安中氏)

 良質なタンパク源で、今の季節に必要なビタミンを多く含んだアジや豚肉を食べて、免疫力を増強。そして、うっとうしい梅雨空と新型コロナの変異株をぶっ飛ばそうではないか!

■コンビニの売れ筋商品なら?

 では、外食が多いランチではどうするべきか? たとえば、コンビニの売れ筋商品ならば「豚しゃぶサラダ」や、喫茶店のランチメニューで定番の「豚のショウガ焼き定食」、大衆食堂の「アジの開き定食」などがオススメという。

 また、豚肉やアジに加え、ヘルシーな鶏肉もいいという。漢方に詳しい薬剤師の平地治美氏は「漢方で鶏肉は梅雨バテの季節にもってこい」とし、こう続ける。

「べタベタする梅雨は、高い湿気のせいで食べたものが体内にヘドロのようにたまり、免疫力低下を引き起こします。鶏肉には水はけを良くする働きがあり、胃腸に余分な水分がたまりやすい人にはオススメです。ムネ肉なら脂身が少なく、よりベターですね」

 そこで料理研究家の小河知惠子氏に、ムネ肉と納豆、オクラの“ネバネバコンビ”を合わせて、ダブル効果を狙う料理「鶏ムネ肉と納豆、オクラの丼」を考案してもらった。

 一方、元祖・B級グルメライターの田沢竜次氏は、「納豆は納豆菌が腸に働きかけて免疫力を向上させ、感染症予防や解毒・抗菌作用にも優れ、ナットウキナーゼが血栓を予防するということで、このコロナ禍で、ますます注目されています。ただ、あの独特の匂いなどから、嫌いという方も多いでしょう」

 そこで、こんな工夫をしてみてはどうだろう。

「まず生卵に混ぜてみてください。刺身も混ぜて、ごはんにかけて食べると、最高においしいスタミナ食になりますよ」(前同)

 また、梅雨でも、風呂上がりの一杯がうまいことに変わりないが、この季節のつまみといえば枝豆だろう。納豆も枝豆も、どちらも元は大豆だが、これがどうして侮れない。平地氏が言う。

「豊富なカロテンやビタミンCが免疫力を高め、がんの予防にもなるといわれるほど。漢方の考えでは、高温多湿で血の巡りが悪くなる梅雨から真夏にかけ、オールマイティな食材です」

■胃腸薬にもなったキャベツ!

 一方、野菜の中では、メインのおかずに添えられることの多いキャベツが、役に立つ食材だという。

「『キャベジン』という胃腸薬がありますが、キャベツに含まれる有効成分から取った名前です。キャベジンはアミノ酸の一種で、ビタミンに似た働きをするため、別名“ビタミンU”とも言われています。胃のもたれを解消するのみならず、免疫力を向上してくれる。また、生で食べると、梅雨で体にたまりがちな熱を取ってくれる万能食材です」(前同)

 また生で食べる旬の野菜といえば、この季節においしいのがトマトだろう。

「赤い成分のリコピンには、強力な抗酸化作用があり、免疫力を高めてくれるんです。たとえば、冷やし中華やソーメンを食べる際、細かく刻んだトマト、キュウリ、それに少々のシソ、ミョウガをつけ汁に入れて食べると、本当においしいんですよ。最高の健康食です」(田沢氏)

 生が苦手の人は炒め物にしてみよう。

 一方、焼酎のお湯わりや日の丸弁当に使われる梅干しもまた、漢方の世界では梅雨と猛暑の季節の必須アイテムだという。

「これも余分な水分を体から出してくれる食材の一つです。含まれる塩分は、夏場は脱水予防にもなりますし。蒸し暑い厨房で働く料理人さんたちは、ペットボトルの水に梅を1個入れて少しずつ飲んで予防に役立てています」(平地氏)

 現在の研究では、新型コロナウイルスを撃退する効果は確認されていないが、「梅肉エキスを食べて風邪が治ったという話があるくらい。その抗菌・解毒作用は、古くから知られています」(前同)

■免疫細胞を活発にするバナナ

 では最後に、食後のデザートとして食べたいバナナを紹介しよう。

「食物繊維、糖質、ビタミンB群、カリウム、マグネシウムなどの栄養素がバランスよくとれる素晴らしい食材。1本食べても、お茶碗一杯のごはんの半分にもならない低カロリー食でもあるんです。それに加え、バナナに含まれる成分が、免疫細胞の白血球の働きを活発にすることも分かってきて、さらに健康食材として注目されています」(田沢氏)

 以上、さまざまな食材を取り上げてきたが、「いくら効果が期待できるからといって、毎日、同じものばかり食べていたら、逆効果ですよ」(平地氏)

 30の食材をバランスよく食べ、新型コロナと梅雨バテを撃退しよう!

■梅雨バテ&変異株を撃退「免疫力アップ」食材

オクラ 豊富なβカロテンには免疫活性や、喉や肺などの呼吸器系を守る作用も。ビタミンB 1には夏バテ防止効果もある。

牡蠣(カキ) 豊富な亜鉛には免疫力を高める効果が。同じくタウリン、ビタミンB1・B2は疲労回復効果があり、梅雨バテ対策に◎。

カツオブシ セレンが豊富。中国の研究では、同成分が毛髪に多かったコロナ患者の治癒率が高かったという報告もある。

キュウリ 旬の野菜には、その季節に必要な栄養素が豊富。しかも、今が旬の夏野菜は暑さで火照った体を適度に冷やしてくれる。

ゴマ 豊富なマグネシウムが免疫機能を維持し、体の代謝機能をスムーズにしてくれる。マグネシウムはアオサにも豊富。

サーモン ビタミンA、C、Eに加え、豊富なビタミンDも免疫力アップに密接に関わることが判明。今、注目の食材だ。

タケノコ パントテン酸というビタミンB群に属する栄養が豊富。これには抗ストレス作用があるので、コロナうつ対策にも。

チョコレート カカオ成分に血圧低下、動脈硬化の予防効果が。コロナ禍の運動不足の体に最適だが、高級品でないとカカオは少ない。

トウモロコシのヒゲ 煮て食べる。抗酸化作用の強いビタミンE成分に加え、豊富なカリウムが余分な水分を輩出させ、夏バテ予防にも。

ニンジン ビタミンAが免疫の働きを強化し、ウイルスの侵入をガード。野菜の中で含有量がトップクラス。ホウレンソウにも。

ニンニク 豊富なアリシンの殺菌作用は非常に強力で、12万倍に薄めた液でもコレラ、チフス菌などに有効とされている。

ピーナッツ ビタミンEには強い抗酸化作用が。老化を抑制し、細胞膜を守ってウイルスを撃退する免疫力をアップさせる働きも。

ピーマン 特有の香り・苦み成分のピラジンに夏の冷え改善効果が。ピラジンは、ワタ・種に多く含まれるため、取り除かずに!

ホットコーヒー 冷房&冷たい飲料は体を二重に冷やし、梅雨バテを招く。温かいコーヒーには、血液サラサラ成分のクロロゲ酸も豊富。

ヨーグルト 豊富な乳酸菌、ラクトフェリンというたんぱく質が免疫力を高め、風邪、花粉症、ウイルス性胃炎のリスクを抑制。

リンゴ ビタミンCや、同じく免疫力をアップさせる腸内善玉菌を増やす食物繊維・ペクチンなど多数の有効成分が含まれる。

レモン ビタミンCはマクロファージなどの免疫細胞の働きを強化。風邪の症状緩和やストレス解消にも効果がある。

焼きのり 漢方では肺に働きかけ、タンや利尿などで体内の悪い物を排出させ、熱を取り除く効果があるとされる。

長イモ すり下ろした長イモのネバネバ成分であるムチンは、ウイルスの侵入口である鼻、喉の粘膜を強化してくれる。

緑茶 苦み成分のカテキン、甘味成分のテニアンには、口や喉に入り込んだウイルスを殺菌する効果がある。

関連リンク

  • 6/14 12:00
  • 日刊大衆

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます