桑原は何位?『幽☆遊☆白書』の好きなキャラ、女性にきいたベスト10

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『幽☆遊☆白書』といえば、週刊少年ジャンプにて1990~1994年まで連載され、90年代ジャンプの黄金期を支えた王道バトル漫画。少年漫画でありながらも女性ファンが多かったことでも有名で、アラサー&アラフォー世代には刺さりまくる作品です。

 先日、ファッションブランドのジュエティ(jouetie)が、『幽☆遊☆白書』とコラボTシャツの発売を発表。メインキャラクターの浦飯幽助、飛影、蔵馬のシーンカットが大胆にプリントされており、これはファンなら絶対に“買い”だと思っていたのですが……。おや? メインキャラの一人であるはずの桑原和真の姿が、ない……。この衝撃の事実にネット上はにわかにザワザワ。「桑原がかわいそう」という声が挙がっています。

 果たして、Tシャツのコラボから外されてしまうほど、桑原は人気がないのでしょうか。実態を調査すべく、女子SPA!編集部は幽白世代であろう30~40代の女性に、アンケートを実施。好きなキャラクターを選出してもらいました。

◆同率9位 美しい魔闘家鈴木/朱雀 6.5%

 同率9位に並んだのは、敵キャラである美しい魔闘家鈴木と朱雀!

 美しい魔闘家鈴木は、暗黒武術会編に登場した裏御伽チームの大将で、自称「千の姿と技を持つ男」。準決勝で幻海にコテンパンにされてしまった、噛ませ犬的な立ち位置でしたが、蔵馬と桑原に力を増幅させるアイテムを渡したり、魔界編で蔵馬の誘いで修行を積んだ際は悪態をつく死々若丸を諫めるなど、最終的には味方っぽい存在になっていました。

 ゆえに、彼のランクインはわかるのですが、朱雀は初期の四聖獣編に登場したきりの敵キャラクター。ただし、すこぶるイケメンであったことが女性読者の記憶に強く残っていたのでしょうか。最終回近くで霊界が妖怪を洗脳して悪事を働かせていたことが判明した時、幽助は自分が倒した相手にもそういう妖怪がいたのかもしれないと口にしていましたが、もしかしたらそれは朱雀だったのかも……と思うと切ないですよね。

◆8位 雪村螢子 6.5%

 6位は本作のヒロイン・雪村螢子がランクイン。成績優秀、容姿端麗、時折見せる乙女な表情がとっても可愛い女の子。ただし、幽助の幼馴染だけに性格は豪傑。幽助を怒鳴りつけたりビンタ喰らわせたり投げ飛ばしたりと過激な一面もあり、型にハマったイイコちゃんでないことから、女性人気も高かったようです。

◆6位 コエンマ 8%

 6位も同率。一人は、地獄を司るエンマ大王の息子であるコエンマ。登場当初は幼児の姿でしたが、人間界に来る時は背の高いイケメンになって現れ、そのギャップで女性ファンの心を一気に掴みました。どちらの姿でも口におしゃぶりを咥えたままだったのですが、これは防御魔法の魔封環を使うために霊力を凝縮させるために着けていたことが魔界編で判明しています。

◆同率6位 桑原和真 8%

 そしてそして。もう一人の5位は、最注目キャラの桑原和真! なんとかベスト5入りは果たしたので、メインキャラとして面目躍如といったところでしょうか。しかし、これだけでは桑原の人気が本当に高いのか否か、判断しかねるところ……。というわけで、桑原ガチ勢を自称する桑原ファンの女性に、彼の魅力はどこにあるのかを聞いてみたところ以下のような回答が返ってきました。

・困っている人のために自分のできる限りのことを尽くす人情家。舎弟のピンチを救うために苦手な勉強を克服したことがある。

・動物に優しい(特に猫)。永吉という猫をはじめ数匹の猫を飼っており、猫にデレる姿は正にギャップ萌え

・理屈抜きのカリスマ的な漢気。魔界編の御手洗への対応からも伺えるように、敵味方関係なく助ける為に手を差し伸べる。それが桑原という漢である。

・けして曲がらない、真っ直ぐな人間性。犯罪を嫌い、飼っていた猫を人質にとられて万引きを強要されるも、自腹で買ってポリシーを守り抜いた

・好きな人に一途。一目惚れした雪菜ちゃんへの愛は本物!! 愛の力で瀕死の身体を復活させたり、テレパシーまで可能にしたことがある。

 こうして書き出してみると、確かに桑原は男の中の男。我々は彼の魅力について、考え直してみるべきかもしれません。

◆4位 ぼたん 10.5%

 同率4位には女性キャラ2名がランクイン。まず一人目は、もう一人のヒロインといっても過言ではない、霊界案内人のぼたん! 明るく元気いっぱいの性格で、幽助が生き返った後は、霊界探偵の助手としてのサポートを担っていました。ただ、初回から登場していた主要キャラであるにも関わらず、その過去や家族環境などは全く明かされていません。ある意味、幽白随一の謎多きキャラクターともいえるでしょう。

◆同率4位 幻海 10.5%

 幽助の師匠である幻海も4位。暗黒武術会編では一時的に若返った姿を見せていましたが、これがまた凄まじく可愛い。準決勝で戦った死々若丸をもって「今の姿だったら惚れていたかも」と言わしめた、身も心も美しい女性です。

 かつては同志の格闘家であった戸愚呂と袂を分かっており、妖怪として強いままでありたいと願った彼とは対照的に、人間として年老いて死んでいくことを選びました。戸愚呂の死出の道で最後の対面を果たした際、「本当に、バカなんだから全く」と彼を見送った切ない別れは、胸キュン必至の名シーン。この場面を大人になった今、改めて読んでみるとさらに響くような気がします。

◆3位 飛影 17.5%

 ここで、連載中に圧倒的な人気を誇った、邪眼師・飛影が登場! 実はジャンプ誌面で二度行われた人気投票では主人公の幽助を抑えて、ダントツの一位に輝くという離れ業を見せました。

 幽助が霊界探偵として初めて対峙した秘宝盗難事件の首謀者の一人でありながら、その後は幽助の戦友として数々の戦いを共にしていった飛影。クールな性格と回を追う毎に増していく強さは男性からの支持も熱く、一方でツンデレ的な要素も兼ね備えているのが憎いところ

 離れ離れになった妹・雪菜への深い想いや、魔界編で明らかになった生い立ち、番外編で語られた蔵馬との出会い、魔界の三大妖怪である躯(むくろ)との交流など、比較的数多く語られているバックボーンやエピソードも含めて惹かれる人も多かったのではないでしょうか。

◆2位 浦飯幽助 18%

 さすがは主人公! 浦飯幽助が堂々の2位に躍り出ました。喧嘩好きで素行不良のヤンキーが、子どもを助けたことで死亡(というか、眠ったまま目覚めない状態に)。生き返るために幽体で修行を積んで、この世に戻ってきたはいいものの、その後は霊界探偵として妖怪との戦いの日々。暗黒武術会での優勝を経た後に、実は魔族だったことが判明するなど、ここまで立ち位置の方向転換が激しい主人公はそういないのではないかと思われます(笑)。

 しかし、そこに読者があまり違和感を感じなかったのは、ひとえに幽助の一貫した単純明快なキャラクターにあるのでしょう。手の付けられない不良と言われながらも、その行動原理は「自分がやりたいかやりたくないか」の一点のみ。連載当初から貫かれたその姿勢は、魔界トーナメント編でもいかんなく発揮されておりますが、その清々しいまでのシンプルな思考は、螢子への「結婚しよう」というストレートすぎなプロポーズにも現れています。

 バトル系少年漫画でプロポーズのシーンを、最終回近くではっきりと描いたキャラというのは非常に珍しいし面白い。アラサー&アラフォー女性たちが、幽白を振り返ってみて改めて主人公を支持したのは、こうした側面があるのではないかと思います。

◆1位 蔵馬 24%

 なんと一位は、二位の幽助に大差をつけて蔵馬でした! 植物を操る力を持つ妖狐・蔵馬は、深手を負って南野秀一の受精卵に憑依し人間として生活をしていくうちに、妖狐の時には持ち得なかった優しさや愛情を抱くようになります。幽助と出会った盗難事件でも、秘宝を盗んだ理由が母親の命を助けるようになったため、というのもグっときますよね。

 強く頭のキレる長髪イケメンとして、当時から絶大なる女性人気を獲得していた蔵馬ですが、暗黒武術会編の準決勝で見せた妖狐の姿にさらに人気がヒートアップ。裏浦島のアイテムにより時間を巻き戻されてしまったことで露わになった銀髪の妖狐・蔵馬は、本来の残忍な性格が全面に出てきており、南野秀一とはまた違う方向の魅力満載のキャラでした。魔界編で語られた、かつての相棒である黄泉とのエピソードからも、元の蔵馬の冷酷非道な性格がぞんぶんに読み取れます。

 その上で、暗黒武術会では敵チームであった面々を味方に取り込むなどの策士かつ仲間想いの性格は、恐らく南野秀一と融合したからこそ為せるワザ。はっきり言ってどちらの蔵馬もかっこいい!

 どっちも好き!というファンももちろん多いと思いますが、今回のアンケートでは南野秀一派、妖狐・蔵馬派が一体となってこのような結果になったのではと推測されます。

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 連載開始から20年以上経った今もその人気は衰えることなく続いている『幽☆遊☆白書』。すでにゲームアプリや舞台化もされており、さらにはNetflixで実写でのドラマ化も決定しています。今後もまだまだ新しい動きがありそうで、ワクワクしますね。

 そして、できれば今度は桑原が仲間外れにならないグッズ展開をお願いします……。

【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30~49歳女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2021年6月3日
有効回答者数:30~49歳女性200人

<文/もちづき千代子>

【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama

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