さんま「言うたほうがアカンねん!」超コンプラ意識でマツコの“容姿イジり要求”断固拒否
6月6日放送の『週刊さんまとマツコ』(TBS系)で、明石家さんま(65)とマツコ・デラックス(48)が最近の「コンプライアンス問題」について語り合った。
番組では、かつてさんまとマツコが共演した番組のVTRが流され、マツコは「おっしゃれだった! テレビ、まだおしゃだった。さんまさん!」と興奮気味に語り、さんまも「遊び心がある」とうなずいた。しかし当時の番組は、現在ではコンプライアンス問題にひっかかるため、マツコは「今だったらとてもじゃないけどカットになってるようなのが全然オンエアされてたよ」と回想した。
さんまが「女芸人でも“すいません、さんまさん。ブスイジりしてください”って言うねんけどもな」と最近の出来事を振り返ると、マツコは「ブスデブ、ダメだもんね」と、容姿イジリは完全にNGという昨今の流れに言及。さんまは「かわいそうでかわいそうで」「そいつがネタがあるわけやから。“来てください”って言うけど、いや、言ったほうが損するやろっていう話で」と、イジるにイジれないと苦笑い。
マツコがカメラ目線で「私はいいよ? みんな?」と容姿をイジられてもいいと提案したが、さんまは「アカンねん! 言うたほうがアカンねん!」と言った側が悪になると強調。マツコは、「言った後、私が言うから! この人が悪いんじゃない! って」と力説し、「イジられなくなったら終わりだから……」と悲しそうな表情を浮かべた。
■セクハラ発言でプチ炎上も
多くのバラエティ番組でMCを務めるさんまは、ゲストへのツッコミがセクハラ、パワハラだと取り沙汰され、今の時代にそぐわないといわれることも多い。
2020年放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でハラスメント問題が取り上げられた際、リモート会議でのセクハラ発言という話題になり、専門家が相手の部屋の様子や服装についてイジるのは「リモートセクハラ」とコメント。さんまは「コミュニケーションとして取れないんだ」と納得いかない様子だったが、ネットなどでは「セクハラとコミュニケーションをはき違えている」とプチ炎上。
2021年放送の『踊る!さんま御殿!!』で、ゲストの北乃きい(30)の年齢を聞いた後に「独身ですよね、まだ」「結婚願望はある?」と聞いたこともセクハラ発言だと話題になった。さんまはこれまでにも石田ゆり子(51)やKinKi Kidsなど独身芸能人に結婚についてツッコむ“独身イジり”をしたことがあり、そうした発言も「時代遅れ」だと厳しい意見が上がっていた。
今回、さんまはマツコの「私はいいよ」という提案にも、慎重な態度で返していた。
これからのバラエティで、さんまはコンプライアンスとどう折り合いをつけていくのか、さらに注目されそうだ。