菅田将暉『コントが始まる』黒歴史決定?豪華キャスト好演も惨敗のなぜ

 菅田将暉(28)主演のドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)の第8話が6月5日に放送され、平均世帯視聴率が8.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、第2話以来の8%台に回復したことがわかった。

 同ドラマは、売れないお笑いトリオ・マクベス(菅田将暉・仲野太賀/28・神木隆之介/28)と、ファミレス店員の里穂子(有村架純/28)と、その妹のつむぎ(古川琴音/24)という、20代の男女5人の生きざまを描く群像劇。

 第8話では、マクベスのマネジャー・楠木(中村倫也/34)が、5年前に初めてマクベスに会ってから、懸命に3人の売り込みをしてきた日々を振り返った。4人目のマクベスになったつもりで頑張っていたが、時を重ねるうち、3人との距離が徐々に広がっていたという。

 一方、春斗(菅田将暉)はマクベス解散後の道を何も見つけられずにいて、解散ライブに向け、新たなネタを考えていた。潤平(仲野大河)は酒屋を継ぐため実家に帰る日が多くなり、姉の弓子(木村文乃/33)ら家族と、跡継ぎをめぐる現実と立ち向かうことに。

■物語のピークが遅すぎた?

 また、つむぎと瞬太(神木隆之介)がつきあっていることをマクベスの3人から聞いた里穂子は、つむぎの引っ越しを間近に控え、些細な言い合いから冷戦状態に突入してしまう。そんな中、つむぎが働くスナックに楠木がやってきて……という展開。

 楠木の背景が明らかにり、ドラマを構成するピースが揃ったことで、ようやく物語の歯車が動き出した。最終回へ向けてのV字回復を願いたいところだが、第1話から8.9%→8.6%→7.5%→7.1%→7.0%→6.5%→6.8%と続いた低空飛行から脱出するのは、なかなか難しいようだ。

 その理由を視聴者のツイッター上での反応から探っていくと、 マクベス解散という本筋がなかなか進まず、「内輪ノリが見ていてつまらない」という声が。芸達者な3人が、本当に10年の腐れ縁のような雰囲気を出して見事だったが、気心がしれた役者同志だからこそ、内輪感がより強くなってしまったのかもしれない。

 また、コロナ禍の影響でエキストラを使った街ロケが少なくなり、多くが俳優だけのスタジオ収録に。マクベスの3人の部屋や里穂子の部屋など、閉じた空間で会話劇が展開していたのも、その理由のひとつだろう。

■菅田将暉の将来に影響も

 メインの5人だけでなく、芳根京子(24)や中村倫也、木村文乃など、脇を固める俳優たちの演技も見事で、ドラマファンの間では高い評価を受けるかもしれないが、視聴率的には菅田の黒歴史になってしまいそうだ。

 菅田は、来年1月から放送されるドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)で、“月9”枠の初主演を務めることが決まっている。また、来年度のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、主要キャストの源義経役で出演することも発表されている。

 最終回までどれだけ盛り返せるか(現時点で全何話かは不明)、今後の出演ドラマの前に悪いイメージを残さないために、視聴率を1ポイントでもアップさせたいところだろう。

2021/6/11 6:30

この記事のみんなのコメント

2
  • ゼリー

    6/12 15:35

    同じような役者で同じようなドラマや映画をやってる印象。

  • おやぢ

    6/12 9:57

    全然関係ないけど、この人の名前、長いこと「かんだまさき」って読み間違えてたw

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