選択式問題の答えに“先生の気持ち”、大化の改新を熱演…あなたのまわりにいた“個性的な先生”
本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。5月4日(火・祝)の放送では、会議テーマ「学校の先生図鑑!案件〜いろんなティーチャー大集合〜」と題し、全国のリスナー社員からメッセージを募りました。数多く寄せられたエピソードのなかから、その一部を紹介します。
※写真はイメージです
◆テストの問題文に…
高校時代の国語の先生の話です。その先生には長年の悩みがあり「恋人ができないこと」でした。
毎回授業の前に「合コンでいい男が釣れなかった」「イルミネーションでカップルがイチャついてるのを横目にお酒を買いに行った」などと、赤裸々にさまざまな話をしてくれました。
生徒のみんなも恋物語に興味津々で、先生に恋の進捗を聞いたりしていたのですが、一際盛り上がるのがテストのときでした。なぜかというと、国語の問題文に「傍線部から読み取れる作者の意図として正しいものを次のア~オから選びなさい」というような選択式の問題があったとき、最後の選択肢が必ず“先生の気持ち”なのです。
なかでも「オ.高いお金を払って合コンに参加したのに結果が悪くて悔しい気持ち」と書いてあったときには、テスト中にもかかわらず笑ってしまいました。今となっては良い思い出です(大阪府 21歳 女性)
◆大化の改新の一場面を熱演
印象深い先生は高校時代の日本史の先生です。私は地理を選択していたのですが、隣の日本史の教室から“絶叫にも近い大きな声”“揺れるような足踏み”“黒板を叩く音”が……。何事かと思えば、その日本史の先生が蘇我入鹿になりきり、大化の改新で暗殺された場面を涙ながらに演じきっていたそうです。
授業ですべてを出し切るからか、体は痩せていて授業以外は魂が抜けたようにヨロヨロと歩いていました。しかし、授業を受けている生徒からは「分かりやすい」と大絶賛の声! とても人気の高い先生で、“私も習いたかったなぁ”とうらやましく思っていました(埼玉県 40歳 女性)
◆ユニフォーム姿で登校
僕の高校時代に「阪神」と呼ばれていた先生がいました。その先生は阪神ファンなのですが、学校にスーツではなく阪神タイガースのユニフォーム姿で学校にきて、そのままの姿で授業をする変わった先生でした。
ユニフォームも、当時のレギュラーモデルはもちろん、復刻モデルなど、毎日違ったバージョンのものを着ていて、野球好きの自分にとっては、それを観察するのも楽しみでした。また、阪神が勝ったか負けたかで次の日の授業のテンションが全然違いました(笑)。
今年は久しぶりにタイガースが強いので、毎日楽しい雰囲気で授業をやっているんだろうなぁ、と想像しています(兵庫県 26歳 男性)
◆校長にも黙って「0系」の引退式に…
私の忘れられない先生は、高校時代の電車が大好きな理科の先生です。
新幹線の「0系」が引退するとき、学校を休んでわざわざ見に行かれていました。しかし、そのことを生徒にはもちろん、ほかの先生や校長にも秘密にしていたそうですが、その日の夜のニュースで、バッチリと映っていたそうで、後で、校長にめちゃくちゃ叱られたそうです(苦笑)。
ほかにも、理科の追加予算の申請をして、私たちのクラスだけ愛知万博へ連れて行ってくれたのですが、その理由が“先生がリニモに乗りたかったから”だったり、お土産で切符を生徒に買ってきたり、通知表を渡すのときは電車のDVDを観せたり……とにかく、みんなが呆れてしまうような先生でした。
しかし、そのお陰で私も電車が大好きになり、地元の鉄道会社に就職! 電車の運転士まで経験して、今は小学校の教師をしています。私もちょっと変な経歴をもつ先生をしていますが……(東京都 33歳 男性)
<番組概要>
番組名:Skyrocket Company
放送日時:毎週月曜~木曜17:00~19:48
パーソナリティ:本部長・マンボウやしろ、秘書・浜崎美保
番組サイト:https://www.tfm.co.jp/sky/